イオン銀行カードローン

イオン銀行にはおまとめローンがない!カードローンのおまとめにおすすめの消費者金融

イオン銀行にはおまとめローンがない!カードローンのおまとめにおすすめの消費者金融

生活費が足りないときにATMですぐ借り入れができるなど、カードローンは非常に便利な存在です。

しかし、便利さゆえにあちこちの消費者金融からお金を借りてしまい、いわゆる「多重債務」の状態に陥ってしまっているという人も少なくありません。

そんなときに頼りになるのが「おまとめローン」ですが、どこの金融機関でも用意されているというわけではありません。

この記事では、イオン銀行でおまとめローンを利用する方法などについて探っていきます。

※本ページにはPRが含まれます。

イオン銀行に「おまとめローン」という商品はない

「イオン銀行」は、大手流通の「AEON(イオン)」グループが展開する銀行で、メガバンクなどと比較すると身近で使い勝手のよい銀行として多くの利用者を集めています。

「イオン銀行カードローン」をはじめ、「教育ローン」「住宅ローン」などさまざまな商品を展開しています。

ローンの対象は多岐にわたり、ペットを対象にした「ペットローン」や、趣味を対象にした「サブカルローン」といったものまでラインアップしています。

しかし、残念ながら「おまとめローン」という名前の商品は用意されていません。

そもそもおまとめローンとは?

「おまとめローン」はよく使われる言葉ですが、法律などによって明確に定義されているものではありません。

一般的には「複数の借入先からの借入金を一本化するローン」を指す慣用的な表現です。

実際におまとめローンという名称を持つローンを用意した金融機関もありますが、内容は金融機関によって異なることがあります。

それとは逆に、おまとめローンという名前がつけられていない場合でも、他社からの借金を一本化できる商品が数多くあります。

イオン銀行カードローンの基本情報

利用できる方
  • 日本国内に居住している方か永住許可を受けている外国籍の方
  • 契約時の年齢が満20歳以上65歳以下の方
  • 本人に安定かつ継続した収入のある方
資金使途 原則自由(事業性資金は不可)
取引期間 1年ごとに自動更新
借入利率 年3.8%~13.8%
遅延損害金 年14.5%
手数料 不要
自動融資 イオン銀行の普通預金口座を返済口座に指定している場合、自動支払いで残高が不足する場合は不足分が自動融資される
返済方法 毎月20日の約定返済日に前日末日の借入残高に応じて返済
担保・保証人 不要
問い合わせ先 イオン銀行コールセンター
【電話番号】0570-000839
【受付時間】9:00~18:00(年中無休)

イオン銀行カードローン」は、年会費・入会金ともに無料であるほか、コンビニATM手数料も無料であることが特徴です。

「イオン銀行ATM」はもちろんのこと、多くのコンビニに設置されている「E-net(イーネット)」及び「ローソンATM」が対象です。

また、ATMの営業時間であれば24時間365日無料で利用することが可能です。

利用条件は「日本国内居住者・外国籍の場合は永住許可」「満20歳以上満65歳未満」「安定した収入」などがあります。

パートやアルバイト、専業主婦(夫)でも申し込むことが可能です。

借入金利は利用限度額及び審査状況などによって異なります。

【基準金利】
利用限度額 適用金利(年)
10万円~90万円 11.8%~13.8%
100万円~190万円 8.8%~13.8%
200万円~290万円 5.8%~11.8%
300万円~390万円 4.8%~8.8%
400万円~490万円 3.8%~8.8%

郵送不要・口座不要で作れる便利なカードローン

「イオン銀行カードローン」はインターネットで申込みを行うことが可能です。ネットに必要事項を入力するだけで申込みは完了します。

また、審査に必要な本人確認書類や収入証明書はPCなどからアップロードすることができるため、郵送なしの迅速な手続きが可能です。

審査完了後に5日程度でローンカードが配送されますが、指定口座に振り込み融資を依頼することもできます。

返済はATMや指定口座からの引き落としを選択することが可能です。

どちらも指定口座には他の金融機関の普通預金口座を利用することができるため、イオン銀行の口座を作成しなくてもカードローンを作ることができます。

もちろん、ATMのみでの利用も可能です。

銀行カードローンの審査難易度は厳しい!その理由は?

銀行カードローンは、利用希望者の年収や勤続年数などについて一定の社内基準を設けていることが多くあります。

そのため、消費者金融などと比較すると審査は厳しくなる傾向があります。

また「イオン銀行カードローン」は、保証会社に「イオンクレジットサービス株式会社」または「オリエントコーポレーション株式会社」を指定しています。

これらの保証会社は、「アコム」などの消費者金融に比べて、かなり厳格な審査を行うことに留意しておく必要があります。

低金利のカードローンほど審査は難しい

カードローンの金利は低いに越したことはありませんが、その分審査が厳しくなってしまうというデメリットもあります。

これはカードローンの利息の性質によるものです。利息は一般の商品やサービスのような「利用料」や「手数料」ではありません。

金融などでは「リスクプレミア」といわれており、「貸し倒れのリスク」に対する対価なのです。

つまり、年収をはじめとする属性が高く貸し倒れのリスクの高い人の利息は低くなり、属性の低い人は利息が高くなるという性質を持っています。

逆の見方をすれば、利息を低くするためには厳しい審査を通す必要があるということになるのです。

2018年以降銀行カードローンの審査基準は更に高くなる!

銀行カードローンは「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」で情報を共有するなど、個人信用情報に関しては厳しくチェックを行います。

さらに2018年1月からは、融資の際に警視庁データベースに照会を行うことが義務付けられています。

これは、主に反社会勢力への融資を未然に防ぐことが目的です。

銀行系カードローン会社と警察が共同で情報を管理することで、反社会勢力だけでなく前科なども審査でみられることになり、いっそうの審査の厳格化が想定されています。

また、「貸付自粛」という制度も施行されることになっています。

家族間などで借金トラブルを起こした人は、近親者から申し立てられて融資を受けられなくなる可能性もあります。

イオン銀行のフリーローンならおまとめ利用できる!

イオン銀行には「フリーローン」という商品が用意されており、これは一般的なおまとめローンとして利用することも可能なローンです。

「資金使途は原則自由」であることが最大の特徴で、借入限度額は30万円から700万円と幅広く設定されています。

担保や保証人が原則不要で、オリックスクレジット株式会社が保証会社に設定されています。「イオン銀行カードローン」と同様に、インターネットで申し込みや審査などの手続きを進めることが可能です。

ただし、ローンの契約書は自著・押印は必要であるため、郵送でのやり取りになります。

利息は年利3.8%から年利13.5%に設定されており、カードローンなどと比較してもかなり有利な金利設定です。

インターネットバンキングとの親和性も高く、一部や全額などの繰上げ返済を随時行うことができるようになっています。

返済期間は最大8年間まで設定することが可能であるため、おまとめローンとして計画的に返済していきたいという人に向いたローンです。

フリーローンと目的型ローンはどこが違う?

イオン銀行では、フリーローンと条件の似た商品として「目的ローン(イオンアシストプラン)」がラインアップされています。

名前の通り、使途について限定されている商品です。

「自動車ローン」「教育ローン」「住宅ローン」など、一般的なものは一通り揃えられています。

また、「輝く女性サポートローン」というイオン銀行オリジナルの商品も用意されています。これは、語学やビジネススクールなどの自己投資やエステなどの自分磨きといった、「女性が輝くための資金」として幅広い目的に使うことができます。

「サブカルローン」もユニークな目的型ローンです。コスプレやフィギア、鉄道やイベント参加など、さまざまな趣味の軍資金として利用することが可能です。

これらの目的型ローンは、借入限度額が30万円から700万円とフリーローン同等の枠が設定されています。

利息は年利3.8%から年利8.8%と、目的を限定することで非常に有利な設定となっているのがフリーローンとの大きな違いです。

イオン銀行フリーローンと消費者金融おまとめローンはどちらがお得?

おまとめローンは複数の借金を一本化するという目的上、ある程度の枠の広さが大前提となります。

イオン銀行のフリーローンは借入限度額が最大700万円であり、おまとめローンの枠としては十分すぎるほどです。

一方、一般的な消費者金融の借入限度額は300万円前後で、大きいところで500万円前後です。枠としてはイオン銀行が有利になります。

もっとも気になるのが利息です。

イオン銀行の利息は年利3.8%から年利13.5%である一方、消費者金融の利息は年利7%前後から18%前後であることが一般的です。

利息の面でも、イオン銀行のフリーローンは消費者金融のおまとめローンよりもかなり有利になるといえます。

銀行ローンのおまとめ利用は難しい!消費者金融おまとめローンがおすすめ

銀行ローンは枠が広く、利息も消費者金融に比べてかなり低いことがほとんどです。

しかし、それはあくまで審査を通過できた場合の話です。

利用限度額が高く表記されていても、非常に審査が厳しいため、おまとめローンとしては役に立たない枠しか融資できないケースが少なくありません。

また、限度額が低い場合は、かえって利息が高くなる可能性もあります。

かなり年収が高いなど、属性に自信がある場合を除けば、はじめから消費者金融を利用した方がメリットが多いかもしれません。

消費者金融では漠然としたフリーローンでなく、「おまとめローン」という名前で堂々と借金を一本化して利用できる商品も多く用意されています。

安心して利用したいのであれば、消費者金融のおまとめローンがおすすめです。

消費者金融おまとめローンを使った結果をシミュレーション

ローンをまとめて一本化することの最大のメリットは、毎月の返済額を減らすことができるということです。

実際におまとめローンで借金をまとめると、どのようになるのかをシミュレーションしてみましょう。

例えば、「消費者金融A社30万円(年利18.0%)」「消費者金融B社60万円(年利17.0%)」「消費金融C社90万円(年利16.0%)」という3社から借金をした場合を考えてみます。

「A社11,000円」「B社16,000円」「C社23,000円」がそれぞれの毎月の返済額はとなります。3社を合わせると「50,000円」が毎月の返済金額となります。

「3社の借金の総額180万円」を「年利15.0%・7年3ヶ月」のおまとめローンを利用して一本化してみると、「34,000円」が毎月の返済額となります。つまり毎月の支払いが「16,000円」少なくなるという計算です。

このように、おまとめローンを利用すれば毎月の返済にかなり余裕が生まれることは明らかです。

何より、多重債務者にとってもっとも恐ろしい「新しい借金」が増えることを防いでくれます。

計画的に返済していけるため、完済までの道のりも明確になります。

おまとめローンのもうひとつのメリットは、利息部分の負担を大幅に軽減できるということです。

多重債務者のほとんどは、限度額の低い小口のローンを複数の消費者金融から借りているため、かなり高い利息を払っています。

そのため、一生懸命に返済を行ってもなかなか借金が減らないのです。

おまとめローンは低めの金利で借金をまとめることができるため、借金の返済総額もかなり圧縮することが可能です。

人気の消費者金融おまとめローンランキング!

1位 アイフル「おまとめMAX」

貸付利率 3.0%~17.5%
貸付金額  1万円~800万円
返済期間 最長10年
返済方式 元利定額返済方式
担保・保証人 不要

「アイフル」は代表的な消費者金融のひとつです。ここで用意されている「おまとめMAX」は、その名のとおりおまとめローン専用の商品です。

借金の一本化を目的とした商品であるため、他社での借り入れがあって当然という前提で審査を行います。そのため、銀行系ローンと比べるとかなり審査が通りやすいといえます。

また、おまとめローンで気になる融資枠は、最大500万円に設定されています。利息は年利3.0%から年利17.5%です。

消費者金融でおまとめローンの利用を検討しているのであれば、おすすめの商品です。

2位 プロミス「おまとめローン」

貸付利率  6.3%~17.8%
貸付金額 300万円まで
返済方式 元利定額返済方式
担保・保証人 不要

CMなどでおなじみの「プロミス」でも「おまとめローン」がラインアップされています。

利息は年利6.3%から年利17.8%と標準的で、限度額は300万円とやや小さめです。

一見不利なようですが、300万円に近い融資枠が下りれば、かなり低めの金利で利用できるという可能性が高くなります。

他社での借り入れ総額が200万円から300万円という人なら、申し込んでみる価値のあるおまとめローンです。

3位 アコム「借換え専用ローン」

貸付利率 7.7%~18.0%
貸付金額 1万円~300万円
返済方式 元利均等返済方式
担保・保証人 不要

アコムでは「借換え専用ローン」という商品が用意されています。

名前のとおり、本来は借換えが目的のローンですが、もちろんおまとめローンとして利用することができます。

利息は年利7.7%から18.0%で、利用限度額は300万円です。

標準的な条件ではありますが、最大手消費者金融のひとつだけあって、対応やフォローの体制も万全です。

初めての人でも安心して利用することができるのが強みです。審査も銀行系ローンほど厳しくありません。

どのおまとめローンを使うか迷った方へ!おすすめの相談先

このように、おまとめローンにはさまざまな商品があり、そろぞれメリット・デメリットがあります。

どうすれば良いか迷ってしまった場合は、第三者に相談するという方法もあります。

もちろん、直接金融機関に相談して、有利な条件でおまとめローンを組むことができれば問題はありません。しかし、おまとめローンの利用を考えているということは、多重債務の悩みを抱えているということでもあります。

返済が厳しい場合は、弁護士や司法書士など債務整理の専門家や、公的機関に相談した方がよいかもしれません。

消費生活センター多重債務相談窓口

「消費生活センター多重債務相談窓口」は「独立行政法人国民生活センター」が運営している相談窓口です。

借入先が多く、既に返済が滞りがちな場合はこちらに相談することがおすすめです。

場所は全国各地に設けられており、最寄りの消費者センターに設置されている「特別窓口」で多重債務などの相談をすることができます。

特別窓口がないセンターもありますが、その場合は通常の窓口で相談を受け付けています。

日本クレジットカウンセリング協会

「公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会(JCCO)」でもおまとめローンの相談が可能です。

電話相談(多重債務ほっとらいん)やカウンセリングを無料で行っており、公正・中立なアドバイスが最大の特徴です。

かなり深刻な多重債務の悩みでも的確なアドバイスを仰ぐことができます。

任意整理などの債務整理に関しても無料でサポートしてもらうことができるほか、家計管理などのサービスも無料で受けることができます。

債務や生活全般を見直したい人は相談してみることをおすすめします。

日本貸金業協会

「日本貸金業協会」は、全国のクレッジットカード会社や信販会社、消費者金融などが加入する認可法人です。

また、業界唯一の自主規制機関でもあります。貸金業者の業界団体ではありますが、利用者サポートの一貫として、債務問題に関する相談窓口も開設しています。

窓口は無料で開放されており、専門の相談員が借金問題などについてアドバイスを行います。

債務問題が深刻な人に対しては「生活再建支援カウンセリング」も用意しているため、生活不安などがある場合は一度相談してみるとよいでしょう。