おまとめローンとは、複数の業者で利用しているローンを一つの金融機関のローン商品に一本化して組み直す「借り換え」が可能なローン商品の事を言い、多くの消費者金融で取り扱われている商品となります。
融資の一本化を行う事で、返済先は一つに絞られお金の管理がしやすくなり、更には現状よりも金利が安くなるケースも十分に考えられます。
プロミスのおまとめローンも仕組みやメリットは上記の通りですが、既に借入している他の金融機関への返済を手数料無料で代行してくれる他、可能な限り即日融資にも対応してくれています。
通常であれば、他社借入先への返済は利用者本人が行い、更にはおまとめローンの融資までに1週間程は要するところなのですが、プロミスではこれらのデメリットをしっかりとカバーできているので、他社借入を手間なく急いでまとめたいという方に向いています。
そこで今回は、プロミスのおまとめローンについて更に詳しく掘り下げて解説していきたいと思います。
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プロミスのおまとめローンは即日融資を受けられない可能性がある
まず始めに、プロミスのおまとめローンに関しての融資というのは、利用者本人に直接お金を融資するのではなく、複数の他社借入先へプロミスから返済を行うという意味の融資になります。
この仕組みはプロミスに限らず、他の返済代行を行ってくれる金融機関のおまとめローンでも同様です。
そして、プロミスでは借入先への返済代行を可能な限り即日で行ってくれますが、以下のような理由で即日融資を受けられない場合もありますので注意して下さい。
新規借入時よりも金額が高くなりがちで審査に時間がかかる
おまとめローンは一般的なプロミスのカードローンとは違い、他社借入を一本にまとめるローンであるが故、新規借入時の金額が高額になる傾向になります。
例えば、利用者が他社借入額合計100万円をまとめる場合、プロミスのおまとめローンでの新規借入額は100万円となります。
通常のカードローンでの新規借入額ではまずあり得ない金額なので、その分審査における利用者の信用情報等の確認で時間を要する可能性が高くなります。
また、プロミスのおまとめローンでは年収の3分の1以下しか融資が受けられない「総量規制」の対象外となる為、利用者は高額な他社借入の債務をまとめる事が可能となっていますが、総量規制を越えた借入額を希望する場合は、その分審査の時間も長引き、即日融資の可能性は低下しますので、お急ぎの方は注意して下さい。
他社への代理返済の必要が出てくるので手間が増える
冒頭でも解説していますが、プロミスのおまとめローンでは手数料無料で他社への代理返済を行ってくれています。
この代理返済のおかげで利用者には返済の手間がかかりませんが、一方で返済する側のプロミスには手間がかかり、例え審査に通過し、即日で契約を締結できた場合においても利用者の他社借入数が多い場合は、全ての返済に時間を要するケースがあります。
その為、他社借入数が多い人の場合は即日融資を受けられない可能性が考えられるのです。
また、プロミスは返済を行う上で銀行振込を利用する為、銀行が閉店している平日の15時以降、または土日祝日の場合は返済を行う事ができません。
その為、即日での融資を希望する場合は銀行の振込期限を考慮し、遅くても平日14時までにプロミスのおまとめローンの契約手続きを完了させておく必要があります。
最短でおまとめローン審査を受けられる人の特徴
多額の借入になりやすい傾向にあるプロミスのおまとめローンでは、利用者の借入状況や信用情報などの特徴次第で審査を受けられないケースもあります。
申し込みの時点で躓いてしまっては、即日融資が受けられない可能性も十分に考えられますので、まずは自分が申し込みから直ぐにでも審査へと移行できる状態であるかどうかを把握しておいて下さい。
なお、最短でプロミスのおまとめローン審査を受けられる人の特徴は、主に以下のようなものが挙げられます。
まとめたい金額が総額300万円以下
プロミスのおまとめローンは総量規制の対象外となる為、利用者本人の年収3分の1を超えた融資を受ける事が可能ですが、もし一本化したい他社借入額の総額が300万円以上を超えた場合は、プロミスのおまとめローン審査に進む事ができません。
この理由は、プロミスのおまとめローンで融資可能な限度額が300万円までと定められている為です。
また、300万円以下であれば審査に進む事はできますが、限度額に近い融資を希望する方は、かなり多額な融資となる為、即日融資を受けられる可能性が低く、最悪の場合は審査に通らないという事もあり得ます。
その為、多額の他社借入がある方は、プロミスでまとめるべき借入を絞り、最低でも300万円以下、可能な場合はまとめる借入額を年収の半分以下の値段に抑えるよう対策をして下さい。
5~10年で完済できるメドがたっている
プロミスのおまとめローンでは、申込時、利用者の年収などを考慮したうえで担当者より返済計画が立てられ、返済回数が設定されます。
例えば、他社借入総額300万円を毎月4万8000円程で返済し、5年で完済させるといった計画がある場合、申込者本人の現状を考えて継続的にそれが可能であると判断された場合はおまとめローンの審査へと進みます。
但し、申込者本人の収入を考えた上で、今後10年以内に返済する程の能力はないと判断された場合は、審査落ちとなります。
この10年というのは、プロミスがおまとめローンで定めている返済期間の最長期間です。その為、5~10年の間で完済の目途が立たない場合は審査には進めません。
5~10年の期間で返済できない程の借金を抱えてしまったという事例は稀ですが、もし債務状況がそういった状況である場合は、できる限り借金を減らすなどの対策を取らない限り、プロミスのおまとめローン審査を受けるのは難しいと言えるでしょう。
返済に余裕があるほどまとまった収入がある
プロミスに限らず、各金融機関では多額の融資が必要となるローンの審査において、その返済がどれ程、利用者の負担になるかを考慮して審査を行います。
この審査において重要視される利用者の負担を「返済負担率(返済比率)」と呼び、まとまった収入があり、この返済負担率も低い人、要するに返済に余裕がある人に関しては、おまとめローンを即日で契約できる可能性が高くなります。
ちなみに、返済負担率は以下の式で求める事ができます。
年間返済額÷税込年収×100
例えば、年収300万円の人がプロミスのおまとめローンで100万円を融資してもらい、それを毎月26,000円ずつ返済していく場合の年間負担率は10.4%です。
年間負担率の妥当な割合は20%とされていますので、上記の例だとかなり余裕がある事になり、プロミスのおまとめローンも即日で融資してもらえる可能性は高くなります。
プロミスのおまとめローンを最短で借りられない人の特徴
おまとめローンを最短で借りられない人の特徴としては、現状の収入が低かったり、返済負担が重く、毎月決まった額を返済できる能力が低い人など、様々なものが挙げられますが、他にも想定外の事情でおまとめローンの即日融資が受けらない、または審査に落ちてしまうというケースがあります。
では、現状の年収や返済能力の低さ以外に、おまとめローンを最短で借りられない人の特徴とは何なのかを見ていきましょう。
新規借入時から収入が下がった
例えば、個人事業主や自営業、アルバイトやパートといった方に関して、少し前までは安定した収入を得られていたにも関わらず、いざプロミスのおまとめローンの契約を行おうとした月から収入が下がってしまった場合、プロミスのおまとめローンの審査で時間がかかり即日融資が難しくなってしまうケースが考えられます。
以前は正社員並みに稼いでいたという場合でも審査が難航してしまうのは、プロミス側の審査で「収入が不安定であり、実際に収入が低い月もある為、今後返済が難しくなる可能性がある」と判断されてしまう為です。
但し、収入が不安定な方でも勤続年数または営業年数が長い場合や、社会保険に加入している場合、更には固定電話を持っている、持ち家があるといった審査に好印象を与える材料があれば、収入が下がってしまった場合でもプロミスのおまとめローンを即日で融資してもらえる可能性がでてきます。
新規借入後に転職をした
他社で新規借入を行った際と、プロミスでおまとめローンを契約する際で自身の勤め先が異なる場合は審査の時間に影響を及ぼす可能性があります。
例えば、前職は勤続年数が10年、現職は勤続年数が1年といった信用情報の低下、さらには年収の低下や勤務先規模の低下によっても信用情報の低下に繋がります。
このように、転職が原因で他社新規借入時とプロミスのおまとめローン契約時を比較して信用情報が明らかに低下している事が審査で発覚した場合、審査時間に影響が及びます。
一方、年収はほとんど変わらず、勤続年数も3年以上はあるという場合に限っては、特に転職による審査の影響を考える必要はありません。
低金利の銀行カードローンから借りている
プロミスのおまとめローンは、言い換えればローンをより良いものにする為の借り換えであり、あくまで複数社からの借り入れを一本化しお金の管理および金利の負担を下げる事を目的とした商品になっています。
その為、そもそも消費者金融よりも金利が低く設定されている銀行カードローンを、プロミスのおまとめローンで一本化する事は原則できません。
プロミスで借り換えできる対象のローンは、消費者金融のローンおよびクレジットカードとなります。
また、クレジットカードのショッピング枠もプロミスのおまとめローンでは対象外としていますので、注意して下さい。
新規借入審査に基準ギリギリで通った
過去の他社借入状況や申し込み状況は、信用情報機関と呼ばれる機関を介して各金融機関に情報が共有されており、もし他社で新規借入時の審査が基準ギリギリであった場合、その後のプロミスのおまとめローンの審査においてその事実が発覚します。
そもそも、おまとめローンは申込者が多重債務者である事を前提に高額融資をする商品となっていますので、それなりの信用情報が必要となります。
そういったローンを利用するに当たって、過去の他社借入審査が基準ギリギリだったと発覚した場合には、当然ながら審査に慎重性が増し、審査の結果回答が送れる、または落ちてしまう確率が高くなっていきます。
他社の新規借入時よりも収入が上がった等の事情があれば別ですが、もしそうではないという方は即日で融資を受けられないかもしれないという事をしっかりと把握した上で審査に挑んでください。
プロミスのおまとめローンに不向きな人の特徴
プロミスのおまとめローンは、あくまで他社借入を一本化する事で債務者の負担を減らす事を目的とした商品ですので、一般カードローンのように幅広い使用用途でお金の借入をする事ができません。
その為、他社借入を一本にまとめる為だけのローンという事をしっかりと理解した上で、今後しっかりと返済を行っていけるという方には向いている商品です。
但し、もし以下項目に一つでもあてはまる場合は、プロミスのおまとめローンは不向きとなりますので、その点をしっかりと把握するようにしましょう。
「もうカードローンは借りない」という強い意志がない
プロミスのおまとめローン契約後、他社借入しているローンは全て返済されますので、利用枠は元の状態に戻ります。
勿論、これらのカードを解約して破棄する義務もありません。
但し、プロミスのおまとめローンは追加融資に対応していない為、完済された他社のカードローンを利用してしまっては、また多重債務の状態になってしまいます。
これではプロミスで他社借入をまとめた意味が無くなってしまいますし、再び借金を増やすきっかけになり得ます。
その為、プロミスのおまとめローンを契約したいのであれば、「絶対にカードローンは使わない」と他のカードローンを解約および破棄できるまでの強い意志を持って、今後は返済のみに力を入れるようにして下さい。
カードローンを年14%以下の低金利で借りている
年14%以下の消費者金融およびクレジットカードを利用して融資を受けている方は、プロミスのおまとめローンは向いていません。
理由としては、プロミスでそれら低金利のローンを一本化する事で金利が上がってしまう可能性が非常に高いからです。
プロミスを含む金融機関の金利は借入元金によって利息が変動しますが、利息制限法に則れば、100万円超えの借入でもその利息は15%までしか下がりません。
その為、年14%のカードローンを持っている場合は、まとめずにそのまま返済した方が負担は少ないのです。
また、年14%以下の低金利カードローンが銀行のものであった場合、プロミスのおまとめローンを利用する事ができないので注意して下さい。
過去にプロミスやSMBC系の商品で利用トラブルがあった
SMBC系の消費者金融および銀行などでは、これまでの契約者のカードローン利用状況が保管されており、例えカードを解約した場合においてもその情報は保管されます。
もしプロミスや三井住友銀行などのSMBC系商品で過去に返済遅延が続いたなどのトラブルがあった場合、その情報は必ず審査にて照会されますので、多額な融資が必要となるプロミスのおまとめローンの契約そのものができないケースが考えられます。
また、カードローンの契約情報や利用状況は店舗のみならず、全ての金融機関がその情報を共有できる「信用情報機関」にも登録されています。
その為、SMBC系以外の金融機関において過去に債務整理を行った経歴がある場合や、保証会社などが代理弁済を行っているというトラブルがあった場合、それらの情報も共有されますので、プロミスに限らず、全ての金融機関が提供するローン関連の商品が利用できなくなりますので注意して下さい。
まとめ
プロミスのおまとめローンは、他社借入を一本化にして債務者の金銭管理、および金利の負担を軽減する他、手数料無料での他社借入返済代行や、即日融資など、他社が扱うおまとめローンには無いようなサービスが豊富に含まれています。
但し、おまとめローンは多重債務者に対して高額融資を行うローンですので、通常のカードローンよりも利用者の返済能力が強く問われます。
その為、収入が低い人、不安定な人は即日融資を受けられない可能性も十分にあり得ます。
なお、銀行カードローンなどの低金利ローンは、プロミスのおまとめローン対象外となりますので、その点も注意して下さい。
最後に、プロミスのおまとめローンはあくまで他社借入を一本化し、多重債務の返済をサポートするローンですので、この商品を利用するに当たり、今後は絶対にカードローンを利用しないという強い意志を持ったうえで契約するようにして下さい。