ノーローン

ノーローンはシンキが提供する消費者金融!新生銀行との関係は?

「借入から1週間であれば利息なし」が特徴のノーローン。

カードローンは借り入れからすぐに利息が発生するのが一般的ですが、ノーローンはその商品名の通り利息が0の期間があることで人気です。

そんな独特な利息設定となっているノーローンですが、このカードローンサービスを提供しているシンキ株式会社(2016年8月より新生パーソナルローン株式会社)はどのような企業なのでしょうか?

カードローンを利用するにあたって、確認しておきたいのがそれを提供する企業の成り立ちです。

金融業界は合併や統廃合、また銀行との提携などの変化が激しいことで知られています。そのため、何も知らずに利用していたらある日突然サービスが変わってしまったという可能性もゼロではありません。

すぐにお金を借り入れられなくなってしまうわけではないので焦る必要はありませんが、利用しているカードローンを提供している会社の情報についてはある程度知っておいた方が安心です。

そこで今回は、ノーローンを提供する企業についての詳しい情報をご紹介します。

これまでにどのような流れで今のような形になっていったのか、具体的に見ていきましょう。

実質年率 4.9%~18.0%
審査時間 最短20分
限度額 300万円
申し込み方法
  • ネット申し込み
  • 電話
  • 郵送
  • 来店
無人契約機
手数料 108円~216円
提携ATM
  • コンビニ
  • 銀行
女性向けローン

 

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ノーローン(シンキ)が新生銀行グループに入った時期は?

ノーローンを提供するシンキ株式会社は、最初から新生銀行グループの企業だったわけではありません。

最初に新生銀行と提携し始めたのは2002年ごろで、その後数年間の間に業務の統合や再編が行われていきました。

シンキ株式会社が新生銀行グループの企業として正式に子会社化されたのは2009年ごろとなっています。

その後、新生銀行グループの企業であることを分かりやすくするために、2016年ごろに新生パーソナルローン株式会社という名前に商号を変更しました。

そのため、シンキ株式会社が新生銀行グループに入った時期は2009年ごろと言うことができます。

ただし、それ以前から新生銀行との提携は行っていたため、早い段階から新生銀行との深いかかわりがありました。

ノーローン(シンキ)が新生銀行グループに入った背景・歴史

ノーローンを提供しているシンキ株式会社が、新生銀行グループに入るに至った背景や歴史をご紹介します。

現在は新生銀行グループの企業として、名前にも「新生」の文字が入る形に変更されている旧シンキ株式会社ですが、設立時には「信起商事株式会社」という商号でした。

この社名は、「信用を起こす」という意味から名づけられています。その後、1984年の8月になって、信起商事株式会社という商号を変更し、「シンキ株式会社」に変わりました。

1997年ごろまでは本社が姫路市にあり、関西を中心としてサービスを展開していましたが、そこからサービスを拡大して現在では全国でノーローンのサービスを提供するに至っています。

新生銀行との提携が始まったのは2002年の3月で、その2年後の2004年10月には新生銀行が筆頭株主となりました。

その当時は、シンキ株式会社は新生銀行の「持分法適用関連会社」という関係性になっていましたが、2007年12月に増資を行った後、新生銀行の「連結子会社」へと変わっています。

シンキは2009年に新生フィナンシャルに社名変更

同じころ、GEコンシューマー・ファイナンスという別の企業があり、2008年9月の時点で新生銀行が子会社化をしていました。

このGEコンシューマー・ファイナンスとシンキ株式会社は2009年の2月に業務統合及び再編を行うことが決定します。

新生銀行とGEコンシューマー・ファイナンスは共同でTOBを行いました。2か月後の2009年4月には、GEコンシューマー・ファイナンスは社名を変更し、新生フィナンシャルへと変わっています。

そのため、シンキ株式会社は2009年の2月時点で一度GEコンシューマー・ファイナンスと統合していて、その直後の2009年の4月に社名が新生フィナンシャルへと変わっていったことになります。

このような形で金融機関同士が統合・再編をして、社名が変わっていくのは珍しいことではありません。

統合再編に伴って利用者が混乱しないよう、サービスの内容などには極力大きな変更が加えられないようになっているため、普段の借り入れにおいてあまり深く意識する必要はないと言えます。

ちなみに、2016年にはさらに名前が変更になり、「新生パーソナルローン株式会社」に商号変更を行いました。

ノーローン(シンキ)と新生銀行はどう提携している?

ノーローンを提供する旧シンキ株式会社は、現在では新生フィナンシャルグループの中核会社となっているため、新生銀行との提携も行われています。

しかし、新生銀行という銀行サービスと、ノーローンという貸金サービスの間ではどのような連携が行われているのでしょうか?

そこで、ノーローンと新生銀行の関係性や、具体的な提携の内容についてご紹介します。

レイクの自動契約機からノーローンを借りることができる

ノーローンとは違ったカードローンサービスになりますが、「レイク」というカードローンがあります。

実は、このレイクは新生銀行と提携を行っていて、ノーローンと同じく新生フィナンシャルグループが提供するサービスとなっています。

レイクも、最初は消費者金融のカードローンとしてそのサービスをスタートしましたが、2011年に新生フィナンシャルの銀行カードローンに変更となります。

この変更の理由は、消費者金融から銀行カードローンへとブランドを切り替えることで、金利の低さを求める人やブランドに認知度を重視する人へと顧客層を広げていきたかったからと言われています。

しかし、その後ターゲット層の拡大が伸び悩んだことから、レイクは新生銀行カードローンとしてのサービス提供をやめ、2018年に新たに「レイクALSA」という商品名で消費者金融としてのカードローンに切り替わりました。

このような経緯があることから、レイクとノーローンはどちらも同じ新生銀行の自動契約機を使用して手続きができるようになっています。

ノーローンを使っての借り入れを行う際には、新生銀行やレイクの名前が付いている自動契約機を使うことが可能です。

ノーローンはレイクと個人情報を共有している?

どちらも同じ新生フィナンシャルグループから提供されているカードローン、レイクALSAとノーローンの2つですが、これらは個人情報を共有しているのでしょうか?

同じ母体によって提供されているサービスではありますが、その内部で情報が供用されているかどうかは公式には発表されていません。

しかし、ノーローンとレイクの申し込み窓口が別で用意されていることを加味すると、申し込み時に入力した住所や氏名、そして年収や職業などの収入に関する情報が、もう片方のサービスにそのまま使われることはないと考えられます。

ただし、カードローンの審査については、返済能力の有無を厳しくチェックするために、各金融機関で情報共有が行われていることもあります。

例えば、あまりにも長期間返済が滞ってしまった人や、多額の融資を受けながら完済せずに契約が終わってしまった人などはブラックリストとして各金融機関へと情報共有されます。

これは、ノーローンとレイクのように同じ母体によって運営されている貸金業者だけでなく、他の貸金業者とも情報共有が行われることで、業界全体で審査の質を高めるための取り組みです。

レイクで返済延滞があればノーローン審査に落ちる可能性が高い

レイクとノーローンは同じ新生フィナンシャルグループが提供する金融商品であるため、レイクで返済延滞がある状態でノーローンの審査に申し込んでも落ちる可能性が高くなっています。

レイクの方で借りているお金を返済するお金を、ノーローンの方から借りたお金でまかなうということをされてしまうと、同じ金融会社内でお金が移動するだけで利益にならないからです。

そのため、レイクで返済できていない延滞分の料金が発生してしまっているときには、ノーローンに審査を申し込んでも無駄に終わってしまうかもしれません。

ノーローンを利用したいと考えている人は、もしレイクの方での返済延滞がある場合先にそちらをしっかりと返済してから、ノーローンの審査に申し込むことをおすすめします。

また、レイクやノーローン以外のほかの金融機関で借り入れがある場合も同様です。

多額の借り入れを行っている途中で新たにカードローン契約を増やしても、返済が大変になってしまう危険性が高くなります。

可能な限りカードローン業者の利用数は少なく抑えて、1つ1つの返済を確実に行っていくようにしましょう。

そのうえで、ノーローンの審査に申し込めば通過できる可能性も高くなります。

ノーローンは借り入れから1週間は無利息で借りられることがメリットなので、1週間以内でしっかり返済できる場合にはほかのカードローンよりも役立つこともあるでしょう。

旧レイク(新生銀行カードローン)の審査に落ちてもレイクALSAは借りれることがある

前述の通り、レイクは新生銀行カードローンだった時期と、その後レイクALSAとして新たに生まれ変わった時期で商品の性質が微妙に変わっています。

そのため、以前新生銀行のカードローンだった旧レイクに申し込んで審査に落ちてしまった人でも、新しくなったレイクALSAであれば審査に通る可能性があるのです。

レイクが新生銀行カードローンからレイクALSAへと変わっていった背景には、20代や30代の若者層に便利に利用してもらうことで顧客を拡大するという狙いがあります。

そのため、銀行カードローンとしては審査に通ることができなかった人であっても、レイクALSAになってからの新しい審査では基準がゆるくなっている可能性が高いのです。

そのため、以前のレイクに申し込んで審査に落ちてしまった人でも、あきらめずにレイクALSAの申し込み審査を受けてみることをおすすめします。

過去に大きな返済遅延をしてしまったなど、個人の信用情報が著しく傷ついている人以外であれば、収入などに関するハードルはそれほど高くなく審査に通る可能性があります。

レイクは2018年4月からレイクALSAに!ノーローンとの関係性はどうなる?

レイクは2018年4月をもって、レイクALSAへと名称変更となりました。変わったのは名前だけではなく、サービスの内容や金融会社側が積極的に融資を行いたいターゲット層も変化しています。

レイクは銀行カードローンから消費者金融へとブランド変更をしたことで、より広い顧客層に融資を行う狙いがあります。

そのため、レイクからレイクALSAになったことによる変化は、利用者にとってはメリットになるようなものが多いです。

そんなレイクALSAとノーローンは同じ新生フィナンシャルグループが提供する金融商品ですが、今後の関係性はどうなっていくのでしょうか?

片方の審査に落ちるともう片方の審査にも通りにくかったり、レイクでの返済遅延があるとノーローンの審査に通りにくくなったりする以外にも、関係性に変化があると考えられます。

レイクALSAとノーローンの内容差別化が進む?

レイクALSAとノーローンはどちらも、今すぐにお金を借りたい人向けのサービスになっています。

そのため、今後は内容やサービスの差別化が進んでいくことが予想されます。

現時点ではノーローンの方で1週間利息0という特徴があり、これはレイクALSAとは異なっています。これ以外のポイントでも、レイクALSAとノーローンの内容は徐々に差別化され、ターゲット層が分かれていくことでしょう。

なお、新生フィナンシャルグループは、消費者金融としてのレイクALSAおよびノーローンとはまた別で、銀行ローンとしての「新生銀行スマートカードローンプラス」という商品も扱っています。

これまで旧レイクで行っていた銀行カード利用者層へのサービスはこの「新生銀行スマートカードローンプラス」で行い、消費者金融の利用者層に向けてはノーローンとレイクALSAの2商品で対応していく流れとなっています。

ノーローンの今後の動向に要注目!

今回は、ノーローンを提供する旧シンキ株式会社と、その母体である新生銀行グループとの関係について詳しくご紹介しました。

現在では、シンキ株式会社は新生パーソナルローン株式会社という名称になっており、新生フィナンシャルグループの中核会社として金融商品を取り扱っています。

同じ新生フィナンシャルグループが提供する消費者金融カードローンのレイクALSAを含め、今後ノーローンとレイクALSAの間での内容の差別化が進んでいくことでしょう。

基本的には、利用者が使いやすいサービスへと変わっていく流れになりますので、レイクやノーローンの利用を検討している方や、現在利用中の方は今後の動向に注目されることをおすすめします。