銀行カードローンというものは、消費者金融よりも審査が厳しいのが一般的です。
ですから銀行カードローンは少々、借入れのハードルが高いと思うかもしれません。
ですが中には、消費者金融が貸してくれない人に対し、銀行だったら貸してくれることもあります。
その対象になるのが、自らの収入がない、専業主婦です。
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楽天銀行カードローンは専業主婦も申込みOK
楽天は今や非常に大きな企業グループとなりました。
グループ内の楽天銀行も、大きく存在感を増しています。その楽天銀行は実店舗を持たないネット銀行ですので、手続きのすべてはWebでおこないます。
楽天銀行にもカードローン商品名があって、名称は楽天銀行スーパーローンといいます。
最近は専業主婦不可の銀行カードローンも増えてきましたが、楽天銀行なら門戸を開いています。
配偶者に安定収入があれば申込み可と明記されている
楽天銀行スーパーローンは、公式サイトに、専業主婦の申込みが可能である点を明記しています。
楽天銀行に限らず銀行カードローンの特徴は、年収と貸出し可能金額とが法律で明確に関連付けられていないことです。
銀行も社会から貸過ぎ批判を受けて、ローン審査にあたり年収を厳密に見るようになってきました。しかし、消費者金融のように「年収の3分の1までしか貸し出さない」というような法の縛りはありません。
年収の2分の1までしか貸し出さないなど、自主基準を設けている銀行は増えています。
専業主婦がカードローン審査に通る見込みは低い
専業主婦は、消費者金融等の貸金業者から借り入れることができません。
貸金業法には、「年収の3分の1まで貸出し可」というルールがあるので、年収ゼロの専業主婦には貸出可能額が存在しないためです。
専業主婦が借入れできるのは、ごく少ない貸金業者が実施している「配偶者貸付」または銀行カードローンということになります。
銀行カードローンも、専業主婦の申込不可のものが増えていますが、まだ専業主婦を歓迎している銀行もなくはありません。
ただし、銀行だったら消費者金融より審査が楽ということではありません。それどころか、まったく逆で、これは金利を見ればわかります。
銀行カードローンのほうが、消費者金融よりも金利が低いのが一般的です。
楽天銀行スーパーローンは最大金利14.5%、消費者金融は18.0%です。なお金利の比較は、一番高いものでおこないます。
銀行カードローンの金利が消費者金融に比べ低いのは、貸し付けて焦げ付くことが少ないからなのです。焦げ付いてしまうと利益が出ません。
実際には銀行カードローンの場合、保証会社が替わって弁済をしますので銀行に損害はないのですが、保証会社の立場からすると焦げ付きは非常に困ります。
保証会社は銀行カードローンの実質的な審査もしています。
返してくれない可能性の高い人には貸さないので、金利を低くできているのです。
安定収入(返済能力)があることが審査通過には必要
楽天銀行のカードローンであるスーパーローンは、専業主婦も申込み可能な商品のひとつです。
銀行カードローンはもともと審査が厳しく、専業主婦にはさらに厳しくなっています。
このことの簡単な証明が、金利を見ればわかることはご説明しました。
ただし世帯年収が高く、安定しているならば、審査通過の可能性が高まります。
高いだけでなく、安定していることも求められます。
極端にいえば、3か月ごとに200万円の収入がある人より、毎月30万円の収入のある人のほうが、安定性はより高いといえます。
サラリーマン世帯は有利なのです。
収入が安定しており、返済の確実性が高ければ、安定した利息が得られます。銀行もそれだけ貸しやすいのです。
夫の収入が高いと審査に通る可能性がある
収入の安定性はもちろんですが、収入自体高い人のほうが、低い人よりもカードローンの審査に通りやすいことは間違いありません。
このことは、銀行カードローンにおける、世帯全体の収入についても同様です。
銀行カードローンは世帯年収で審査してもらうことができます。ですから、自分自身の収入の低い、またはゼロの妻が申し込むときも、夫の収入が高ければ審査に有利です。
世帯収入が高ければ、貸す側の貸出しリスクが低下するのですから、これは当然のことでしょう。
専業主婦は「世帯収入」で申し込める
楽天スーパーローンなどの銀行カードローンは審査が厳しいものの、夫の安定した年収があれば、それもできる限り高い収入のほうが、審査に通る可能性が高くなります。
収入が、あるにはあるが少ないという主婦にとっても同様です。
といっても、楽天スーパーローンは夫の名義で借りるのではありません。
あくまでも、主婦本人の名義で借り入れることができます。
申込時に夫の同意を得る必要はない
専業主婦の申込みが可能な銀行カードローン商品は、すべて夫の収入をアテにして審査を通してくれるわけです。
であれば銀行としては、カードローン申込みにあたって夫の同意を求めてもよさそうです。実際、求める銀行もあります。
ですが、楽天銀行スーパーローンの場合は、申し込みにあたって夫の同意は不要です。夫の同意なくカードローンを申し込んで、審査を済ませることができるのです。
もちろん、家庭内で借金をするのに相談をしないことの是非は別です。家庭内トラブルを防ぐためには、きちんと話しておくに越したことはないでしょう。
夫の収入でやりくりする妻が、やりくりの一環としてカードローンを使うということは、別に非難される行為ではありません
楽天銀行カードローンの審査通過率を上げるコツ
楽天銀行のカードローンであるスーパーローンをせっかく申し込むのであれば、確実に審査を突破したいものです。もともと審査の難しい専業主婦ならなおさらのことです。
なお前回、別のローンを申し込んで落ちている場合、できれば楽天銀行スーパーローンの新たな申込みまで、半年間開けたほうが無難です。
ローンの申込記録は、個人信用情報に最大6か月残るためです。
申込記録の存在は、新たなカードローン審査に当たって有利に働くことは絶対にありません。
ですから、楽天銀行スーパーローンの審査に落ちたからといって、ただちに次の商品を申し込んでも、申込記録が消えていないうちはまた落ちてしまうでしょう。
では次に、審査通過率を上げるためには、他にどんな方法があるでしょうか。
希望限度額を必要最低限まで下げる
カードローンは、借り手に必要な現金をまとめて貸してくれる商品ではありません。
審査の結果、借入れ限度額を与えてくれる商品です。
借入限度額が設定されるので、すぐに借り入れて利息を発生させる必要がありません。限度額の範囲内で繰り返し、借りたいときに借りることができます。
このカードローンの性質からしますと、必要がないのに高い借入限度額が欲しくなる人もいるでしょう。いつでも多額が借入れできるとすれば、とりあえず安心するものです。
カードローンを申し込んで、希望の借入限度額を設定させてもらえるわけでないのはおわかりでしょう。
とはいえ、希望限度額でない、低い額なら審査を通してくれるというパターンもあります。それならば、ダメもとで高い額を申し込もうと思う人もいるかもしれません。
ですが、限度額は最低限にしたほうが審査は通りやすくなります。
希望限度額より低い限度額ならば審査を通過させてくれるケースだけではありません。ただ単に、審査に落ちてしまうこともあります。あまり欲をかくのはお勧めできません。
カードローンが限度額を与えられる商品だということはつまり、いざというときに役立つ商品だということです。
いざというときに役立てるためには、むしろ小さな限度額でもいいので契約締結を優先するほうがいいです。
限度額の範囲内で繰り返し利用して、しっかり返済をしているなら、利用実績ある有料顧客として、いずれ限度額をアップしてもらえるためです。
もちろん、すぐお金が必要な場合に、必要な限度額で申し込むのは仕方ありません。
ですがローンを長期的に考える場合には、10万円程度の低い限度額で申し込むのをお勧めします。
信用情報をクリーンな状態にする
カードローンに限りませんが、ローンの審査をおこなう金融機関と保証会社は、申込者の個人信用情報にアクセスします。
個人信用情報は、日本に3機関ある信用情報機関に記録されています。
銀行カードローンを申し込んだあとは、最低でも銀行系(全国銀行個人信用情報センター)と、信販系(CIC)または消費者金融系(JICC)の2機関に登録されている、個人信用情報をチェックされます。
過去のローンの記録だけでなく、クレジットカードやショッピングクレジット(クレジットカードによらない分割払い)の利用記録もすべて調べられます。
この際、利用代金滞納の記録があると、新たなローンの審査は非常に困難になります。
1か月程度の支払遅れが1回あった程度なら、絶望というまでのことはありません。
ですが、1年のうちに2回も3回も発生しているようだと、楽天銀行に限らずカードローンの審査は通らないでしょう。
借入れをする以上は、日ごろから滞納などしないようにしておかなければなりません。
なお、クレジットカードやカードローンの滞納の記録は、毎月利用し、きちんと期日までに支払いを済ませていれば、2年間で押し出されて消えてなくなります。
もっとも2~3か月滞納しているようだと、押し出される前に、クレジットカードもカードローンも利用停止になります。これはどうしようもありません。
携帯電話本体をショッピングクレジットで購入することは、あまり意識せずに多くの人がおこなっているでしょう。
この代金は、電話料金と一緒に請求されるので、軽々しく考えてしまう人が多いです。
ショッピングクレジットの支払を、たかが電話代だと認識して滞納させると大変です。
ショッピングクレジットの滞納記録は、押し出されるということがなく、5年は消えないからです。
最近は、これを原因としてクレジットカードが作れない人が増えています。当然、ローンも組めません。
無知によるものであろうが、こうなってしまった人は、もはや借入れは不可能です。
他社借入をなくす
他社の借入れ状況は、新たにカードローンの審査をされる場合はすべて把握されます。
銀行カードローンの場合、年収と借入額とを関連付ける法律(貸金業法における総量規制)がないので、借入れが多いことによって自動的に審査通過不可ということはありません。
それでも、審査にあたって借入額の多さと、借入件数の多さは当然考慮されます。
他社借入額と件数が多過ぎると審査に通りませんので、整理しておくに越したことはありません。
ちなみに、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠については、借入限度がすなわち借入額として捉えられます。
30万円のキャッシング枠は、すなわち30万円の借金として扱われるのです。これは、知らない人が多いかもしれません。
使わないカードローンは、返済が終わっているだけではだめで、解約までする必要があります。
クレジットカードのキャッシング枠も、使わないものなら解約しましょう。
クレジットカード会社のコールセンターに電話すれば、キャッシング枠のみ解約してもらえます。
楽天会員ランクを上げる
楽天会員にはダイヤモンド、プラチナ、ゴールド、シルバーの4ランクがあります。
楽天会員は、楽天市場の利用や楽天カード(クレジットカード)の利用などでランクが上がります。
この楽天会員のランクが高いと、審査が優遇されると、公式サイトにも記載されています。ただし、優遇の中身はよくわかりません。
審査優遇があるとしても、本来審査に落ちる人を拾ってくれるという形での優遇措置があるとまでは考えにくいものです。
銀行カードローンの審査の大部分をおこなっているのは保証会社(楽天カード、またはセディナ)です。
楽天会員ランクというものは、保証会社が審査に当たって参照する個人信用情報に載っている情報ではありません。載っていない情報で、審査内容を変えるのも不自然です。
恐らく、ダイヤモンドやプラチナ会員の場合において、ローン審査の通貨を前提に、利用限度額を上げる形での優遇ではないかと思われます。
利用限度額が上がると金利は自動的に下がるので、この仕組みだとしても、十分に優遇といえるものです。
ですから、期待するぐらいはいいとして、ローン審査の通過を確実にするために楽天会員ランクを上げようとするのは無意味ではないでしょうか。
家賃やローンの支払いを夫に任せる
夫婦は、どちらか一方が収入を得ていたとしても、そのお金は共有財産と考えられます。
ですから、夫婦のどちらが収入を得て、どちらが住宅ローンなどの負担をしていても、夫婦間においては共同して責任を負うものです。
とはいうものの、個人信用情報に借入れが記録されるのは、あくまでも夫婦のうちでローン支払いをする側です。
ですから、夫が住宅ローンの引落しをしているなら、妻のローン審査には反映されないことになります。
賃貸の家賃もカードローン申込み時に申請しますが、夫が負担をするものならば、申告の必要もありません。
この点、上手に振り分けるのがお勧めです。
楽天銀行カードローン審査に通るには収入を作るのが一番の近道
専業主婦OKの楽天銀行カードローンですが、もちろん年収は高いに越したことはありません。
ある程度の安定した収入があれば、世帯年収が増えます。世帯年収が増えれば、当然審査通過率は増します。
借金のために働くわけではないにせよ、働いていれば借金はしやすくなるという関係にあります。
パートやアルバイトで働きに出れば、その分カードローン審査は容易になります。
短期のアルバイトに応募してみる
短期のアルバイトでも、働けば収入になります。
短期の場合は「安定している」とはいえないものの、収入があればそれだけ審査には有利です。
また短期アルバイトでも、更新を繰り返していれば、安定した収入があると銀行にも認めてもらえます。
ネットで出来る副業を始める
副業にもいろいろあります。マルチ商法などを始め、軌道に乗らないのでは持ち出しばかりで収入になりません。
確実な副収入としては、クラウドソーシングなどが流行っています。
ネット上で他人から仕事を受け、これでたとえば月5万の収入があるだけでも、審査は通りやすくなります。
5万円を稼ぐのは意外と大変ですが、もちろん1万でも2万でも、あるに越したことはありません。
楽天銀行カードローンは専業主婦でも審査可!ただし通過は難しい
楽天銀行のカードローン、スーパーローンも専業主婦でも審査に通ることを見てきました。
ただし、通過できるかどうかは、夫も含めた世帯の年収、借入れ状況に左右されます。
年収が高く安定していて、借入れが少ない人なら審査を通過しやすいでしょう。