プロミス

プロミスと三井住友銀行の関係とは?利用者の個人情報を共有してるって本当?

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の審査落ちの6つの理由!落ちたときの対処法は?

 

プロミスの基本情報
実質年率 4.5%~17.8%
限度額 1~500万円
申し込み条件 申し込み時の年齢が20歳以上69歳以下
定期的な収入と返済能力が認められる方
プロミスの審査基準を満たしている方
即日融資  可能

プロミスは三井住友銀行グループの傘下にある会社で、現在は提携によってあらゆる情報が共有されています。

プロミスと三井住友銀行グループは非常に関係が深く、現在でも消費者金融系の会社として重要な役割を果たしています。

実はプロミスと三井住友銀行は、協力関係である以上個人情報等の共有が可能です。

従って審査の状況などを2つの会社は共有しながら、最終的に審査を通過させるための判断材料として活用しています。

※本ページにはPRが含まれます。

プロミスが三井住友銀行グループの傘下に入った時期

プロミスは元々独自で運営されていた消費者金融です。最初から三井住友銀行グループの傘下に入っていたわけではなく、別の会社によって運営されていました。

つまり最初からプロミスは三井住友銀行と提携していたわけではなく、何らかの理由によって提携せざるを得なくなり、現在の状況に置かれているというわけです。

三井住友銀行グループの傘下に入ったのは2005年ごろです。この時期にプロミスの連結子会社の1つであったアットローンを連結子会社として加えました。

そして三井住友銀行はプロミスの支援に乗り出し、三井住友銀行とプロミス、そしてアットローンの3社による会社として運営が行われました。

その後2010年になると、アットローンが過払い金請求などでプロミスの業績悪化、そしてアットローンの経営が厳しくなったため、アットローンを三井住友銀行が吸収する形となりました。

そしてプロミス自体の経営も三井住友銀行の傘下に加わる形となり、現在のプロミスの関係が生み出されたのです。

こうして三井住友銀行グループの傘下に加わったプロミスですが、その後三井住友銀行グループはSMBCモビットも事実上傘下に加える形で、消費者金融は2つの会社を運営しています。

それでもプロミスは三井住友銀行グループ内ではトップの消費者金融として扱われています。

プロミスがグループ傘下になった背景や歴史

プロミスというのは1962年に創業された関西金融株式会社が基となり、1974年にはプロミスという言葉を会社名に取り入れました。

その後も業績を伸ばし、消費者金融でも知られる存在となりました。2000年代に入った時点では、アコムと並んで知られている消費者金融という立場を作り上げ、多くの方に利用されていた消費者金融でした。

しかし、プロミスの経営がスムーズに進められていたわけではありません。

プロミスは小さな消費者金融などの買収を行いながら大きな会社へと成長していきましたが、同時に他の会社の立ち上げなどにも協力していました。

現在のモビットやレイクの前身と言われる会社の立ち上げにも協力し、多くのローン会社を設立していきました。しかし消費者金融に関連する事業の変化などで厳しさを増し、経営から撤退するなどの状況が次々と発生しました。これが2003年ごろの話です。

2004年にはUFJグループから離脱すると発表しました。これは三井住友銀行グループとの提携が成立したため、同時に協力していたUFJグループとの提携を解消したのです。

この時点では戦略的な提携という部分に抑えられ、事実上傘下に加わっているわけではありません。ただ、融資などの恩恵を受けられる形となり、プロミスのさらなる拡大が望めるようになったのです。

アットローンの連結子会社から三井住友銀行グループ傘下に加わるまで

2005年にアットローンをプロミスは連結子会社に加え、更に規模を拡大していきました。当時アットローンは厳しい経営状況にあったため、より安心できる会社との提携を模索していました。

その結果プロミスの連結子会社という扱いになり、アットローンの再建も始まったのです。

この時点で三井住友銀行グループ、プロミス、アットローンの3社は同じ場所で契約できる合同のローン契約機を作り、実際に提供しています。

ちなみにローン契約機というのは自動契約機のことです。この自動契約機では、プロミスと三井住友銀行グループ、そしてアットローンのローンが契約できるという、これまでにないローン契約機を生み出しました。

こうして2008年ごろまでは順調に経営が進んでいったのですが、問題となったのは2008年頃でした。

この時期に過払い金の請求が行われ、同時に裁判まで発展した事例があります。

裁判の結果、プロミスは過払い金の支払いを明示される形となり、過払い金の裁判に負けてしまいました。

この時期から経営の悪化が進み、2009年には社員に解雇通知を行うなど、社員削減を図っていったのです。

2010年には事業経営の改善を余儀なくされ、現時点で運営していた有人店舗を全撤廃、従業員の3割削減、そしてグループ会社だった三洋信販の吸収合併などを発表しました。

プロミスのグループ会社は2010年にはほぼ全てが吸収合併され、残っていたアットローンも2011年には吸収される形となりました。

この時点で2005年に提携していたアットローンも事業が厳しくなり、最終的にはプロミスに吸収されてしまったのです。

プロミスは吸収合併などで再起を図りましたが、それでも経営に行き詰る状況が続きました。

このままでは消費者金融として残れず、倒産などの危機が生じていたことから、三井住友銀行グループは手を差し伸べることとなりました。

2011年の9月30日、公開買い付けによって三井住友銀行グループがプロミスを完全子会社化するための手続きが取られました。翌月から株式の買い付けがスタートし、最終的に2012年の3月末で株式の上場も廃止されました。

こうして株式を事実上三井住友銀行グループに渡した2012年4月、プロミスは三井住友銀行グループの傘下として加わる形となりました。7月には「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社」という現在の社名に変更されましたが、この時にプロミスについても改名する案が示されていました。

しかし混乱を避けるため改名は見送られ、ロゴマークの変更だけを行ってプロミスを存続させる形となったのです。

ちなみに運営に協力していたモビットですが、2014年にプロミスが事実上全株式を保有して完全子会社しています。

現在はモビットもプロミスも、実は運営している会社はほぼ同じで、審査についても同じ会社が担当しているのです。

プロミスと三井住友の業務提携の実情

プロミスと三井住友が業務提携を行ったため、現在では三井住友銀行のATMを使ってプロミスの借入が可能です。

キャッシングカードを挿入すると、プロミスの手続きが可能になっているのです。以前は三井住友のATMを使っても借りられなかった時期もありましたが、現在は三井住友銀行のATMさえ見つければ、カードを使ってお金を借りられます。

しかも手数料は無料であり、プロミスの借入が行いやすいメリットが生まれています。

また、三井住友銀行のローン契約機では、プロミスの契約が可能となりました。

プロミスの契約は会社が提供している自動契約機だけでなく、三井住友銀行のローン契約機でも可能です。ただ、プロミスの自動契約機の方が見かけるケースは多いため、大半の人がプロミスの自動契約機を使って契約を行っています。

三井住友銀行としては、他のローン審査もプロミス側に担当してもらいたいと考えました。そこで三井住友銀行が提供しているカードローンについて、プロミス側に審査を依頼しました。

現在は三井住友銀行のカードローンでは、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が審査を担当するという一文が示され、事実上プロミスが三井住友銀行のカードローン審査も担当している形となりました。

なお審査の基準はプロミスと三井住友銀行では異なります。

2つの会社は双方が協力する形で審査等の対応を行い、三井住友銀行グループは協力する見返りとして三井住友銀行のATMやローン契約機でプロミスのサービスも提供しています。

こうした協力関係の中で、プロミスは三井住友銀行グループの中核的な企業として活動しており、現在では欠かせない存在へと変わっているのです。

プロミスと三井住友が申込者の個人情報を共有する

プロミスと三井住友は、同じ会社がカードローンの審査を行っています。そのため三井住友側は、プロミスに対して申込者の個人情報を渡しており、2つの会社は同じ申込者の情報を共有する形を採用しています。

プロミスが三井住友銀行の審査を行っている以上、2つの会社が同じ個人情報を共有するのは当然のことです。

三井住友銀行は、プロミスに対してカードローンの個人情報を提供します。カードローン以外のローンについては銀行側が担当しているので情報を渡していませんが、カードローンについてはプロミスが審査の対応を行うので、個人情報を提供しています。

プロミスは与えられた個人情報によって審査を行い、最終的に三井住友銀行に対してカードローンの審査合否を通知しています。

プロミスは三井住友銀行から個人情報を受け取っていますが、その個人情報はプロミスは三井住友銀行のカードローン審査のために利用しているのであり、それ以外の用途には使っていません。

一方でプロミスの個人情報を三井住友銀行側と共有しているケースはほとんどありません。三井住友銀行側は、プロミスの審査を担当しているわけではないので、個人情報を通知されないのです。従ってプロミス側から三井住友銀行に申込者の情報を渡す事例はほぼありません。

傘下に加わっているプロミスは、SMBCグループとして色々な審査を担当しています。三井住友側から個人情報を伝えられ、その情報に沿って審査を行うケースも多くのあるのです。

その影響でプロミスと三井住友は個人情報を要求している形となり、2つの会社は同じ個人情報を理解しています。

ただ悪質な用途で使っているわけではありませんので、個人情報は安心して管理されていると考えてください。

プロミスと三井住友は協力関係を深めている

プロミスと三井住友は、2012年以降かなり深い関係を持っています。

今では三井住友銀行グループの中でも、プロミスというのは中心的な存在にまで成長しており、消費者金融系会社のトップとして扱われています。

それほど信頼できる会社と思われている背景には、プロミスを傘下に置くまでの経歴なども影響しています。

今後もプロミスという会社は、三井住友銀行グループでも重要な役割を果たすでしょう。そして三井住友では欠かせない存在として存在し、カードローンの審査対応などで活躍を続けていくのです。