北海道銀行カードローン

北海道銀行カードローンの「おまとめローン」として利用できる「ラピッド」の特徴

北海道銀行カードローンの「おまとめローン」として利用できる「ラピッド」の特徴

おまとめローンは、複数の借金を一本化した上で確実な返済を目指すという目的型ローンの一つですが、北海道銀行にはおまとめ専用のローン商品がありません。

カードローンごとに返済日や月々の最低返済額が異なる上、少額の借入れの場合は金利が高い傾向にあります。

返済時のATM手数料も、長い目で見ると高額な負担となります。

そこで、カードローンを利用して借金を一本化することが可能かどうかを、北海道銀行や消費者金融のローン商品の特徴を確認しながら詳しく解説します。

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北海道銀行に「おまとめローン」という商品はない

北海道銀行には、複数のカードローン等の借り換えに特化した融資商品が提供されていません。

一方、北海道銀行カードローン「ラピッド」は最大800万円まで借りることができるので、効率的な返済を目的に活用することが可能です。

また、証書貸付タイプの「ベストフリーローン」は、最大融資限度額が「ラピッド」より低い300万円までですが、借り換えOKと宣伝されているため、返済に専念する場合には選択肢の一つとして考えられます。

そもそもおまとめローンとは?

おまとめローンは、複数のカードローンやクレジットカードの負債を一つにまとめて、効率的な返済を目指すための融資商品です。

おまとめローンでは高額の融資金額が用意されることから、借り換え後の金利が低くなる傾向にあります。

返済期間も5~10年に設定されているため、月々の返済額が減るというメリットも生まれます。

債務整理と異なり元本や利息は減額されないものの、楽に返済していくことが可能となります。

北海道銀行カードローン「ラピッド」の基本情報

融資対象  融資時に満20歳以上75歳未満の方
融資金額 1万円~800万円(1千円単位)
融資利率 年1.9%~14.95%(固定金利)
返済期日 毎月指定日の返済、又は35日ごとの返済
返済方法 ローンカードを使って、北海道銀行ATM・コンビニATMへ入金

借入残高に対する最低返済額は、借入限度額400万円を境に変わります。

限度額400万円以下の返済額は、次のとおりです。

借入残高 最少返済額
10万円以下  2,000円
10万円超20万円以下  4,000円
20万円超30万円以下  6,000円
30万円超40万円以下  8,000円
40万円超  借入残高が10万円増すごとに2,000円を追加

また、限度額が400万円を超える場合は、次の最少返済額となります。

借入残高 最少返済額
10万円以下 1,000円
10万円超20万円以下 2,000円
20万円超30万円以下 3,000円
30万円超40万円以下 4,000円
40万円超 借入残高が10万円増すごとに1,000円を追加

北海道銀行カードローンはネット完結申し込みに対応

ラピッドでは、24時間Webでの申込みを受け付けています。

電話窓口も24時間対応のため、気になる点を相談しながらWeb申込みを進めていく使い方もできます。

本審査に必要な本人確認資料・収入証明書類は、画像を取り込んで専用ページからアップロードします。

本審査通過後、Web上で契約内容に同意すれば契約完了です。

ローンカードは後日郵送されてきますが、カード到着前に指定口座宛に融資金額を振り込んでもらうことができます。

銀行カードローンの審査難易度は厳しい!その理由は?

ローン審査にあたっては個人信用情報が利用されますが、銀行が主に加盟する全国銀行個人信用情報センター(KSC)では、CICや日本信用情報機構(JICC)では登録項目とされていない郵便不着の有無も登録対象とされています。

ローン等の申込状況も、1年を超えない期間登録されます。

したがって、消費者金融やクレジットカード会社よりも細かな精度で審査が行われると考えられます。

また、申込みから1年以内に複数の銀行カードローンに申込んでいる場合は、多重申込みとして慎重に審査が行われます。

低金利のカードローンほど審査は難しい

融資金利が高いほど銀行の収入が多くなるため、返済不能による多少の貸し倒れがあったとしても経営への影響が少なくて済みます。

一方、融資金利が低い場合には元々の収入が少ないため、貸し倒れによる経営への影響が出やすくなります。

経営への影響を最小限にしつつ安定した融資サービスを提供し続けるため、銀行や保証会社は返済能力や安定収入の有無について入念に審査を行い、貸し倒れリスクが少ないと考えられる人に限って融資を行うようにしています。

2018年以降銀行カードローンの審査基準は更に高くなる!

全国銀行協会は2017年3月に、カードローン融資にあたり年収に対する借入比率を意識した審査を行うよう申し合わせを行いました。

その後、2018年1月に金融庁から「銀行カードローン検査中間とりまとめ」が発表されたことを受け、他社を含めた融資限度額を年収の2分の1としたり、50万円以上の融資の際に年収証明書類を求めたりする銀行が増えています。

このため、借入総額が多い場合には多重債務防止の観点から厳しい審査が行われると考えられます。

北海道銀行ベストフリーローンならおまとめ利用できる!

北海道銀行ベストフリーローンは、事業資金以外であれば使い道が自由なので、他社のカードローンやクレジットカードリボ払いの残債をまとめる目的で利用することができます。

最大融資限度額300万円で、他のおまとめ可能なローンと比べると低めの設定です。融資金利は年3.8%~14.0%なので、消費者金融のカードローンの借り換えでは利息負担が減ると考えられます。

Webや郵送で契約手続きを行うことができるため、平日日中に銀行窓口に行くことができない人にも融資を受けるチャンスがあります。

Web完結型と郵送申込型とでは、保証会社が異なります。Web完結型では(株)オリエントコーポレーション、郵送申込型ではアコム(株)が、それぞれ保証会社となります。

アコム(株)はラピッドの保証会社でもあるため、ラピッドで審査に通らなかった場合はベストフリーローンでも審査に落ちる可能性があります。

信販会社と消費者金融では審査基準も異なるため、状況に応じて申込方法を選択するとよいでしょう。

使いみちの確認書類は提出不要

ベストフリーローンを申込む際には、資金使途の欄で使いみちを申告することになっています。

おまとめ目的で利用する場合には「債務返済(借換)」を選択しますが、融資前後に他社の残高証明書や完済証明書を提出する必要はありません。

仮に、融資を受けた後に予定通り他社の借金をまとめなかった場合は、銀行に対して虚偽の申告をしたことになり、一括弁済の対象となってしまいます。

一括弁済を免れた場合でも、ベストフリーローンの分だけ返済負担が増すことになるため、借りたお金はすべて他社の返済に充てましょう。

最長7年まで借りられる!計画的な返済プランが立てられる

北海道銀行ベストフリーローンでは、6か月単位で最大7年間(84回)での返済が可能です。

融資後に返済期間を延長することはできないので、無理なく返済するために長めの返済期間で契約するとよいでしょう。

公式サイトでローンシミュレーションを行うことができるので、あらかじめ返済計画を立てた上で申込むことが可能です。

ボーナス月に返済額を増額することはできませんが、銀行所定の手数料を支払うことで元金の一部又は全部を繰り上げ返済することもできます。

繰り上げ返済を希望する場合は、約定返済日の10日前までに銀行に相談しましょう。

銀行ローンのおまとめ利用は難しい!消費者金融おまとめローンがおすすめ

フリーローンを含め銀行融資の自主規制が強化されているため、一時的とはいえ借金総額が大きく増える融資に、銀行は慎重な姿勢を持っているものと考えられます。

一方、消費者金融では一般のカードローンとは別に、おまとめ専用のローン商品も提供しています。

既に年収の3分の1以上の借入がある場合でも、借金の一本化で利息負担が軽減される点で借り手に有利になる契約となるため、貸金業法の総量規制の例外として融資ができることになっています。

借り手の状況に応じた柔軟な審査スタイルを持っていることから、消費者金融のおまとめローンの利用がおすすめです。

消費者金融おまとめローンを使った結果をシミュレーション

アイフルが提供するおまとめローン「おまとめMAX」を利用して、3社で総額200万円の借金をまとめた結果をシミュレートしてみましょう。

借金をまとめる前の毎月の返済額は合計48,000円、総支払額は2,943,839円となります。

社名 借入額 金利 月々の返済額 完済までの総支払額
A社 50万円 18.0% 15,000円  698,327円(47回)
B社 120万円 15.0% 20,000円 1,843,989円(74回)
C社 30万円 18.0% 10,000円 401,523円(41回)

なお、すべての回をコンビニATMで返済した場合、ATM手数料は最大34,992円(1回あたり216円で計算)となります。

3社の債務を「おまとめMAX」でまとめた後の月々の返済額を、返済年数ごとに見ていきます。金利は12.0%と仮定します。

返済年数 月々の返済額 総支払額
5年(60回) 45,000円 2,645,006円
7年(84回) 36,000円 2,912,146円
10年(120回) 29,000円 3,368,566円

返済年数が5年又は7年であれば、月々の返済を少なくしながらも総支払額を抑えることができる例です。

支払回数や融資利率によっては、月々の負担が軽くなっても総支払額が増えるというケースが考えられるため、申込前の相談をおすすめします。

人気の消費者金融おまとめローンランキング!

1位 アイフル「おまとめMAX」

貸付金額 1万円~800万円
貸付利率 3.0%~17.5%
返済期間 最長10年(120回)

アイフルは大手金融機関のグループに属さず、顧客の状況に応じて独自の審査を行うことで知られています。

最大800万円までのおまとめに対応し、消費者金融からの借金だけでなく、銀行カードローンやクレジットカードの債務も一本化できることが特徴です。

アイフルを初めて利用する人には、おまとめMAXと同条件で「かりかえMAX」の利用が可能です。

2位 プロミス「おまとめローン」

貸付金額  300万円まで
貸付利率  6.3%~17.8%
返済期間 最長10年(120回)

消費者金融やクレジットカードでのキャッシングのおまとめに対応したローンです。

貸金業法に基づき債務返済をサポートする商品のため、審査に通った際は他社より低い金利が設定されます。

審査時には個人信用情報を用いて債務総額が確認されるので、申込み時に他社の借入状況がわかる書類を提出する必要はありません。

自動契約機又は店頭での申込みに限られます。

3位 ノーローン「かりかエール」

貸付金額  10万円~300万円(ノーローン契約者は400万円)
貸付利率 12.0%~18.0%
返済期間 最長8年(96回)

貸付金額の2.0%~3.0%の範囲内で毎月の返済額が設定されますが、おまとめ前後で総返済額が変わらないケースも考えられます。

ただ、かりかエールで借金をまとめることで利息負担は減るため、結果的に早期に完済できる可能性はあります。

なお、ノーローンを契約している場合は、かりかエールの契約と同時に解約となります。

どのおまとめローンを使うか迷った方へ!おすすめの相談先

債務整理の相談窓口は多数用意されている一方、借金の計画的返済に向けての相談窓口は少ないのが現状です。

家計診断の一環として、ファイナンシャルプランナーに相談することも可能ですが、相談料金が必要となるケースが多いです。

公正・中立な立場で借金問題のアドバイスを受けられる機関を、3つご紹介します。いずれも公的機関のため、相談料は無料です。

消費生活センター多重債務相談窓口

消費生活センターでは全国各地に多重債務相談窓口を設けており、借金問題の解決方法のアドバイスを行っています。

家計に対するアドバイスを受ける流れでおまとめローンの利用に支障がないかの相談は可能ですが、ローン商品の比較検討の相談には応じてもらえない点と、債務整理を勧められる可能性がある点に留意が必要です。

消費者ホットラインや自治体の消費者センター(消費生活相談窓口)でも相談対応を行っています。

日本クレジットカウンセリング協会

日本クレジットカウンセリング協会では、多重債務ほっとライン(ナビダイヤル)や全国21か所の相談室で消費者ローンに関する相談対応を行っています。

相談室へ来所可能であることを条件に、協会所属の弁護士やカウンセラーとの面談で家計診断等のカウンセリングを行い、希望により任意整理の手続きを依頼することも可能です。

相談室までの交通費が必要ですが、任意整理を含め完全無料での対応を受けられる点がメリットの一つです。

日本貸金業協会

日本貸金業協会では、ナビダイヤルや協会支部での面談による生活再建支援カウンセリングを提供しています。

多重債務の再発を防ぐための行動パターンの改善や、健全な家計を維持する方法について助言指導を行っています。

公式サイトでは、1か月の収入・支出を入力することで全国家計調査データを基に家計の健全度や収支バランスを確認できるサービスが提供されています。

借金の返済期間や金額を試算することも可能です。