オリックス銀行カードローン

オリックス銀行カードローンの本審査と仮審査の違いと審査の流れ

オリックス銀行カードローンの本審査と仮審査の違いと審査の流れ

オリックス銀行カードローンでは、仮審査と本審査の2段階で審査を行っています。

本審査と仮審査では、それぞれ違った方法で審査されて融資をするかどうか判断します。

では、それぞれの審査ではどんな方法で審査をし、何を基準に融資可能かどうかを判断しているのでしょうか?今回は、この仮審査と本審査について解説していきます。

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オリックス銀行カードローンの審査は2段階に分けられる

銀行系カードローンでは、一般的に審査は仮審査と本審査の2段階に分けて行われています。

当然、オリックス銀行でも同じように2段階審査を実施しています。では、仮審査と本審査の違いとはなんでしょうか?

仮審査は申込み内容を基に自動でスコアリングする

仮審査では、申込内容を元に、自動でスコアリングしています。スコアリングとは、申し込み情報のランク分けのような事だと思ってください。

例えば、大手企業に勤務しているとか公務員となれば安定した収入があると判断されて、高い点数がつけられます。

ですが、派遣社員やパート・アルバイトとなると、安定収入が見込めなかったり、低所得だったりと、点数が低くなってしまいます。

【スコアリングされている項目】

  • 個人情報 年齢、家族構成、子供の人数
  • 住宅情報 居住形態、居住年数、家賃・住宅ローンの有無
  • 勤務先情報 企業名、企業規模、業種
  • 職業情報 職種、雇用形態、勤続年数、年収、収入属性
  • 借入金情報 借入金残高合計、利用件数
  • 申し込み情報 希望限度額

特に、融資をするかどうかの判断は安定した収入を得られるかどうかという点と、返済することが出来るかどうかという2点を中心に行いますので、勤務先情報・職業情報・借入金情報・申し込み情報は重要項目となります。

例えば、安定というキーワードで企業をランク付けすると以下のようになります。

  1.  国家公務員
  2. 地方公務員
  3. 大企業社員
  4. 中小企業社員
  5. 自営業者
  6. 契約社員
  7. 派遣社員
  8. パート・アルバイト

それぞれに決められた点数があり、その点数が項目ごとにつけられ、集計されるのです。

このスコアリングは、オリックス銀行カードローンの保証会社、オリックス・クレジット株式会社と新生フィナンシャル株式会社がそれぞれに基準を設けて自動的に行っています。

また、同時に信用調査も行われています。信用調査は、信用情報会社に申込者の信用情報を照会します。

信用情報にはクレジットカードやローンなどの契約情報や残高情報などが記録されており、滞納や遅延など支払いに関する問題や、自己破産・個人再生など「金融事故」と呼ばれる記録などもしっかりと残ってしまいます。

このような記録は最低5年は消えることがありません。特に自己破産などの場合には、10年は記録が残ってしまいます。

直近に別のカードローンなどに申し込み審査に通過しなかった場合も、6か月間その情報が残ってしまいます。

もし、仮審査で落ちてしまうことがあるとすれば、この信用調査によって金融事故が過去にあったことが判明した可能性があります。

ローンの滞納や遅延の中には、カードローンだけでなく奨学金やスマホ代なども含まれています。もし身に覚えがあるのなら、仮審査に通らない可能性もあります。

本審査は仮審査の内容に嘘がないかチェックする

本審査では、申込内容に虚偽が無いか確認する作業と、信用調査結果と申込者の氏名住所などの個人情報に齟齬が無いかなどの確認を行います。

信用調査は、申し込み時に入力された氏名・住所・電話番号・年齢などからデータベースに照会をかけます。もし、入力した情報に誤りがあると別人の信用情報がヒットし、その情報から融資の判断をされてしまいます。

本審査では、その信用調査で紹介された情報が申込者のもので間違いが無いかどうかを確認し、もし間違っていた場合には再照会するのです。

ここで間違いに気付かなかったり、申し込み時の入力情報が間違っていたりすると、そのまま間違った信用情報を元に審査結果が出てしまいます。

また、在籍確認も行われます。仮審査での判断基準となった企業情報や職業情報に間違いや、虚偽が無いかを確認するのです。

在籍確認は、登録された企業に電話をかけて申込者がその職場にいるかどうかを確認する作業です。

個人名で行われますので、職場にカードローンに申し込んだことがばれることはありません。

仮審査は最短1時間・本審査は1週間ほどで完了する

仮審査で行われているのはスコアリングと照会作業だけです。その為、最短で1時間程度で終了します。ただし、信用情報の内容によっては時間がかかることもあります。

信用情報はローンやクレジットカードなどの契約情報や返済状況などがデータベース化されています。これまでに一度もローン契約をしたこともクレジットカードを作ったこともなく、携帯電話やスマホを持っていない方の場合、その情報が信用情報会社のデータベースに載ることはありません。

その為、いくら紹介をかけても情報を引き出すことが出来ず、時間がかかってしまうのです。

ちなみに、このような方の場合、信用情報が無いということで 審査に落ちてしまいます。

また、本審査では、仮審査の結果を踏まえて事実確認を行っていきます。事細かに調べますので時間がかかります。一般的に1週間程度はかかってしまいます。

オリックス銀行カードローンでは、2つの保証会社で仮審査と本審査が行われます。

まず、オリックス・クレジット株式会社で審査を行います。仮審査と本審査を行い融資の判断をします。ここで審査に通過しない場合、次の保証会社、新生フィナンシャル株式会社で同じように仮審査と本審査が行われます。

オリックス・クレジット株式会社と新生フィナンシャル株式会社では、審査基準が違っています。

その為、もしオリックス・クレジット株式会社で審査に落ちても、新生フィナンシャル株式会社の審査に通る可能性もあるのです。

ただし、審査時間は、2つの保証会社で審査を受けますので、通常の倍近くの時間がかかってしまいます。

仮審査に通っていれば本審査にはほぼ通ると考えてOK

仮審査と、本審査2つの審査のどちらで融資を決定しているのでしょうか?仮審査に通過できても、本審査で落ちてしまうこともあるのでしょうか?

いいえ、一般的に仮審査を通過できれば、本審査で落ちることは殆どありません。

本審査は、あくまでも仮審査の確認作業です。その為、以下に紹介するようなケースでない限り本審査で落ちることはないのです。

ただし仮審査の内容が正確であることが前提

申し込み時の内容に、虚偽や入力ミスがある場合、本審査の確認作業で判明したら確実に審査落ちしてしまいます。

例えば、審査に通りやすいように企業情報や職業情報などに虚偽の情報を入力してしまうと仮審査では簡単に通過するかもしれませんが、本審査で人的に審査を行いますので、ばれてしまう可能性があります。

虚偽申請をすると、それは全て信用情報に記録が残ってしまい他のカードローンも申込できなくなってしまいます。

また、入力ミスもミスか虚偽かの判断が出来ませんので、残念ながら審査落ちとなってしまい虚偽記載として信用情報に記録が残ってしまいます。

仮審査後に提出した書類に不備があっても本審査には落ちる

仮審査後に本人確認書類を提出します。この提出した書類に不備があると、審査に落ちる可能性があります。

本人確認書類では、申し込み時の住所・氏名・生年月日に間違いがないか確認します。

もし、提出した本人確認書類と、申込内容に齟齬があれば、虚偽申請とし判断される可能性があり、審査落ちしてしまいます。

本人確認として提出する書類は、以下のようなものです。

  •  写真付きの署名書類
  •  自動車運転免許証
  •  パスポート
  • 住基カード
  • 公的書類
  • 健康保険証
  •  住民票

長期出張中の場合、いちいち免許証の住所変更をしたり住民票を移したりすることはありません。

そうすると、提出した本人確認書類と現住所などが一致せず本審査に通らなくなる可能性が高くなってしまいます。

書類提出時には、住所などが違っていないか確認しましょう。

在籍確認が取れずに本審査に落ちるケースも

本審査では在籍確認も行っています。

在籍確認は、申し込み時に入力した勤務先電話番号に電話をかけ、申込者がその企業に勤めているかどうかを確認する作業です。

例えば、アルバイトとして支店などで採用されている場合、本店の住所や電話番号を入力してしまうと在籍確認が取れない可能性があります。

各支店や店舗などでアルバイト・パートを採用した場合、本社や本部の人事部以外では把握をしていません。また、人事部でも、その企業規模によっては、全ての従業員の氏名を覚えているわけではありませんので在籍しているかどうかを応えられません。

この様に、本人確認が取れないと、虚偽申請と判断されて、審査落ちとなってしまいます。

勤務先企業の所在地と電話番号は本店や本社ではなく、現在勤務している営業所や支店などの情報を正確に入力しましょう。

また、職場の人に「クレジットカードを新しく作るので、在籍確認の電話がある」と伝えておくと、スムースに話が通り、在籍確認がし易くなります。

提出した収入証明書の内容次第では通過に待ったがかかることも

収入証明は、希望融資額が50万円以上の方は、提出義務があります。

また、オリックス銀行カードローンで提出が必要と判断された方も、収入証明書を提出しなければなりません。

提出する書類は、以下のようなものです。

  • 源泉徴収票
  • 住民税決定通知書/課税証明書
  • 納税証明書(その2)
  • 確定申告書(付表含む)

確定申告の場合は、税務署の受領印があるものを提出しましょう。

収入証明書は返済能力を確認するために提出するもので、申し込み時に入力した年収額がその収入証明と合っているかを確認します。

希望融資額に対し、収入が低い場合や借入残高が多い割に収入が低い場合は、返済能力が低いと判断され、融資を受けられない可能性があります。

実は、企業名・企業規模・勤続年数・職業などから、大よその収入額を推測しています。

申し込み時に記入した収入額と、その推測額に大幅な違いがある場合には、虚偽の可能性もあり収入証明書の提出を求められることもあるのです。

もし、提出した収入証明書に書かれている収入額より、申し込み時に記入した収入額の方が高めに入力されていた場合、融資を受けるための虚偽申請と判断され審査落ちしてしまいます。

申し込み情報は、正しい情報をミスなく入力しましょう。

仮審査に通っても本審査で落ちるケースは多い!その理由は?

オリックス銀行カードローンでは、仮審査に通れば本審査で落ちることはまずないと言われています。

ですが、仮審査では申込内容を元に点数を付けているだけですので、信用調査で躓かない限り、誰でも通ってしまうほど甘い審査内容なのです。

それに対し、本審査では人的審査で申込内容に間違いがないかの確認作業を行っており、僅かなミスさえも許されないほどの厳しさで行われています。

もし、仮審査で落ちる方がいるとすれば、信用情報に問題があったか収入が低く返済能力が無いと判断されたかのどちらかです。

最初はあえて通して審査のハードルを低く見せている可能性も

仮審査では、先ほども説明した通りスコアリングが中心です。

その為、信用情報に問題が無い限りは殆どの人が通過できてしまうのです。

実は、ここに落とし穴があるのです。

オリックス銀行カードローンの金利を見てもらえば分かる通り、他の銀行系カードローンから見るとかなりの高金利が設定されています。

高金利で設定されていると申込者が減少し銀行として利益が上げられません。また、他の銀行のように低金利にした場合、新規参入のネット銀行でもあるオリックス銀行では太刀打ちできない可能性もあるのです。

ローン事業で確実に利益を得るには高金利で低額融資に対応する方法で、しかも低所得の方でも借りやすい状況を作ることで申込者を増やしている可能性があるのです。

他社に借り入れがあり、年収が300万円未満で生活資金として低額の融資を受けたいけれど、消費者金融には頼りたくないという方をターゲットとすることで申込者を増やしているのです。

特に、「審査が甘い」「審査に通りやすい」と口コミが広がれば、自然と融資希望者が申し込みをしてくれます。

ですが、実際には仮審査では簡単に通過できても本審査で落ちてしまう可能性が高く、「審査が甘い」というのは、はったりの可能性があるのです。

本審査では、申込内容や申請した情報などの精査を行い厳しく審査されているので、仮審査に通っても本審査に落ちてしまう可能性は、意外と高い確率であるのです。

審査に人が加わることで勤務先の評判なども見られるから

本審査では記入した勤務先情報も調べられます。

仮審査では自動的にスコアリングしていただけですので、勤務先企業の本当の評判・業績は判りません。

もしかしたら企業規模は小さくても、実は世界中と取引がある地方の中小企業かもしれません。また、規模が大きくても内情は火の車かもしれません。

特に、企業の評判はそのまま企業の業績にも関わってくる大事な情報でもあります。

ですが、スコアリングの時には大切な情報が含まれていないので、正しい判断が出来ているとは言い切れないのです。

本審査で人の手で勤務先企業について調べることで、機械では見えてこない本当の企業の成績が判るのです。

これにより、仮審査で高得点を取れた企業情報が実はランクが低い企業だったと判断されてしまう可能性もあり、その結果として本審査で落ちてしまうのです。

まとめ

オリックス銀行カードローンでは、仮審査と本審査の2段階で審査を行っています。

仮審査では、人的審査ではなく機械的審査で、申込者の情報をスコアリングし信用情報に紹介をかけるだけの簡単審査です。その為、信用情報に問題さえなければ、誰でも簡単に審査が通ってしまいます。

その後、本審査に移るのです。本審査では、人的審査を行っています。申し込み情報に虚偽が無いかどうか、信用情報で紹介された情報に誤りが無いか調べ、更に勤務先企業情報まで調べつくして最終判断をしているのです。

本審査でもし虚偽が見つかってしまったり、企業の評判が悪かったりすると、いくら仮審査を通過できていても融資を断られてしまうこともあるのです。

審査落ちをしてしまうと、その情報は信用情報として6か月間記録が残ってしまうこともあり、他の金融機関へローンを申し込んでも断られてしまうかもしれません。