オリックス銀行のカードローンの場合、その審査が通り易く誰でも借りることが出来ると、ネットの口コミやブログなどに書かれています。
では、なぜオリックス銀行のカードローンの審査が通りやすいのか、解説していきましょう。
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オリックス銀行カードローンは審査に通りやすい!その理由は?
ほかの銀行でカードローンの申し込みを断られた方でもオリックス銀行なら大丈夫というブログや口コミ。
どうしてオリックス銀行のカードローンの審査は、そんなに簡単なのでしょうか?
銀行カードローンの中でも金利が高め
他の銀行のカードローンの金利と比べてみると、オリックス銀行の金利が結構高めに設定されていることに気付きます。
オリックス銀行 | 三菱UFJ銀行 | みずほ銀行 | |
---|---|---|---|
限度額 | 最高800万円 | 10万円~500万円 | 最大800万円 |
年利 | 1.7%~17.8% | 1.8%~14.6% | 2.0%~14.0% |
大手銀行2社と比べると一目瞭然です。
確かに、最低金利は1.7%とかなり低く、借りる側としてはありがたい金利の低さでもあります。ですが、この金利は、限度額に応じて変動していきます。
そして、限度額が100万円未満の場合、金利が12.0%~17.8%と高めに設定されているのです。この最高金利は、消費者金融に匹敵する高さでもあるのです。
アコム | アイフル | プロミス | |
---|---|---|---|
限度額 | 1万円~800万円 | 800万円以内 | 500万円以内 |
年利 | 3.0%~18.0% | 3.0%~18.0% | 4.5%~17.8% |
最低金利は、確かにどの銀行よりも、当然、消費者金融よりも安く設定されています。ですが、最高金利は消費者金融であるプロミスと同じなのです。
【オリックス銀行カードローンの利用限度額に応じた利率】 | ||
---|---|---|
申し込みコース | 利用限度額 | 借入利率(年) |
800万円コース | 700万円超800万円以下 | 1.7%~4.8% |
700万円コース | 600万円超700万円以下 | 3.5%~5.8% |
600万円コース | 500万円超600万円以下 | |
500万円コース | 400万円超500万円以下 | 4.5%~8.8% |
400万円コース | 300万円超400万円以下 | |
300万円コース | 200万円超300万円以下 | 5.0%~12.8% |
200万円コース | 150万円超200万円以下 | |
150万円コース | 100万円超150万円以下 | 6.0%~14.8% |
100万円コース | 100万円 | |
100万円未満コース | 100万円未満 | 12.0%~17.8% |
この表を見ても分かる通り、低額融資の方が、年利が高い傾向にあります。
金利が高いと回収期間も短いので債権者に余裕ができる
この金利の高さは、融資に大きく影響してきます。
銀行は、融資に応じて設定されている年利によって、利益を上げることが出来ます。大手銀行のように低金利の場合、返済が滞ってしまったり回収できなかったりすると、利益が上げられません。
その為、金利が低い大手銀行などの場合には、審査が厳しくなり返済能力の高い方にのみ、融資されるようになります。
これに対し、オリックス銀行カードローンのように高い金利を設定することで、回収できないリスクがあっても利益を上げられるので、返済能力が多少低い方にでも融資をしてくれるのです。
しかも、高い金利を設定している融資限度額は100万円未満と低額でもあります。
その為、返済期間が短く設定できるというメリットもあり、同時に短期間で利益を上げられることも銀行側のメリットでもあります。
では、大手銀行などではどうしてこのような高い金利設定を行わないのでしょうか?
多くの銀行では、リスク回避をしています。
高金利に設定することでより多くの方に融資が出来ますし、短期間で利益を上げられるというメリットもあります。ですが、同時に大きなリスクも背負うことになるのです。
低額とは言え、支払い能力が低い方に対して高金利で融資をするということは、債務整理などの手続きによって返済されなくなる可能性もあるのです。大手銀行にはその様なリスクを負ってまで利益を上げる必要が無く、カードローンの金利を低めに設定しているのです。
地銀などメガバンクに太刀打ちできないような銀行の場合には、融資に対する金利を上げることで低所得の方にも融資がしやすい状況を作り出し、より多くの方への融資を可能とすることで利益を上げているのです。
銀行側の思惑はさておき、所得が低く融資を受けられる可能性が低いと感じているなら金利を高めに設定しているオリックス銀行カードローンはおススメのカードローンの1つです。
オリックス銀行カードローンには保証会社が2つある!その意味とは?
一般的に銀行カードローンの保証会社は1社だけなのですが、オリックス銀行カードローンの場合には2社の保証会社が付いています。
2つの保証会社を持つ意味とはなんなのでしょうか?
申込者のスペックに応じて担当の保証会社を変えている?
オリックス銀行カードローンの保証会社は、こちらの2社です。
- オリックス・クレジット株式会社
- 新生フィナンシャル株式会社
2社の保証会社を持っている場合、以下のように使い分けている可能性があります。
(イ) 利用限度額に応じて、保証を行う会社を分ける
オリックス銀行の場合には、審査は最初にグループ企業でもあるオリックス・クレジット株式会社が行います。
こちらで保証を請け負えると判断された場合、つまり、審査が通った場合には次の新生フィナンシャル株式会社で審査を行われることはありません。
新生フィナンシャル株式会社が審査を行うのは、オリックス・クレジット株式会社が審査を通さなかった場合のみです。
確かに、スペックが高ければオリックス・クレジット株式会社の審査のみで済んでしまいます。その為、「申込者のスペックで担当の保証会社を変えている」と言えるのかもしれません。
保証会社は通常1社のみ!2社ある分通過者の幅は広い?
一般的な銀行のように、保証会社が1社しかない場合、融資に対する審査を行い、その保証会社が「NO」と言えばそこで融資不可能が確定してしまいます。
ですが、保証会社が2社あれば例え1社目が「NO」と言っても、2社目が「OK」という可能性があり、その分融資可能な方が増えるのです。
オリックス銀行が2社の保証会社を持っているのもその為で、オリックス・クレジット株式会社で審査が通らなくても新生フィナンシャル株式会社で審査が通る可能性もあり、より多くの方への融資を可能としているのです。
オリックス銀行カードローンの審査は消費者金融よりも甘いの?
オリックス銀行のカードローンですが消費者金融と同程度の金利を設定しています。
サービス内容からみると、消費者金融とあまり変わらないように感じる方もいるかもしれません。
その為、審査も消費者金融と同じかそれよりも甘いのではないかと、感じてしまうのでしょう。
ですが、残念ながらそれほど甘くはありません。
同じ金利の消費者金融よりは審査が厳しいと考えられる
オリックス銀行は消費者金融ではありません。あくまでも銀行です。
2018年1月以降、銀行におけるカードローンの審査に、警視庁データベースへの個人情報照会が義務付けられました。
これは、反社会勢力への融資を阻害することが目的で導入されたもので、最短で1日長ければ2週間と審査にも時間がかかってしまうのです。
この照会義務は消費者金融にはまだ導入されていません。その為、消費者金融では即日融資が可能となっているのです。しかも、審査には最短で30分と短時間で行っているのです。
銀行のカードローンの場合には保証会社による審査のほかに、警視庁照会という調査も含め審査が厳しくなっているのです。
消費者金融は貸金専門だが銀行はローン事業の失敗を全体に被る
消費者金融は、お金を貸すことが専門の会社で、それ以外の事業展開をしていません。
それに対し、銀行ではお金を貸すことが専門ではなく顧客からお金を預かったり、資産投資のお手伝いをしたりと、様々商品・サービスがあります。
もし、融資が回収できなかったら銀行として利益が上げられないだけでなく、業績悪化により倒産する可能性も出てきてしまうのです。
スルガ銀行が不正融資によって業績を悪化させたことを見れば、銀行にとってローン事業の失敗が業績に大きく影響するということがよく解ります。
銀行にとって融資した資金が回収できないということは、そのまま銀行倒産という危機を招いてしまう恐れがあるので、返済能力が低い方、安定した収入が無い方、多重債務者など問題のある方には貸したくないのです。
その為、審査も厳しく行われ、保証会社が保証できるかどうかを判断し融資が決められてしまいます。
それでもオリックス銀行のカードローンは、他銀行から見ると審査がそれほど厳しくなく、借りやすいのも事実です。
オリックス銀行は所謂ネットバンキングです。その為、主要都市に営業所兼住宅ローンプラザを持ってはいますが、銀行の支店というものが無いのです。
その分、余計な経費も掛からず、多くの方に融資が出来るのです。
オリックス銀行カードローンの審査をより通りやすくするコツ
オリックス銀行カードローンでは、2社の保証会社と高い金利設定により、他の銀行のカードローンよりも審査が通り易く、割と低所得の方でも借りやすいと言われています。
それでも全ての方が融資を受けられるわけではありません。もし、不安があるのなら、次のようなことを実施してみましょう。
限度額は必要最低限まで引き下げる
お金が借りられるのなら、出来るだけ多くのお金を借りたいと思うものです。
ですが、融資限度額は返済能力に応じて判断され、融資を受けられない可能性があるのです。
確実に融資を受けたいのなら希望限度額を必要最低限まで引き下げておきましょう。
これにより、収入と合わせて判断し、審査が通る可能性が高くなります。
他社借入はおまとめローンで一本化する
カードローン審査では、他社借入状況も審査対象となります。
例えば、複数のカードローンや消費者金融などからの借入金残高の合計が年収の1/3以上ある場合、融資されることはありません。
これは、貸金業法の改正により導入された「総量規制」のためで、2017年ころから貸金業法の規制を受けない銀行でも自主規制として導入されているのです。
また、同様に多くのローン会社から借り入れがある場合、借入金額の残高合計がたとえ少額でも多重債務者と見做されて融資を受けられない可能性が高くなります。
現在、複数のローン会社から融資を受けているのなら、「おまとめローン」を使って1本化し多重債務者と判断されないようにしましょう。
おまとめローンは、借入している側にとってもメリットがあります。
例えば、消費者金融や銀行のカードローンなど、3社からそれぞれに100万円未満の借入残高があったとします。
高金利を設定している消費者金融などの場合、100万円未満の借入残高なら金利は当然15%以上は付いてしまいます。
1社にまとめることで、借入残高が合計され100万円超となります。これにより、最高金利が引き下げられるのです。
更に、毎月の返済額も1本に集約することで、返済していた合計金額よりも安い返済額になる可能性もあり、返済日も1日に限定されるので、忘れる可能性も低くなります。
おまとめローンにも保証会社による信用審査があり、人によってまたは、おまとめローンを受け付けている銀行によって、融資を受けられない可能性もあります。
それでも、自分にとってもメリットのあるおまとめローンですので、複数の会社から融資を受けているのなら一度検討してみるのも良いのでは?
他社ローンへの同時申し込みはNG
オリックス銀行カードローンに限らず、一度に複数社に対して融資の申し込みをしている場合「返済の目途が立たないほど、お金に困っている」と判断される可能性があり、審査に通りません。
審査基準は保証会社によって違いがあり一概には言えません。一般的に審査基準に対し、殆どの保証会社や銀行などでは、公表をしていないのです。
その為、フィナンシャルプランナーなどが独自に判断した基準予測をネットのブログなどで書いていますが、それが必ずしも正しいわけではありません。
とはいえ、1か月以内に3社、4社と申し込みが続けば返済能力や融資目的など疑われてしまうのも仕方がありません。
例え低額であっても、複数のローン会社や消費者金融などに短期間に申し込みをするのはNGです。
申し込み時に嘘を付くのは絶対ダメ!
カードローンの審査は、申込時に記入された情報を元に行われます。
特に、企業名や収入、雇用形態など返済能力基準となる情報に虚偽記載があると、審査が通らないだけでなく不正行為とみなされ、今後申し込みが出来なくなってしまいます。
それどころか、その情報は保証会社にも展開され記録として残る可能性もあり、他社にも申し込めない状況になってしまいます。
例えば、勤務先の住所を一部間違えたとか電話番号を少し間違えた程度なら、「記入ミス」として訂正を求められる程度です。
ですが、明らかに誤った情報を記載している場合には簡単にその嘘がばれてしまい、ブラックリストに名前を連ねてしまうことにもなりかねません。
特に、勤務先については在籍確認の為に記入された企業の電話番号に電話をかけます。そこで、電話に出た方が「そんな社員はいない」と言ってしまえば、虚偽と見做されてしまうのです。
勤務先情報を記入する場合には、「本社・本店」の情報ではなく、現在勤めている支店・営業所の住所・電話番号を記入しましょう。
派遣で働いている方も、同じです。企業名は派遣元ですが、住所や電話番号などは派遣先企業の情報を記入します。
【安定収入の判断ポイント】
- 企業の規模
- 業種
- 職種
- 雇用形態
- 勤続年数
- 年収額
これらの判断基準は、簡単に調べることが出来る情報でもあり、虚偽を記載しても、簡単にばれてしまうのです。
まとめ
オリックス銀行カードローンは、金利を引き上げることと保証会社を2社持つことで、より多くの方に融資がしやすい状況を作っています。
その為、他の銀行で融資を断られた方でもオリックス銀行なら融資を受けられる可能性が高くなるのです。
消費者金融から見ると審査は決して甘くはありません。ですが、安定した収入があり、返済能力があって過去に金融事故を起こしていない方で有れば、多少収入が低くても融資を受けることが出来るのです。
もし、他の銀行カードローンで断られたのなら、消費者金融に頼る前にオリックス銀行カードローンに相談してみましょう。
それでもダメだった場合、消費者金融に相談しましょう。