ネットなどを検索すると、カードローンに関する情報が書かれたブログなどが溢れています。
その中には、オリックス銀行のカードローンを申し込めば、即日融資が可能などと書かれたものも見受けられます。
ですが、現在では即日融資などというサービスを行っていません。どうして、即日融資が無くなったのでしょうか?
その理由について、徹底解説していきましょう。
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オリックス銀行カードローンは2017年まで即日融資ができた
オリックス銀行に限らず、信用審査の甘い銀行のカードローンの場合、即日融資が可能なものもありました。
ですが、現在ではどの銀行でも即日融資が出来なくなっています。
審査当日中に来店してローンカードを受け取ることができた
オリックス銀行のカードローンでは、手続きを行った当日に、カードが発行され融資を受けることも出来ました。
消費者金融などが無人登録機などを使って即日カードの発行を行い融資が出来ることを受け、銀行でもカードローンの審査に時間をかけず、カードが発行されていなくても指定された銀行口座に振り込む形で、即日融資を行っていました。
また、カードの発行も消費者金融同様に即日発行できる銀行などもあり、それが一部問題となったのです。
オリックス銀行カードローンは2018年まで即日融資が不可へ!その理由は?
消費者金融やクレジットカード会社など、貸金業を取り締まる「貸金業法」が2010年に改正され、総量規制が導入されました。
これにより、借入残高が年収の1/3以上の場合には新たに融資が出来ないようになりました。こういった動きは貸金業法の規制を受けない銀行にも派生し、2017年4月以降、自主規制を行う銀行が増えてきているのです。
そして、信用審査も厳しくするよう義務付けられたのです。
全ての銀行カードローン審査に警察データベース照合手続きが追加
2018年1月以降、カードローン審査に警視庁のデータベースに紹介手続きをするよう義務付けられたことにより審査に時間がかかるようになりました。
これまで銀行のカードローンは貸金業法の規制外にありましたので、それほど厳しい審査もなく即日融資を行っていました。
ですが、この甘い審査によって暴力団や詐欺師などの反社会勢力にも融資をしてしまう可能性が指摘されたのです。
これにより、反社会勢力への融資を失くすため銀行でカードローンの審査を行う際に、警視庁のデータベースに照会することが義務付けられたのです。
2017年末から銀行カードローンは自主的に年収制限を設けはじめた
既に、貸金業法によって消費者金融などに導入されていた総量規制ですが、貸金業法の規制を受けない銀行でも自主規制を行うようになってきています。
これにより、銀行によって自主規制の内容に違いはあるようですが概ね借入残高が年収の1/3以上ある場合には新たな融資を行わないようになりました。
同時に、収入のない専業主婦や年金生活者への融資も行わない銀行が増えてきています。
銀行カードローンの審査はスルガ銀行の不祥事でさらに厳しくなる?
スルガ銀行の不祥事は、平成26年ごろに始まった金融緩和政策以降に行われた個人向け融資と不動産投資目的のための融資が対象になりました。
不正に行われた融資の中には所得の改ざんだけでなく、反社会勢力と知りながら融資を行っていたことなどもあり、そのことを受けて銀行の自主規制が更に進む可能性があります。
不祥事の一因は営業部と審査部の距離が近いことにあった
スルガ銀行は、本店が静岡県にあり、主な営業先としては隣接している神奈川県内です。この営業圏内には静岡銀行と横浜銀行という強力な地銀があり、更に神奈川県内には都市銀行も、競争相手として存在していました。
銀行では個人融資よりも法人融資の方が利益が上がり、既に神奈川県内で法人融資を取り付けることが難しい状況の中、スルガ銀行は個人融資に目を向けて業績を伸ばしていきました。
ですが、日銀が行った金融緩和政策によって、他の競争相手となっていた地銀や都市銀行もスルガ銀行より低金利で個人融資に参入してきたのです。
これにより、スルガ銀行では不動産投資融資へと方向転換して行きます。
ここに、収益を上げたい経営陣や支店長から営業部や審査部に対し、融資額増額が厳命されます。営業部は融資不可能な人に対してでも融資が出来るよう審査部をつつきます。
審査部は審査基準を引き下げることで、また不正と分かっていても審査を通さざるを得ない状況に追い込まれます。
通常、カードローンなど、ローンを組む場合の審査は外部の信用会社などに依頼をします。銀行と信用会社に一定の距離があることで、不正融資を防止することが出来ます。
ですが、スルガ銀行の場合には、審査部門と融資先を探してくる営業部門が、一定の距離を保つことが出来ず、不正融資に繋がっていったのです。
地銀カードローンを中心にさらなる審査の厳格化が起こる?
巨大規模のメガバンクなら営業部と審査部が接する機会は少ないですが、スルガ銀行のような小規模地銀は2部門の距離がより小さく、脅迫や密約が生まれてしまいがちです。
このスルガ銀行の不祥事により、同規模の地銀は国から睨まれるのを避けるため、自主規制を加速させる可能性が高いと見ています。
収入の買い方に対する融資を行わない、借入残高が年収の1/3以上の方に新たな融資を行わないなど、銀行による自主規制と、法改正による警視庁データベースへの照会義務が導入されたのです。
2017年まで簡単に融資が受けられた銀行のカードローンは2018年1月以降、簡単に融資されなくなり、今後はさらに審査に通りにくくなると考えられます。
2018年以降に即日融資ができるのは消費者金融のみ
警視庁データベースへの照会義務は銀行にのみ適用されています。その為、消費者金融では相変わらず即日カード発行・即日融資が行われています。
即日融資に対応している消費者金融一覧!即日融資を受ける条件・口コミまとめ
審査は最短30分!自動契約機を使えば申し込みから1時間ほどで融資可能
各社とも自動契約機を導入し、窓口に行かなくても、また窓口営業時間外でも手続きが出来るようになっています。
本人確認の為、自動車運転免許証や健康保険証などを自動契約機コピーし提出すれば、その場で審査が行われ、最短でも1時間程度でカードが発行されます。
高めの金利も無利息期間サービスでカバーできる
消費者金融各社では無利息期間サービスを設け、借りやすい状況を作っています。
例えば、給料日前に定額の融資を受けたい場合、借入から「○日以内」なら無利息になるというサービスを使えば、利息なしで返済が出来ます。
各社で設定金額や日数に違いがありますので、各社のHPなどで確認しましょう。
審査が速い!おすすめの消費者金融カードローン
ここに上げる3社は、大手有名消費者金融でテレビCMでもお馴染みです。
即日に審査が完了し、融資を受けることが出来ます。
アイフル
アイフルは初めて利用する方なら。最大30日間利息0円で借りることが出来ます。また、HPなら融資可能過度化「1秒診断」もあり、申し込み前に借りられるかどうかが判るので便利です。
インターネットのHPを使って申し込む場合、最短30分で審査が終了し、そのままネットで契約手続きも出来てしまいます。
利用限度額が50万円以下で、他社を含めた借入総額が100万円以下の場合には、収入証明書の添付が免除される場合も。
但し、ネット申し込みの場合でも、パスポートや自動車運転免許証などの本人確認書類は、必要です。
また、収入証明書が必要な場合は、勤務先名が入っている給与明細でも大丈夫です。源泉徴収票などの発行を、勤務先にお願いしなくても良いので、安心ですね。
インターネットでの申し込みは、即日契約が出来てしまっても、カードは手元にありません。自宅へ郵送してもらうか、近くの店舗まで受け取りに行きます。
カードレス契約もあり、この場合は、指定する金融機関の口座に振り込んでもらいます。当然、カードが到着前の方でも、同様に指定口座に振り込んでもらえます。
アイフルのカードは、アイフルの店舗にあるATMのほか、セブン銀行やローソン銀行、イオン銀行などとも提携していますので、コンビニで返済と借り入れが可能です。
アイフルの審査基準は?口コミ・評判と審査に落ちた時の対処法を解説
【商品概要】 | |
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貸付利率 | 3.0%~18.0%(実質年率) |
遅延損害金 | 20.0%(実質年率)※賠償額の元本に対する割合 |
契約限度額・貸付金額 | 800万円以内 |
返済方式 | 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式 |
返済期間及び返済回数 | 1回の支払いにつき35日以内または毎月約定日払い |
借入期間・回数 | 最長14年6か月(最大151回) |
貸付対象者 | 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
アコム
アコムもアイフル同様に、初めて利用する方の場合契約日の翌日から30日間金利が0円で融資を受けられます。
ただし、30日間金利0円を利用できるのは返済期日を35日毎で契約した方です。
また、契約の翌日から30日間金利0円ですので、間違えないようにしましょう。
アコムのHPには、30日間金利サービスについて、分かり易く説明してくれています。この辺りはアイフルよりも親切です。
融資可能かどうかの事前診断「3秒診断」は、アコムにもあり、申し込み前に確認することが出来ます。
インターネットでも申し込みの場合、24時間受け付けてくれていますので、何時でも申し込みが出来ます。審査も最短30分で終了します。
審査終了後、そのままネットで契約手続きまで行い、即日指定口座に振り込んでもらえます。(申し込みの時間によって、翌日振込みになります。)カードは後日郵送してもらえます。
アコムの「自動契約機むじんくん」なら、8:00~22:00と利用できる時間が限られていますが、その場でカードが発行され、即日融資可能です。
借入もコンビニ、銀行振り込み(インターネット申込み)、アコムのATMなど、24時間いつでも可能です。
返済も、コンビニATMや、アコムのATMのほか、指定銀行口座からの引き落としも可能です。
ちなみに、アコムは三菱UFJフィナンシャルグループの消費者金融です。
【商品概要】 | |
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貸付利率 | 3.0%~18.0%(実質年率) |
遅延損害金 | 20.0%(年率) |
契約限度額・貸付金額 | 1万円~800万円 |
返済方式 | 定率リボルビング返済方式 |
返済期間及び返済回数 | 最終借入日から最長9年7か月、最大100回 |
必要書類 | 自動車運転免許証または、健康保険証、住基カードなど |
担保・連帯保証人 | 不要 |
プロミス
「パっと、ピッと、プロミス」でお馴染みのプロミスも、アコムやアイフル同様に初めて利用する方の場合30日間利息0円のサービスを行っています。
しかも、こちらは「初回利用」の翌日から30日間利息0円です。
このサービスを利用できるのは、「プロミスをはじめてご利用いただくお客さまのうち、メールアドレスをご登録のうえ、Web明細をご利用いただくお客さま」とあります。
カードレス契約もあり、インターネットで申し込みと契約、借入が全てできてしまいます。
返済も指定口座からの引き落としですので、返済忘れが無く安心です。
インターネットのHPから何時でも申し込みが可能で、審査も最短で30分で完了します。
ネットの申し込み方法が「簡単入力」と「フル入力」の2種類から選択できるのは、プロミスの特徴でもあります。
「簡単入力」の場合、ネットでの入力項目数を少なくし、残りの確認事項を電話で行うというもので、相談しながら申し込みをしたいという方におススメの申し込み方法です。
「フル入力」の場合には、全ての必要項目をネットで入力する方法で、入力が苦にならない方で、電話などをかけられたくない方におススメの方法です。
カードレス契約の場合、振込依頼はインターネットで行えますので、スマホやパソコンから24時間申し込みが可能です。この場合は、指定口座への振込になりますので、申し込むタイミングによっては、申し込んだその日に振り込んでもらえないこともあります。
但し、セブン銀行を利用している方の場合、スマホATMを利用することが出来ますので、カードレスでもセブン銀行のATMから24時間いつでも借り入れることが出来ます。
カード有の契約の場合、カードが手元に届きますので、コンビニや三井住友銀行のATM、プロミスのATMなどから、借りることが出来ます。返済も、これらATMを使って行えます。
【商品内容】 | |
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融資額 | 500万円まで |
契約額 | お客様指定限度額の範囲内で、プロミスが決定した金額 |
金利適用方式 | 単一金利 |
借入利率 | 4.5%~17.8%(実質年率)※新規契約の方対象 |
遅延利率 | 20.0%(実質年率) |
返済方式 | 残高スライド元利定額返済方式 |
返済期日 | 5日、15日、25日、末日の中から、お客様のご都合に合わせて選択 |
返済期間・返済回数 | 最終借入後原則最長6年9か月・1回~80回 |
申し込み可能年齢 | 20歳以上、69歳以下の本人に安定した収入がある方 |
資金使途 | 生計費に限る(個人事業主の場合、生計費及び事業費に限る) |
必要書類 | 自動車運転免許証または、パスポートか健康保険証と住民票 |
担保・保証人 | 不要 |
まとめ
銀行のカードローンでは現在では簡単に審査を終わらせることが出来ず、必ず警視庁のデータベースに照会をかけ、反社会勢力への融資を行わないよう義務付けられています。
その為、以前のように簡単に融資を受けることが出来なくなっています。
アコムやアイフルなどの消費者金融では、貸金業法によって借入残高が年収の1/3以上の方には追加で融資をしない、安定した収入のない学生や専業主婦、年金受給者などには融資を行わないよう指導されています。
とはいえ、銀行のように審査に対する規制はそれほど厳しいものではなく、即日に簡単に融資を受けられるというお手軽さに変わりはありません。
スルガ銀行が起こしてしまった、投資用不動産取得のための不正融資は多くのサラリーマンなどに多額の借金だけを残す結果となり、融資審査の厳格化が求められる結果となりました。
このことにより、銀行でのカードローンなどの融資における審査が厳しくなっていったのです。
即日にでも融資を受けたいと考えているのであれば、銀行ではまず無理です。審査に最短30分という短時間で結果を出してくれる消費者金融を選択肢の1つとして考えてみては如何でしょうか?