三井住友銀行カードローンは無担保・低金利が魅力の銀行系カードローンですが、効率的な返済の仕方を把握していれば、さらにお得に利用することが可能です。
反対に言えば損する返済の仕方もあるわけですから、どうせならお得に利用したいものです。
そこで今回は、三井住友銀行カードローンの返済方法とお得に返済するコツをご説明したいと思います。
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三井住友銀行カードローンの返済方法
三井住友銀行カードローンの返済には2通りの方法があります。定例返済と臨時返済です。
順にご説明します。
毎月の定例返済
三井住友銀行カードローンの基本的な返済方法は定例返済です。
これは借り入れた金額に応じて、定められた金額を毎月返済していくシステムです。
毎月一定の金額さえ返済してれば良いわけですから、短期的に考えれば負担の少ない返済方法といえます。
具体的金額については以下の通りとなっています。
三井住友銀行ローンでは月々最低2千円からの返済となっており、借入残高が多いほど月々の返済額も高くなっていきます。
利用残高と定例返済金額
借入残高 | 定例返済金額 |
---|---|
2千円未満 | 返済時の利息金額と借入残高の合計額(上限2千円) |
2千円以上50万円以下 | 10万円以下の場合2,000円 ※以後、借入残高が10万円増すごとに2,000円増加 |
50万円超300万円以下 | 60万円以下の場合11,000円 ※以後、借入残高が10万円増すごとに1,000円増加 |
300万円超500万円以下 | 350万円以下の場合40,000円 ※以後、借入残高が50万円増すごとに5,000円増加 |
500万円超800万円以下 | 600万円以下の場合60,000円 ※以後、借入残高が100万円増すごとに5,000円増加 |
三井住友銀行では返済日指定が可能
三井住友銀行カードローンでは、上記でご説明した毎月の返済日を5日、15日、25日、月末日の4日から選ぶことができます。
給料日の後など返済資金を確保しやすい時期を返済日に充てることができるわけです。
利用者の個々の生活状況に柔軟に対応したシステムといえるでしょう。
好きなときに返せる臨時返済
定例返済とは別に、いつでも好きな時にいくらでも自由に返済することもできます。
これが臨時返済です。ただし利息以上の金額を入金する必要があります。
また、指定の約定返済日までに臨時返済を行った場合は、次回の約定返済は繰り越されます。
たとえば、約定返済日が毎月25日、約定返済額が4万円だとして、4月20日に臨時返済で6万円返済した場合、4月25日の約定返済による支払いはパスされて、次回の約定返済が5月25日となります。
返済はどこでできるの?
返済に利用できるのはATM、銀行振込、口座振替、インターネットバンキング(SMBCダイレクト)の4つです。
特にATMは何かと便利です。
利用できるのは三井住友銀行のものだけではなくローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップなど、ほとんどのコンビニエンスストアに設置されているATMで返済が可能です。
またローン専用カードでのみ利用可能となりますが、ゆうちょ銀行のATMでも返済することができます。
なお口座振替については、他行の預金口座を利用することはできません。三井住友銀行の預金口座を開設している必要があります。
返済が滞ると遅延損害金が発生
三井住友銀行カードローンでは、毎月決まった金額を返済すれば問題ありません。
一方、この定例返済が滞ると遅延損害金が発生してしまうので注意が必要です。
通常の利息とは別に、借入残高に対して年利19.94%を日割りした額が遅延発生日から解消されるまで毎日加算されることになります。
三井住友銀行カードローンの最大金利は14.5%ですので遅延期間内は通常の倍以上の利息がかかることになります。
いわずもがな、利用者にとっては完全に無駄な出費となります。
金額の問題だけではありません。遅延が発生するとその履歴が記録されますので、後の利用に支障をきたす可能性もあります。
あまりに遅延期間が長いと長期延滞とみなされ強制解約や訴訟などにも発展する可能性もあるのです。
したがって、少なくとも毎月の返済は確実に行えるよう、計画的に生活する必要があるといえます。
三井住友銀行カードローンをお得に返済するコツ
カードローンをお得に返済するには、利息をどれだけ抑えるかにかかっています。
そのために行っていきたいのが臨時返済です。利息は借入金額、つまり元本に対して年利を日割り計算した金額が毎日加算されていきます。
つまり元本を減らさない限り、利息は同じペースでどんどん増えていくことになります。
反対に言えば、元本を積極的に減らすことができれば毎日の利息も減っていくことになります。
したがってカードローンをお得に返済するには、いかに早く元本を減らしていくかが肝要なのです。
しかし定例返済だけでは毎月同じ額を返済していくだけなので、元本もなかなか減りません。
一方、臨時返済には制限がありません。
好きな額を好きな時に返済にあてることができます。
つまり臨時返済を活用し、大きい額をできるだけ早いタイミングで返済に充てることで元本を減らし、日々加算される利息を抑えることができるのです。
同じ額を借り入れたとしても、臨時返済でどんどん返済する人は利息の額が少なくなるので、最終的な返済額は少なく済みます。
反対に毎月の定例日だけで長期にわたって返済をする人は、一時的に見れば返済する額は安く済むものの、総額で考えれば利息がかさむので結局は臨時返済を行う人に比べて損してしまう結果となるのです。
お金に余裕ができた時はできるだけ臨時返済に回すようにして無駄なお金を支払わずに済むよう心がけましょう。
限度額を引き上げて利率を下げる
少し長期的な視点になりますが、借り入れの限度額を引き上げることでお得に利用することができるようになります。
以下の通り、借り入れ限度額が大きい場合ほど金利が下がる傾向にあるからです。
利用限度額 | 金利 |
---|---|
100万円以下 | 年12.0%~14.5% |
100万円超200万円以下 | 年10.0%~12.0% |
200万円超300万円以下 | 年8.0%~10.0% |
300万円超400万円以下 | 年7.0%~8.0% |
400万円超500万円以下 | 年6.0%~7.0% |
500万円超600万円以下 | 年5.0%~6.0% |
600万円超700万円以下 | 年4.5%~5.0% |
700万円超800万円以下 | 年4.0%~4.5% |
ポイントは、実際に借り入れた金額ではなく限度額によって利率が下がることです。
つまり同じ金額であっても限度額が大きい人の方が低い利率で利用することができることになります。
ですから今よりお得にカードローンを利用したい方は、一度増額申請を受けてみると良いでしょう。
ただし増額申請の際には注意点があります。
増額には新規契約時と同様に審査が必要となるため、ある程度の利用実績と経済的信頼性が求められます。
長期的な視点と前置きしたのはそのためです。主に以下の3点が重要になると考えられます。
- 一定期間の利用実績があること
- 過去に返済の遅延がないこと
- 希望額に見合った経済状況であること
特に返済に遅延がないことは絶対条件となります。
銀行が最も恐れるのは貸し倒れのリスクですので、返済に不備がある人に対して好条件で契約することはまずありえません。
増額審査とはいわば契約の見直しです。したがって利用状況が芳しくない状態で増額審査を受けるとかえって契約当初より悪条件になってしまう可能性さえあるのです。
借り入れた分はしっかりと返済する優良顧客であることを日々の利用の中で証明することが大切になるのです。
まとめ
以上、三井住友銀行カードローンの返済方法とお得に返済するコツについてご説明しました。
繰り返しになりますが、毎月決まった金額を返済するシステムは、短期的に見れば金銭的な負担が少ないというメリットがありますが、長期的に考えれば利息がどんどん増えていくことになります。
できるだけ臨時返済を活用して前倒しで返済していくことがカードローンをお得に利用するコツとなるのです。