SMBCモビット

SMBCモビットは三菱東京UFJ銀行系列?カードローンは利用できる?

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現在SMBCモビットという名称で呼ばれていますが、かつてはSMBCという名称は使われていませんでした。

そもそもSMBCがモビットに使われたのも2017年と最近の話であり、モビットが三井住友銀行と提携していることを示しています。

ただ、以前は三菱東京UFJ銀行と提携していたことを思い出す方もいるでしょう。

少し前には三菱東京UFJ銀行とも提携を行っており、むしろUFJ銀行の色を強く出していました。それが一転して三井住友銀行に変わったのはなぜなのか、その理由などを説明します。

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SMBCモビットは三菱東京UFJ銀行との提携を解消

三菱東京UFJ銀行の前身である三和銀行は、他の消費者金融などと提携してモビットを設立しました。

つまりSMBCモビットは、三菱東京UFJ銀行の傘下に近い形だったのです。2013年までは、三菱東京UFJ銀行と提携していることで、安心できる消費者金融の地位を確保していました。

ところが、2014年に入ると、今まで安定していた三菱東京UFJ銀行との提携が解消されたのです。

実は2004年に三井住友銀行がモビットの株式を取得しており、2つの銀行が提携している消費者金融になりました。その後、色々な吸収合併などがおこなわれましたが、2012年に三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行の双方がモビットとの合弁を解消し、2014年には三菱東京UFJ銀行がモビットの株式を譲渡してしまったのです。

これにより、残された株式は三井住友銀行に渡されました。三井住友銀行グループはモビットを事実上の傘下として加え、2014年にSMBCコンシューマーファイナンスにモビットを加えました。

そして、2017年ごろからSMBCモビットという名称を使って、より三井住友銀行の色を強く推し進めることになりました。

ちなみにSMBCコンシューマーファイナンスというのは、消費者金融でも大手に該当するプロミスも加わっている会社です。

つまりモビットは、三井住友銀行が提携している消費者金融の1つとなり、プロミスと同じようにキャッシングサービスを行う会社の1つという形になったのです。

現在三菱東京UFJ銀行は、モビットの経営には参加していませんが、なぜかATMに関連する項目には三菱東京UFJ銀行が残されています。

本来ならATMも含めて三菱東京UFJ銀行は撤退してもおかしくないのですが、色々な都合もありATMでお金を借りる、お金を返すことがSMBCモビットで行えるようになっています。

なぜSMBCモビットは三菱東京UFJ銀行のATMを使えるのか

三菱東京UFJ銀行のATMで、SMBCモビットの借入、返済を行えます。

既に提携を解消しているだけでなく、事実上モビットと疎遠になっている三菱東京UFJ銀行が借入を行える理由は、提携解消時のゴタゴタが関係していました。

三菱東京UFJ銀行は、2012年に合弁を解消し、2014年には株式を三井住友銀行に全て譲渡しています。ところが、この間にモビットが三菱東京UFJ銀行を提携ATMに定めてしまったのです。

株式を譲渡する前に決めてしまったため、三菱東京UFJ銀行はATMの契約を解消できず、現在でもATMで借入と返済が行えます。

もし、ATMの提携が遅れているなら、三菱東京UFJ銀行で現在はSMBCモビットの借入ができなくなっていたでしょう。

それだけ微妙なタイミングで契約をしていたことで、現在でも三菱東京UFJ銀行での借入を続けられる点につながっているのです。

ただ、三菱東京UFJ銀行がいつ提携を解消するかはわかりません。ATMの契約をしているといっても、既に三菱東京UFJ銀行は関与していない会社です。

SMBCモビットは、三井住友銀行の色が非常に強いことを考え、どこかのタイミングで三菱東京UFJ銀行がATMの契約を解除する可能性もあります。

SMBCモビットで三菱東京UFJ銀行のATMが使えるのは迷惑をかけないため?

もう1つの理由として挙げられているのが、合弁を解消したとしても、まだ三菱東京UFJ銀行の傘下だとモビットが思われている点です。

もし、三菱東京UFJ銀行のATMが使えなくなってしまうと、提携の解消を知らない顧客が「ATMが使えない!」と大騒ぎし、大問題が起きるのではないかと危惧されていたのです。

そこで三菱東京UFJ銀行は、ATMの提携だけはそのまま残し、残りの部分は三井住友銀行に渡すことにしました。

この決定により、三菱東京UFJ銀行のATMを利用して借入や返済が続けられるようになっただけでなく、三井住友銀行のATMでも同じことが可能になったのです。

現在でもこの2社のATMを使えることを大々的に紹介しているほど、ATMが広範囲で使える点をモビットは説明しています。

仮に三菱東京UFJ銀行のATMが使えなくなってしまうと、今度は三井住友銀行のATMで手続き上の問題が発生するなど、色々と返済のトラブルが起きることは間違いなかったでしょう。

それだけ、三井住友銀行にかかる負担は大きいとい考えられていたので、結局三菱東京UFJ銀行のATMでもそのまま返済や借入を行える状態にしています。

現在のSMBCモビットと三菱東京UFJ銀行の関係は良好?

株式が譲渡されたことで、SMBCモビットは三井住友銀行グループの傘下の会社として活動しています。しかし、三菱東京UFJ銀行と、SMBCモビットはまだ関係性を持っています。

ATMが活用できることを先ほど説明しましたが、実はSMBCモビットの一部は三菱東京UFJ銀行に吸収される形で譲渡されたのです。

三菱東京UFJ銀行は、モビットとの合弁を解消したことで、株式を譲渡と事実上の経営から撤退する形になりました。

ただ、モビットの一部はそのまま吸収して、三菱東京UFJ銀行の一部として活用しています。

つまりSMBCモビットというのは、大半の部分は三井住友銀行の参加に加わっていますが、一部だけは三菱東京UFJ銀行に移動したという形の企業です。

どうしてこのような状態が生まれているのかは、モビットの経営がとても安定しており、優秀だったことが関係しています。

あまり優秀な企業でなければ、三菱東京UFJ銀行は合弁解消と同時に全てを捨てているはずです。しかし、一部を吸収して残しているために、モビットの運営や企業の方針が優秀で、残したいと思える要素があったのです。

そのため三菱東京UFJ銀行は、モビットの一部だけを受け取り、残りを三井住友銀行に任せる形にしています。

消費者金融の中には、経営が成功せずに破綻しているところも生まれています。

実際に破綻しているニュースなどは大々的に報道されましたが、モビットはそうした報道は一切ありませんでした。

むしろ合弁が解消されてからも、安定した経営を続けて消費者金融としてのサービスを続けています。

それだけ優秀に運営できるだけの企業であったと同時に、三井住友銀行グループの傘下に加わったことによる恩恵も大きかったのです。

SMBCモビットは三井住友銀行グループの傘下の会社だが三菱東京UFJの色も持つ

三菱東京UFJ銀行と提携していたモビットでしたが、現在は三井住友銀行に株式が譲渡されたことで、結果的にSMBC傘下に入りました。

これによって、事実上三菱東京UFJ銀行とは疎遠となっていますが、まだATMの利用は可能です。現在も三菱東京UFJ銀行に行けば、モビットの借入は可能となっています。

三井住友銀行に譲渡されてから、徐々にですがグリーンを基調とするイメージを強めています。これは元々三井住友銀行が緑を多く利用している会社であったことが要因で、SMBCモビットという名称に変わってからは赤から緑にイメージカラーを変えています。これも三菱東京UFJ銀行から、三井住友銀行に変わったことを示す狙いもあります。

これからも三井住友銀行、そして三菱東京UFJ銀行での借入が可能なモビットですが、いつ三菱東京UFJ銀行がATMの提携を切るのかはわかりません。もしもの際に備えて、三井住友銀行のATMも調べておくといいでしょう。