三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローンの金利は他社と比べて高い?金利を徹底比較!

三井住友銀行カードローンの金利は他社と比べて高い?金利を徹底比較!

三井住友銀行カードローンはメガバンクの利点を生かした低金利が魅力のカードローンです。

しかし他のカードローンと比較した場合はどうなのでしょうか。

今回は三井住友銀行と他社のカードローンを徹底比較していきたいと思います。

※本ページにはPRが含まれます。

三井住友銀行カードローンの金利のチェックポイント

では、これから三井住友カードローンとその他のカードローンの金利についてご紹介していきますが、どのような点に注意して比較すれば良いのでしょうか。

大切なのは最低金利ではない

カードローン各社は宣伝のためにCMなどで最低金利を強調することがあります。

しかしチェックするべきなのは最低金利ではありません。

この利率が適用されるのはごく一部の場合のみだからです。最低金利が適用されるのは、各社が設定した最上限の借り入れ限度額です。

具体的な数字としては800万円前後が最高限度額として設定されていることが多いです。

つまり少なくとも800万円の限度額が適用されなければ最低金利で借り入れできないということになります。

最低金利が適用される範囲はごくわずか

では、800万円の限度額を受けられるのはどのような場合でしょうか。

貸金業法では総量規制というものが定められており、利用者は年収等の3分の1までしか借り入れることができません。

この点を考慮すると限度額800万円が適用されるには最低でも年収が2,400万円なければならないことになります。

平成28年の国税庁の調査によると、年収が2,000万円を超える人は給与所得者全体の0.4%、投資や事業収入など給与以外の収入がある人を合わせても日本人全体の4.6%程しかいません。

したがって最低金利が適用されるケースはごくわずかだと考えられるのです。

厳密に言えば三井住友銀行のような銀行系カードローンに総量規制は適用されないのですが、基本的に3分の1を超えるようなリスクの高い限度額が最初から適用されることはまずないでしょう。

ある程度の信頼と実績が積み重なって初めて考慮される数字となります

比較するべき点は収入に応じた上限金利

以上のように、カードローンの比較・検討では最低金利は気にする意味はほとんどありません。

確認するべきなのは現実的な借入限度における金利、つまり年収の3分の1以下の限度額における利率です。

年収が300万円であれば限度額100万円以下の金利ということになります。

さらに言えば、限度額で設定された中でも比較的高い金利が適用される可能性が高いと考えた方が無難でしょう。

三井住友銀行カードローンの金利

では実際、に三井住友銀行カードローンと他社カードローンの金利を比較していきましょう。

まず三井住友銀行カードローンの金利は以下の通りとなっています。

限度額 適用金利
100万円以下 年12.0%~14.5%
100万円超200万円以下 年10.0%~12.0%
200万円超300万円以下 年8.0%~10.0%
300万円超400万円以下 年7.0%~8.0%
400万円超500万円以下 年6.0%~7.0%
500万円超600万円以下 年5.0%~6.0%
600万円超700万円以下 年4.5%~5.0%
700万円超800万円以下 年4.0%~4.5%

限度額ごとに細かく金利が設定されており、最低利率は4.0%、上限利率は14.5%です。

大手消費者金融と比較

カードローンは、銀行系カードローンと消費者金融カードローンに分けられます。

先述したように三井住友銀行カードローンは銀行系カードローンに該当しますが、まず消費者金融のカードローンと比べてみたいと思います。

取り上げるのはCMでもよく見かける大手消費者金融4社です。

  • プロミス
  • 金利(年利)
  • 年4.5%~17.8%

三井住友銀行グループの消費者金融です。

残念ながら限度額ごとの具体的な利率は明らかになっておりませんので、検討の際には上限利率に注目した方が確実でしょう。

アコム

限度額 金利
1万円~99万円 7.7%~18.0%
100万円~300万円 7.7%~15.0%
301万円~500万円 4.7%~7.7%
501万円~800万円 3.0%~4.7%

アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの会社です。金利は限度額に応じて3.0%~18.0%となっています。

アイフル

こちらも限度額毎の金利は明らかになってはいませんが、公式サイト内での返済シミュレーションでは、借入金額50万円までは18.0%、100万円~300万円は15.0%、300万円超は年12.0%で計算されていますので、このあたりの数字を目安にするといいでしょう。

SMBCモビット

SMBCと名の付いている通り、こちらもプロミスと同じく三井住友銀行グループの会社です。こちらも具体的な金利は公表されていませんが、3.0%~18.0%と他社とほとんど変わりません。

金利では三井住友銀行カードローンが有利

以上、大手消費者金融カードローンの金利をご紹介しました。三井住友銀行カードローンを比較すると以下のようになります。

〈消費者金融カードローンとの比較〉

三井住友銀行カードローン 4.0%~14.5%
プロミス 4.5%~17.8%
アコム 3.0%~18.0%
アイフル 3.0%~18.0%
SMBCモビット 3.0%~18.0%

比較してみるとわかりますが、消費者金融同士で金利に大きな違いはありません、これは法律により10万以上100万円未満の融資は年利で18.0%と定められており、各社ともその上限金利いっぱいの18.0%にまで設定しているからです。

一方で、三井住友銀行カードローンは上限金利が14.5%と比較的低めに設定されています。

このように金利面では消費者金融より三井住友銀行の方に優位性があることがわかります。

一方、消費者金融カードローンにもメリットはあります。

銀行系よりも申込みから融資までのスピードが速く、最短で即日融資可能など急な出費にも対応できるという会社が多いです。

また新規契約者は30日間無利息で借り入れ可能などのキャンペーンを行っているのも消費者金融系の特徴です。

短期的な利用が目的であれば一考の余地があるといえます。

銀行カードローンと比較

次に三井住友銀行カードローンと同じ銀行カードローンと比較したいと思います。こちらも比較的カードローンで人気のある銀行を取り上げています。

オリックス銀行カードローン

限度額 金利
100万円未満 12.0%~17.8%
100万円~150万円以下 6.0%~14.8%
150万円超300万円以下 5.0%~12.8%
300万円超500万円以下 4.5%~8.8%
500万円超700万円以下 3.5%~5.8%
700万円超800万円以下 1.7%~4.8%

イチローのCMで有名なオリックスグループの銀行です。

楽天銀行カードローン

限度額 金利
100万円未満 14.5%
100万円以上200万円未満 9.6%~14.5%
200万円以上300万円未満 6.9%~14.5%
300万円以上350万円未満 4.9%~12.5%
350万円以上500万円未満 4.9%~8.9%
500万円以上600万未満 4.5%~7.8%
600万円以上800万未満 3.0%~7.8%
800万円 1.9%~4.5%

ネットモールで有名な楽天グループ傘下の銀行です。

定期的に楽天スーパーポイントを獲得できるキャンペーンなどを実施しています。

みずほ銀行カードローン

限度額 金利
10万円以上 100万円未満 年 14.0%
100万円以上 200万円未満 年 12.0%
200万円以上 300万円未満 年 9.0%
300万円以上 400万円未満 年 7.0%
400万円以上 500万円未満 年 6.0%
500万円以上600万未満 年 5.0%
600万円以上 800万円未満 年 4.5%
800万円 年2.0%

三井住友銀行と同じメガバンクです。住宅ローンを利用している場合は上記より0.5%差し引いた金利で利用できます。

イオン銀行

限度額 金利
10万円〜90万円 11.80%〜13.80%
100万円〜190万円 8.80%〜13.80%
200万円〜290万円 5.80%〜11.80%
300万円〜390万円 4.80%〜8.80%
400万円〜490万円 3.80%〜8.80%
500万円〜590万円 3.80%〜7.80%
600万円〜790万円 3.80%〜5.80%
800万円 3.80%

大規模スーパーを全国展開するイオングループの銀行です。イオン店舗内に銀行窓口を設置しているので、一般的な銀行のように利用できるのが特徴です。

どの銀行カードローンがお得か?

以上、代表的な銀行カードローン4行の金利についてご紹介しました。

三井住友銀行と合わせてまとめると以下のようになります。

〈銀行系カードローンとの比較〉

  • 三井住友銀行:4.0%~14.5%
  • オリックス銀行1.7%~17.8%
  • 楽天銀行:1.9%~14.5%
  • みずほ銀行:2.0%~14.0%
  • イオン銀行:3.8%~13.8%

比較すると、三井住友カードローンの最低金利は4.0%と、他行より比較的高いことがわかります。

しかし先述したように、最低金利が適用される条件は極めて低いのであまり考える必要はないでしょう。チェックするべきは上限金利、特に現実的な限度額帯の金利です。

オリックス銀行、楽天銀行は低限度額帯の金利が高め

オリックス銀行は、最低金利は低いものの上限金利が17.8%と高いです。

また適用される可能性の高い限度額帯である100万円~300万円の金利が、三井銀行と比べて高い傾向にあります。

楽天銀行も同様に100万円~300万円の上限金利が他行より高く設定されています。

ただ楽天銀行に関しては、楽天会員は審査が優遇されると案内していますので、ヘビーユーザーにとっては良い選択肢になるかもしれません。

みずほ銀行は口座開設が必要

みずほ銀行は、三井住友と同じメガバンクのため、上限金利および限度額100万円~300万円の金利も比較的低めに設定されています。

ただしみずほ銀行のカードローンを利用するにはみずほ銀行の預金口座を開設する必要があるため、新たに口座開設するのに抵抗を感じる人は注意が必要です。

また、口座開設の分、契約までに時間がかかる可能性があります。

一方、三井住友銀行は口座を持っていなくてもカードローンを申し込むことができます。

イオン銀行は100万円以下の借り入れがお得

イオン銀行は、上限金利が13.8%と最も低いです。

したがって限度額が低い場合はかなり有力な選択肢となるでしょう。しかし100万円を超えたあたりからは三井住友銀行の方が上限金利が低く設定されています。

実際に適用される金利にもよりますが、借入金額が低い場合は楽天銀行、ある程度まとまった借り入れをしたい場合は三井住友銀行の方に分があると考えられます。

まとめ

以上、三井住友銀行カードローンと他社・他行の金利を比較しました。消費者金融は比較的金利が高いものの銀行にはないスピード感が魅力です。

短期間の借り入れの場合は有効な選択肢となるでしょう。

銀行カードローンについては、借入金額やライフスタイルによって最適な選択が異なると考えられます。

ご自身の利用目的に合ったカードローンを探してみるのが良いでしょう。