ノーローン

ノーローンに審査落ちする5つの原因と解決方法まとめ

ノーローンに審査落ちする5つの原因と解決方法まとめ

ノーローンは新生銀行グループの消費者金融会社、新生パーソナルローン株式会社が提供しているローンサービスです。

ノーローンは銀行系の消費者金融会社ですので、審査基準は厳しいのが一般的ですが、果たして本当に厳しいかどうかを紹介します。

具体的には、他の大手消費者金融会社3社との比較をすることで説明します。

そして審査基準をクリアするために、審査を落ちる理由のTOP5についても詳しく解説しますので、ノーローンへの申込についての参考としてください。

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ノーローンの審査通過率は40%前後

新生銀行グループとなる前の株式会社シンキの時は、審査通過率は公表されていました。

その最後の公表が2017年3月で、審査通過率は36.3%でした。ここから類推すると、現在の通過率は40%前後となります。

この数字が高いのかどうか、同程度の金利を提供している大手3社、アコム、アイフル、プロミスと比較してみました。その結果、アコムは従来審査通過率が50%弱で、それが2017年9月期からは50%を越え始めています。

次に、アイフルは審査通過率を公表していますが、45%を越えて推移しています。

最後にプロミスは、40%を越えていて、大手3社の中ではもっとも厳しい審査通過率となっています。

そして、これら大手3社の審査通過率を上回るノーローンは、同業他社より審査通過率が厳しいと言えるでしょう。

銀行グループであることも審査が厳しい一因

審査通過率が同業3社に比較して厳しいことは分かりました。

ではなぜ審査が厳しいのかというと、ノーローンは新生銀行グループであるということが一因となっています。

一般的に銀行系のローンは審査が厳しいと言われますが、それは銀行が申請者を審査する時点で、信用を重視しているためです。

従って審査は消費者金融ローンよりも厳しくなり、新生銀行グループのノーローンも審査の通過率が低くなっているのです。

今後もノーローンの審査基準は変わらない?

ノーローンは新生銀行グループになってからあまり年月が経っていませんが、現在の審査基準は変わるのでしょうか。

現時点では従来の基準で審査を続けるでしょうから、ノーローンは審査通過率40%以下を上げることはないでしょう。

また新生銀行グループはレイクに代わって新たにレイクALSAをリリースしてノーローンと差別化を図ろうとしていますが、新リリースによってノーローンの審査基準を変えてくることはおそらくないでしょう。

ノーローンの審査に落ちる理由

カードローンの審査基準は決められていて、それらをクリアできなければ落ちることになります。

ノーローンの審査に落ちる理由は主に次の5点があります。

  1. 属性が審査基準を満たしていない
  2. 信用情報にキズが付いている
  3. 過去にノーローン関連でサービスに延滞などがあった
  4. 希望借入額が大きすぎる
  5. 他社借入件数、金額が多すぎる(総量規制を越えている)

これらのどれかが条件に満たなければ、審査は通過しないことが考えられます。

ノーローンの審査に落ちる人のほとんどは属性不足

ノーローンは審査を受けた人の約6割が落ちています。

落ちる人にははっきりとした理由がありますが、そのほとんどが無職だったり借金があったりという属性不足のためです。

ノーローンには審査基準があって、それに適合することが審査通過の条件ととなるので、審査落ちの理由を把握し、それへ向けての対策をしっかりすれば審査には十分通るでしょう。

ではこれから審査落ちの理由TOP5を一つずつ紹介しますので、しっかりと理解して対策を立っててください。

審査落ちの理由1.属性が審査基準を満たしていない

属性とは次のようなもので、ノーローンを申込書に記載する内容になります。

  • 年齢
  • 職業
  • 雇用形態
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 年収
  • 収入形態
  • 居住年数
  • 居住形態
  • 住宅ローンか家賃の負担額
  • 家族構成

ノーローンはこれらの項目から、申請者が返済可能かどうかを判断します。

これらの項目を属性と呼びますが、属性によってその人の現在の状態が総合的に把握できます。

職業と勤務先、勤続年数、雇用形態によって現在の雇用形態が安定しているかどうか判断されます。

次に現在住んでいる居住地や居住形態によって、きちんとした生活を送っているかどうかが分かります。

このようにして、申請者の生活状態を把握できるのが属性で、申し込みに属性を書かせるのはそのためです。

定職がなかったり、住居が定まっていなければ、その時点で審査は終了します。

属性で最も重要なのは年収

ノーローンが重視するのは借りたお金を返せるかどうか、という返済能力です。

これを属性から総合的に判断されますが、返済能力に直結するのが年収で、属性の中では最重要項目となります。

また家族構成や住居費との対比によって、年収が返済能力に十分であるかという判断材料としても使われます。

「年収」以外の項目から収入の安定性を評価

属性で最重要項目は年収ですが、その年収がどの程度安定して得られるのか、そしてこの先どうなるかの判断材料となるのが、勤務先の企業規模や職種となります。

企業規模はその会社の安定性を示します。借入申込書に書かれた企業は名前だけですが、審査する側は企業名からその会社について調べます。

そして職種から企業の中で、申請者がどういう立場にあるのかを判断するのです。

もちろん勤務年数も大切な判断材料です。

企業がどんなにいい会社であっても、勤務年数が少なければ企業規模だけで申請者を判断することはできないからです。

審査する側は年収の裏付けとして、勤務先、勤続年数、正社員か契約社員かなどの収入形態などを見ていきます。

属性によって、収入の今後の推移まで判断されるということを理解していてください。

審査落ちの理由2.信用情報にキズが付いている

収入の次にチェックされるのは、信用情報です。

信用情報は属性ではわからないので、ノーローンが独自に調査します。

これは金融サービスの利用履歴に関することなので、信用情報機関が第三者機関に保管され、ローン審査の時に開示されます。

この情報開示で、過去に延滞がなかったかがチェックされます。

もし延滞の事実があればノーローンは再び遅延するのではないかとみて、審査の通過が難しくなります。

しかしカードローン遅延ならまだいいのですが、借金の債務整理の経験があることが履歴に記載されていると、審査通過はさらに可能性が低くなります。

このように信用にキズがつくと、履歴が削除されるまでしばらく時間がかかることになります。

信用情報は個人で確認できるので、借入前に審査で情報にキズが付いているかどうか確認しておきましょう。

登録情報の削除を待つのがおすすめ

信用に関する登録情報のキズはノーローンに審査に大きく影響し、審査が通過しにくくなります。

だから不利な登録情報がある間は、削除されるのを待つのが賢明です。

登録情報が削除されるまでの期間には記載された7事由によって変わってきます。

さらに、CIC,JICC,KSCなどの個人情報機関によっても変わってきます。記録情報に載った事由と個人情報機関それぞれの登録期間は次の通りです。

記録情報掲載条件 CIC JICC KSC
61日以上遅延 5年 1年 5年
3か月以上遅延 5年 5年 5年
強制解約 記載なし 5年 5年
債務整理 5年 5年 5年
自己破産 7年 5年 10年
代位弁済 記載なし 5年 5年

一度記録情報に載ると上記の期間は削除されません。

リストに載ってる間はノーローンの審査は通りにくいので、削除されるまで待つのがおすすめです。

審査落ちの理由3.ノーローンに関連するサービスで延滞などがあった

信用情報のキズが登録情報に記録されているより深刻なのは、新生銀行グループのサービス利用時に不手際があった場合です。最悪の場合はブラックリストに掲載されることがあります。

では新生グループでのサービス利用時の不手際とはどんなことがあるでしょうか。

ます支払いが延滞した場合があります。

その際新生銀行グループは自宅や職場へ連絡を取ろうとします。その時、対応しなかったり、支払が延滞すれば、新生グループは深刻なトラブルとみなします。

そしてその延滞がうまく解決しなければ、金融ブラック扱いとなることがあるのです。

他行での延滞であれば、個人情報機関に登録されるだけで、まだ許容の余地があるでしょうが、自行での事故は深刻に受け取られるのは当然です。

従って、延滞になりそうな場合は、積極的に金融機関と連絡を取って最悪な状態にならないよう努力しましょう。

一度ブラックリスト入りすると信用回復は難しい…

通常の金融事故は、個人情報機関に登録されて、ある一定期間が過ぎると削除される仕組みになっています。

その場合、個人登録機関に掲載されているわけですが、その場合もノーローンサイドが軽微な事故と判断すれば審査を受けることができます。

しかし、新生銀行グループでの延滞であれば、ブラック扱いとなり、時間が経過しても記録の抹消が不可能になります。

こういう状態になった場合は、他行に申し込むしかなくなります。

審査落ちの理由4.希望借入額が大きすぎる

ノーローンの借入限度額は300万円です。

しかし限度額が300万円だからといって、希望借入額を最大限で申請しても、審査が通過するとは限りません。

むしろ希望借入額が大きすぎると審査が厳しくなり、通過しにくくなります。ノーローンは新生銀行グループのローン金融機関ですから、審査基準は厳しいと考えられます。

審査基準は申込用紙に記載する属性によって判断されます。

その中でも収入が重視されて、借入限度額が決まる仕組みです。

あとは個人登録情報が参照されて最終的な限度額が決定されます。

従ってあくまで借入の申込は自分の希望額ではなく、審査が通過するラインを想定して申込むことが大切です。

年収の3分の1は絶対借りられないので注意

借入限度額は自分の希望限度額ではなく、属性やその中の収入などで審査が厳格にされることを考慮して申込むべきだと述べましたが、借入限度額にはその他にも限度額を決定づける数値があります。

それは総量規制という法律で制限されているということです。

総量規制では総収入の1/3以下と定められているのです。

総量規制で制限された金額以上は借りることができませんので、注意が必要です。

希望額を10万円に抑えるのがおすすめ

借入金額はなかなか自分の希望通りにはいかないものです。

それはノーロードが新生銀行グループということと、1週間無金利というサービスを提供しているので、リスクヘッジのために余計審査は厳しくなっています。

どうしても審査に通過したいのであれば、最初から10万円を希望することをお勧めします。

というのも、10万円以上を希望しても結局は10万円に収まることが多いからです。

限度額10万円というのは、収入のない主婦でも借入可能な額です。

であれば最初から審査に通る金額で申し込む方が、現実的ということになります。

審査落ちの理由5.他社借り入れ件数・金額が多すぎる

審査に落ちる理由の5番目は、他社からの借入件数が多いことです。

そして当然件数に比例して借入金額が多すぎる時は、審査の通過率がぐっと下がります。

借入先が多いということは、審査を通したカードローン各社が少しづつ貸したということです。

その理由は借り手の返済能力に不安があって、それ以上貸せないことうように見なされるからです。

数社から借りているということは、1回の返済金額と金利が増えることになります。

それでも借りたいということは、計画性がなくその場限りで借りてきたのではないかと受け取られても仕方ないでしょう。

総量規制などから借入額にまだ余裕があったとしても、これ以上貸すことが疑問と受け取られる恐れがあります。

従って、数社からすでに借りていて、さらに借り入れを申し込んできた借り手は、審査を通過するのは難しくなるということです。

借入件数は3社以内に留めよう

借入件数が多いのに、さらにノーローンへ借入申し込みをするというのは審査で落ちる可能性は高くなります。

例えば3社とか4社にすでに借り入れをしている人が、さらに借り入れを申し込んできたとすると毎月の支払額がさらに増えることになります。

従って、収入などから判断して借入限度額に余裕があっても、月々の支払いの負担が既に多すぎる可能性があります。

もしノーローンに申し込むのであれば、借入先を2社以下に抑えておくことが必須でしょう。

借入はおまとめローンで一本化するのがおすすめ

ローンの借入先が複数になっている場合、月々の支払いが多額になっているのは間違いありません。

この場合、負債を軽減する一つの方法として、おまとめローンでの一本化があります。

おまとめローンは複数のローン会社からの借り入れを、一つのローン会社にまとめる方法です。

ローンを一本化することによって、月々の返済額を減らすことができます。

理由は、複数のローン会社に支払っていた金利が一本化によって、減らすことができるからです。

また、支払い完了までの道筋が見えてきますから、最終的には負債をゼロにできる期限が明確になるというメリットもあります。

さらに、おまとめローンになると、負債額がある程度緩和されるということもあります。

例えば、負債総額200万円が限度であっても、おまとめローンにすれば総額が限度額を超える場合であっても、借入が可能となることもあるのです。

まとめ

ノーローンについてこれまでいろいろな角度から見てきましたが、借入の審査には基準があってそれをクリアするためにはノーローンの基準を知っておくことが大切だということがわかりました。

そして審査に落ちる理由の主な5項目についても理解いただけたでしょうか。

審査を通過するためには、属性をきちんと明示し、年収と勤務先を示すことは必須です。

さらに過去の金融事故や支払い滞納などに注意を払った上で、ノーローンへの申請を行えば、審査通過の可能性が大きくなります。