様々な貸金業者から借入を行ってしまい、返済に困っているという方が多くなっています。そういう方が多重債務から抜け出す方法の一つにおまとめローンがあります。
おまとめローンを利用することで、返済が楽になるというケースも多いです。そんなおまとめローンですが、どこのおまとめローンを利用すればよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回は三菱UFJ銀行でカードローンのおまとめ利用は可能なのか解説していきます。
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三菱UFJ銀行に「おまとめローン」という商品はない
様々なカードローンの借入を一つにまとめられて便利な、おまとめローンという商品がありますが、三菱UFJ銀行ではこのような商品を取り扱っていません。
しかし、三菱UFJ銀行のカードローンは金利が低めに設定されているため、これを借り換えローンで利用することができます。
三菱UFJ銀行のバンクイックは、入会金年会費が無料で資金使途も自由という非常に利用しやすいカードローンです。
これを複数ローンを借り換えする際に利用するのも良いでしょう。
そもそもおまとめローンとは?
おまとめローンというのは、借金を一本化するための商品です。
色々な会社から借入を行っていると管理が大変になります。それを一つの会社にまとめることで、返済の管理が楽になるというのが魅力です。
また、おまとめローンを利用することで、一本化した後の金利が低くなり利息が減るため返済が楽になるというのもメリットです。
債務整理と似たイメージを持っている方も多いですが、債務整理は借金の減額を行うものでおまとめローンとは根本的に違います。
三菱UFJ銀行カードローンの基本情報
金利 | 1.8%~14.6% |
---|---|
限度額 | 500万円 |
申し込み条件 | ・申し込み時の年齢が満20歳以上65歳未満の方 ・日本国内に居住する個人の方 ・原則的に安定した収入のある方 ・保証会社であるアコム株式会社の保証を受けられる方 |
担保・保証人 | 不要 |
無利息期間 | 無 |
三菱UFJ銀行カードローンは、金利が年1.8%から年14.6%、利用限度額が10万円から500万円のカードローンです。
年齢制限があり、満20歳以上65歳未満の方が申し込みできます。また、安定した収入があることも条件です。
PCやスマートフォンからの申し込みや、テレビ窓口での申し込みなど様々な申し込み方法が用意されています。
三菱UFJ銀行の口座がない方でも申し込み可能です。
借入や返済は三菱UFJ銀行のATMだけでなく、提携しているコンビニのATMも利用できます。借入・返済ともにATM利用手数料が無料というのも嬉しいポイントです。
入会金と年会費が無料となっているのも、利用しやすいポイントでしょう。
テレビ窓口を使ってスムーズに申し込みできる!
テレビ窓口は三菱UFJ銀行のATMコーナー等に設置されています。
そこでオペレーターと会話しながら、カードローンの申し込みができます。
運転免許証などの本人確認書類などを持参し、テレビ窓口で申し込みすればその場でカードの受け取りが可能。
すぐに借入が受けられるため、少しでも早く融資を受けたいという方に向いた申し込み方法です。
50万円を超える限度額を希望する場合には、収入証明書も必要になるので注意してください。
銀行カードローンの審査難易度は厳しい!その理由は?
銀行カードローンの審査は、保証会社の審査も必要になります。
もし利用者が銀行への返済をしなかった場合、保証会社が代わりに銀行へお金を支払うことになります。
そうなると保証会社は大損してしまうことになるため、しっかりと返済してくれる人物かどうか、審査の時に厳しくチェックします。
銀行だけでなく保証会社が利用者の返済能力を厳しく見るというのも、審査難易度が高くなっている理由の一つです。
低金利のカードローンほど審査は難しい
カードローンの審査基準は様々ですが、重要な要素となるのが金利です。基本的には金利が低くなればなるほど、審査基準は厳しくなります。
金利が低いということは、お金を貸す側からすると得られる利益が少なくなるということです。
そんな中しっかりと利益を得るためには、確実に返済してもらう必要があります。そのため、審査の時に利用者の返済能力の有無を厳しく見られるというわけです。
2018年以降銀行カードローンの審査基準は更に高くなる!
銀行のローンという安心感や、金利が安いということで人気の銀行系カードローンですが、近年過剰な融資が問題になっていました。
これをどうにかしようと、2018年から審査方法の一部に変更が加えられました。
消費者金融のように総量規制がかかったわけではないですが、銀行の自主規制により今までより審査基準は高くなります。
以前はカードローンの利用限度額300万円までは収入証明書が不要だった銀行でも、最近は50万円以上で提出を求める所も出てきています。
三菱UFJ銀行カードローンはおまとめ利用できる?
三菱UFJ銀行は、おまとめローン専用の商品がありません。
しかし、バンクイックなどの多目的ローンが用意されているため、それを利用すればまとめローンとして使用することは可能です。
ちなみに、三菱UFJ銀行のホームページにはシミュレーション方式の案内が用意されているのですが、ここでおまとめ利用を選択するとバンクイックがおすすめされます。
そのため、おまとめローンとして三菱UFJ銀行のカードローンを利用するなら、バンクイックを利用するとよいでしょう。
バンクイックは限度額の上限が500万円に設定されているので、おまとめローンとして利用するのにも十分です。ま
た低金利も特徴で、複数の借入をバンクイックに一本化するのにも向いています。
三菱UFJ銀行のカードローンには、お借り入れ診断が用意されているので、申し込む前にまずはこれを使って借入可能かどうか診断してみましょう。
条件をクリアしたら、インターネットや電話などから申し込みをして、融資が受けられるかの審査を受けることになります。
高額借入のおまとめはほぼ不可能
おまとめローンとしてバンクイックを利用することは可能ですが、高額借入のおまとめをしたいという方は注意が必要です。
カードローンというのは、初回の申し込みでは限度額が50万円以下に設定されるケースが多くなっています。これは銀行側が貸付金を回収するリスクを軽減させるためです。
カードローンは無担保でお金が借りられるものなので、融資を受けるためには信用を得ることが大切になります。
いきなり高い限度額に設定することは難しいので、高額借入のおまとめを検討している人は、おまとめローン専用の商品があるカードローンを利用した方がよいかもしれません。
おまとめ利用におすすめだった多目的ローンは新規申込停止へ
三菱UFJ銀行には、おまとめ利用におすすめな多目的ローンがありました。
しかし、ネットDE多目的ローンと窓口受付専用商品の多目的ローンは、2018年5月31日をもって新規申し込み停止となっています。
すでにこれらの商品を利用していた方は、契約内容の変更はないので安心してください。また、これに伴って何か手続きが必要ということもありません。
多目的ローンが利用できなくなり、三菱UFJ銀行のカードローンはバンクイックがメインの商品になりました。事業性資金を除く様々な用途に利用できるカードローンということで、人気のある商品です。
しかし、バンクイックと多目的ローンでは金利や返済方法などが変わるので申し込みする時は注意してください。
銀行ローンのおまとめ利用は難しい!消費者金融おまとめローンがおすすめ
銀行のカードローンは、おまとめローン専用の商品が用意されていなかったり、審査が厳しかったりとおまとめローンとしての利用が難しい場合も多いです。もしおまとめローンを考えているなら、消費者金融のカードローンがおすすめです。
消費者金融のカードローンは、銀行系のカードローンに比べると審査難易度が低く利用しやすくなっています。
また、おまとめ専用ローンを提供している所が多いので、複数の借入を一本化したいと考えている人にはぴったりです。
消費者金融おまとめローンを使った結果をシミュレーション
実際消費者金融のおまとめローンを利用すると、今ある借金がどうなるのか見ていきましょう。
- A社から30万円借りていて金利年18.0%で毎月11000円ずつ返済中
- B社から60万円借りていて金利年17.0%で毎月16000円ずつ返済中
- C社から90万円借りていて金利年16.0%で毎月23000円ずつ返済中
上記のような方が、アイフルの「おまとめMAX」を利用した場合を例に見ていきます。この方の場合、3社に毎月50000円の返済をしなければなりません。
それをおまとめMAXで借り換えすると、毎月34000円の返済で済むようになります。差額は16000円です。
この方の借入総額は180万円ですが、アイフルのおまとめMAXに借り換えることで金利を15.0%まで抑えることができます。
A社、B社、C社、どの会社よりも金利が低いため、結果的に返済額に16000円もの差が出るというわけです。
これは借入日から最長7年3ヶ月で計算した場合ですが、複数の借入をまとめて返済額と利息の負担が軽減できれば、返済がだいぶ楽になります。
もちろん、借入額やどのカードローンを利用しているかによって、どの程度の差額が出るかは変わりますが、返済先が1つになるだけでもかなり負担は減るでしょう。
毎月何回も返済日が来るのは精神的負担も大きいですし、何より手間がかかります。ただ利息を減らすだけでなく、返済する手間を減らせるというのもおまとめローンの魅力です。
人気の消費者金融おまとめローンランキング!
1位 アイフル「おまとめMAX」
貸付対象者 | 満20歳以上の安定収入を有する方 |
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資金使途 | アイフルか他社借り入れ金の借り換え |
貸付利率 | 年3.0%~17.5% |
遅延損害金 | 20.0%(実質年率) |
限度額 | 最大800万円 |
各回の返済額 | おなじ金額(固定金額)が適用 |
返済期間・回数 | 最長10年・最大120回 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
必要書類 |
|
大手の消費者金融アイフルが提供するおまとめローン専用商品「おまとめMAX」。
銀行に比べると審査難易度が低い消費者金融のカードローンですが、アイフルはその中でも審査は甘めです。
ある程度の年収があり信用情報に傷がなければ、小額でもおまとめローンが使えます。
金利は12.0%から15.0%、限度額の上限は500万円とおまとめローンとして利用するには十分な設定です。
銀行系のカードローンに比べると金利はそれほど低いわけではありませんが、審査の通りやすさなどを考えれば高い数字ではありません。
2位 プロミス「おまとめローン」
申し込み条件 | 年齢20歳以上、65歳以下の安定して収入がある人 ※ただし、主婦や学生のような場合でも、パートやアルバイトによる安定した収入がある場合は申込みが可能 |
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融資額の上限 | 300万円 |
資金使途 | 他の貸金業者からの借入金返済 |
返済方法 |
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返済日 | 5日、15日、25日、末日の中から、自分の都合に合わせて選ぶことが可能 |
担保・保証人 | 必要なし |
アイフルと並ぶ大手消費者金融で、審査難易度はだいたい同じ程度でしょう。
アイフルと違う点は限度額が300万円と若干低く設定されているということです。
しかし、その分金利が6.3%から17.8%と幅が広く設定されています。
多くの借入をまとめれば低い金利で借入ができるので、アイフルの金利はちょっと高いと感じている人には、プロミスのおまとめローンの方がおすすめです。
3位 ノーローン「かりかエール」
実質年率 | 12.0%~18.0% |
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審査時間 | 最短20分 |
限度額 | 400万円 |
申し込み方法 |
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ノーローンは、「かりかエール」というおまとめローンサービスを行っています。
これは貸金業法に基づいた借り換えとなっているので、色々な会社から借入を行っている人は、かりかエールで借入を一本化すれば今よりも楽に返済できる可能性が高いです。
かりかエールの金利は12.0%から18.0%と標準的な金利です。
ノーローンのおまとめローンは、申込時の年齢が満20歳以上であり給与収入があれば申し込みができます。
パートやアルバイトでも可と、他社に比べると申し込み条件が緩くなっているというのもポイントです。
どのおまとめローンを使うか迷った方へ!おすすめの相談先
色々な会社から借入を行っていて、返済が厳しくなった時おまとめローンの利用を検討する方も多いのではないでしょうか。
しかし、どこにおまとめローンの相談をすればよいか分かりにくいので、なかなか踏み切れないという方も多いです。
おまとめローンの相談にのってくれる所は、おまとめローンを行っている銀行や消費者金融の窓口、消費者生活センター、日本クレジットカウンセリング協会などです。
もしおまとめローンに関して分からないことがあったら、まずはこういった所に相談してみるとよいでしょう。
消費生活センター多重債務相談窓口
消費者生活センターには、多重債務相談を専門に行っている窓口が設置されています。
ここでは色々な金融業者から借入を繰り返し、多重債務に困っている人の相談にのってくれます。
多重債務相談窓口は、地域によって設置されている所とされていない所があります。
もし多重債務相談窓口がない場合は、消費者生活センターの通常の相談窓口でも相談することは可能なので、そちらに相談してみるとよいです。
日本クレジットカウンセリング協会
日本クレジットカウンセリング協会は、公正・中立な立場から多重債務の相談にのってくれる公益財団法人です。JCCOとも呼ばれています。
クレジットカードや消費者ローンを利用し、多重債務に陥った方々に対して様々な解決案を提案してくれます。
電話相談やカウンセリングは無料で行っているので、多重債務で困った時には気軽に相談してみましょう。
おまとめローンに関しても詳しく解説してくれます。
日本貸金業協会
日本貸金業協会は、貸金業に関する様々な取り組みを行っている組織です。
貸金業者への様々な対応はもちろん、一般向けに借金に関する相談にものってくれます。
多重債務に悩んでいる方に対して、債務整理の方法などの助言や情報の提供、再発防止の指導なども行っています。
おまとめローンも多重債務から抜け出すための方法の一つです。
どうやって複数の借入を一つにまとめればよいのか分からないという方は、相談してみましょう。