多重債務で困っている人は、金利が低い銀行でおまとめローンを活用したいと考えている人もいるでしょう。
金利が低い金融機関に借り換えをするだけで利息の負担が軽減できて返済もとても楽になります。
三井住友銀行のような大手銀行なら安心して借入をすることができるでしょう。ここでは三井住友銀行でお得なおまとめローンが利用できるのかについて解説します。
無料で相談できる公的機関も紹介していますのでぜひ最後までお読みください。
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三井住友銀行に「おまとめローン」という商品はない
多重債務をおまとめローンによって1社にまとめると返済が楽になるのですが、長期的な返済を続けることにもなるので安心できる金融機関選びをしたいものです。
三井住友銀行のような大手銀行でおまとめローンを利用できれば長期返済も安心して行うことができるでしょう。
ただ三井住友銀行では「おまとめローン」という商品は存在していません。
それでは三井住友銀行で多重債務をまとめることができないのかというとそうではなく、三井住友銀行のカードローンをおまとめローンとして活用したいと伝えることで通常のカードローンをおまとめローンとして活用することができます。
そもそもおまとめローンとは?
多重債務によって返済に困ると債務整理をするしかないと考える人もいるかもしれません。
債務整理には任意整理や個人再生、自己破産などがあり、自己破産をすれば借金をなくすことも可能ですし、任意整理をすることで返済額の減額、利息負担をなくすことも可能です。
しかし債務整理は金融事故とも呼ばれ、この情報が信用情報機関に記録されて今後他のローンが一定期間利用できなくなることもあります。
おまとめローンは多重債務を一本化するのが目的で、借入先を1社にすることで返済額や利息を減らすことができる可能性があります。
おまとめローンを利用することで信用情報に傷を付けることなく返済負担を軽減させることができる点が大きなメリットです。
三井住友銀行カードローンの基本情報
三井住友銀行カードローンの基本情報は以下の通りです。
金利 | 4.0%~14.5% |
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審査時間 | ※最短翌営業日 |
申し込み方法 | ネット・自動契約機・電話・郵送 |
遅延損害金 | 20.0% |
返済方式 | 残高スライド元利定額 |
限度額 | 800万円 |
会社名 | 株式会社三井住友銀行 |
本社 | 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 |
三井住友銀行カードローンの上限金利は14.5%で、最低の融資額である10万円を借りたとしてもこの金利で借りることができるので、銀行ならではの低金利の魅力を感じる商品です。
銀行カードローンでは口座開設が必須条件となっているところも多いのですが、三井住友銀行カードローンは口座開設不要なので口座を持っていない人も気軽に申し込みをすることができるでしょう。
最低返済額は2,000円からで返済負担も少なく、提携コンビニATMを手数料無料で利用することができて利便性も良い商品です。
3つの返済方法・4つの返済日から選べる便利なカードローン
“三井住友銀行カードローンの特徴として、3つの返済方法、4つの返済日から選べることが挙げられます。
返済方法は、以下の3つです。
- ATMからの入金
- インターネットバンキングで振込
- 口座からの自動引き落とし
ATMやインターネットバンキングを利用すれば自分の都合の良いタイミングで返済できますし、自動引き落としなら返済忘れの心配もありません。
返済日は、「5日」、「15日」、「25日」、「月末」の4つの中から選ぶことができます。
給料日前の返済日では手持ちが足りないことも起こりますが、給料日後の返済日を選ぶことで返済もしやすいです。
銀行カードローンの審査難易度は厳しい!その理由は?
三井住友銀行カードローンはとても魅力的な商品で、おまとめローンとしての活用もしやすいでしょう。
魅力的な商品なのですが、銀行であることで審査に通るのかと不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
銀行の審査は以前から消費者金融とよく比較され、消費者金融よりも銀行の方が審査通過をするのは難しいと言われていました。
銀行の審査が消費者金融よりも厳しいと言われる理由が貸し倒れのリスクをどのようにして軽減しているのかの違いでしょう。
消費者金融は金利が高いとよく言われていますが、この金利を高くすることで貸し倒れのリスクを軽減させています。
貸し倒れのリスクを金利で軽減させることで多くの人に融資をすることができます。
銀行は低金利が魅力なのですが、貸し倒れのリスクを利用者の厳選によって軽減させています。
このことで銀行は消費者金融よりも厳しい審査をすることになります。
低金利のカードローンほど審査は難しい
審査の基準は低金利であることで高まると考えておく必要があるでしょう。
18%で10万円を1,000人に融資をすれば金融機関は180万円の利益が出ることになりますが、10%の金利では同じ数の人に融資をしても100万円しか利益を出すことができません。
18%で融資をしていれば18人貸し倒れをしても赤字になることがありませんが、10%の金利では11人貸し倒れをしただけで赤字になってしまいます。
このように低金利でお金を貸すほど金融機関は貸し倒れのリスクが高まるため、低金利のカードローンほど審査が厳しくなると考えておく必要があります。
2018年以降銀行カードローンの審査基準は更に高くなる!
消費者金融と比べて銀行は以前から低金利で融資をしているのですが、その低金利であることで審査が厳しいものとなっていました。
この銀行は2018年からは更に審査が厳しくなっているようです。
銀行では今までの審査の他に、2018年からは警察のデーターベースを参照することが審査項目の一つに加えられています。
これは警察のデーターベースで犯罪歴を調べて反社会的勢力に加入していないかを調べるためです。
家族や親戚に反社会的勢力に加入している人がいるとそれだけで審査に落とされる可能性があります。
また「貸し付け自粛」の導入も銀行の審査を厳しくする要因の一つにもなっていて、銀行からの借り入れは以前よりもさらに厳しいものとなっています。
地方銀行カードローンでおまとめ利用するほうがお得?
大手銀行ではなく、地元にある地方銀行でおまとめローンを利用したいと考えている人もいるでしょう。
例えば静岡県に本店を置いているスルガ銀行はネットバンキングで全国展開をしていて、この銀行のカードローンを利用しておまとめをすることも可能です。
おまとめローンとして銀行カードローンが活用できるかは、商品概要の利用目的などを参考にすると良いでしょう。
商品概要の利用目的に「自由」、「借入返済資金」などと明記されていればおまとめローンとしても活用できるカードローンと判断することができます。
大手銀行よりも地方銀行の方が審査通過しやすいこともあり、大手銀行は敷居が高いと感じる人は地方銀行も選択肢の一つと考えるのも良いでしょう。
高額な借り入れのおまとめはほぼ不可能
多重債務者は総借入額が高額になっているケースが多いです。
おまとめローンとして銀行カードローンを利用するためには、この複数社の借り入れをまとめた総額分の限度額に設定してもらう必要があります。
しかし銀行は低金利で融資をしているため、できるだけ貸し倒れのリスクを軽減しようとしています。
リスク軽減のために、銀行で初回の利用の際に50万円以上の限度額に設定されることはまずないと考えておく必要があります。
融資を受けるためには銀行からの信用がとても重要です。
信用情報によって過去の借入実績を確認することは可能ですが、それでも直接融資をしていない人には大口の融資は避ける傾向にあります。
銀行は低金利なのが魅力なのですが、高額な借り入れを希望している人にはおまとめローンとしては活用しにくいでしょう。
おまとめ利用をするには一定以上の収入が必要
上記で銀行では高額なおまとめは難しいと言いましたが、一定以上の収入があれば高額なおまとめも可能となるでしょう。
銀行からの信用を得るためには、確実に返済できることを証明する必要があります。
銀行が認めるほどの収入があれば初回利用であっても50万円以上の希望額を融資してもらえる可能性は高いです。
収入だけでなく、大手銀行や公務員などの安定した職業についている、信用情報に傷がついていない人はさらにその可能性は高まるでしょう。
このように銀行でも初回から高額な借り入れは可能ですが、そのためには一定のステータスも必要になります。
銀行ローンのおまとめ利用は難しい!消費者金融おまとめローンがおすすめ
銀行ローンは金利が低いのでおまとめローンとしても活用することができるのですが、審査が厳しいというデメリットがあります。
多重債務者は少しでも早く返済の負担を減らしたいのに、そもそも審査に通らないのではおまとめローンとして活用することが難しいです。
消費者金融ではおまとめ専用ローンを提供していて、銀行よりも審査通過しやすい消費者金融なら短期間で多重債務からの返済負担を減らすことができるでしょう。
おまとめローンを利用する際には金利ばかりに目がいきがちですが、審査難易度のことも考えて消費者金融の利用も視野に入れて金融機関選びをすることが大切です。
消費者金融おまとめローンを使った結果をシミュレーション
おまとめローンを利用すると本当にお得なのかと気になっている人もいるでしょう。
特に消費者金融は金利が高いことでも知られ、金利が高い金融機関でおまとめローンを利用しても逆に負担が増えるのではないかと心配な人もいるのではないでしょうか。
そこでアイフルの「おまとめMAX」を利用した時のシミュレーション結果を紹介します。
- A社から金利18%で30万円借り入れをして毎月11,000円の返済
- B社からは金利17%で60万円を借り入れして毎月16,000円の返済
- C社からは金利16%で90万円を借り入れして毎月23,000円の返済
- 3社からの借入総額は180万円、毎月の返済総額は5万円
上記のケースで、おまとめMAXを利用して金利15%で借り換えをすると、毎月の返済額は34,000万円となり、16,000円も返済負担が軽減することになります。
このように消費者金融でもおまとめローンを利用することで返済負担を減らすことができますし、1社で借入額が増えることで金利を下げてもらえる可能性があります。
どこの金融機関でも同じですが、1社からの借入額が多いほど金利も低く設定されます。
銀行と比べると消費者金融の上限金利はとても高いですが、最低金利はそれほど大きな差がないケースもあります。
消費者金融は銀行と比べて審査が比較的通りやすいこともあり、高額な借り入れで返済に困っている人には消費者金融でも大きな助けとなってくれます。
人気の消費者金融おまとめローンランキング!
1位 アイフル「おまとめMAX」
貸付利率 | 3.0%~17.5% |
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貸付金額 | 1万円~800万円 |
返済期間 | 最長10年 |
返済方式 | 元利定額返済方式 |
担保・保証人 | 不要 |
アイフルの「おまとめMAX」は、金利が3.0%~17.5%、融資額は最大800万円となっています。
アイフルのおまとめローンは最大融資額が高いのが特徴で、高額な借り入れをしている人におすすめの商品です。
消費者金融では総量規制が気になる人もいるでしょうが、おまとめローンのように利用者にとって一方的に有利になる借り入れは総量規制の例外となるので年収の1/3以上の借り入れも可能です。
2位 プロミス「おまとめローン」
貸付利率 | 6.3%~17.8% |
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貸付金額 | 300万円まで |
返済方式 | 元利定額返済方式 |
担保・保証人 | 不要 |
プロミスのおまとめローンは、金利は6.3%~17.8%、融資額は最大300万円
です。
おまとめローンとしては融資額300万円と低めですが、金利に幅があるのが特徴です。
金利は最大融資額に近い借り入れになるほど金利も低く設定されるシステムになっています。
プロミスは借入総額が300万円に近く、低金利でおまとめローンを利用したい人におすすめです。
3位 ノーローン「かりかエール」
実質年率 | 12.0%~18.0% |
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審査時間 | 最短20分 |
限度額 | 400万円 |
申し込み方法 |
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ノーローンのおまとめローンは、金利が12.0%~18.0%、限度額は400万円、審査時間は最短20分となっています。
ノーローンではおまとめローンを利用すると追加融資を受けることができません。
これをデメリットと感じる人もいるかもしれませんが、多重債務に陥らないためにも、追加融資を受けず完済することを目的に利用することで借金に苦しめられない生活を取り戻すことができるでしょう。
借金を完済したいと考えている人におすすめの金融機関です。
どのおまとめローンを使うか迷った方へ!おすすめの相談先
多重債務によって返済が困難になるとどのように対応したらいいのかと悩んでしまいます。
この時には一人で悩むのではなく専門家に相談することが大切です。
銀行や消費者金融、弁護士や司法書士に相談する方法がありますが、銀行や消費者金融ではマニュアル通りの対応で希望しているような回答が得られないこともありますし、弁護士や司法書士では相談料が気になる人も多いことでしょう。
どのおまとめローンを使うか迷った時には、公的機関を利用することをおすすめします。
公的機関なら無料で相談することができて、公平な立場でアドバイスをしてもらうことができます。
消費生活センター多重債務相談窓口
消費者生活センターは全国各地にあり、ここでは多重債務相談窓口が設置されています。
特設窓口が設置されているところもありますが、もしない場合でも通常の相談窓口で多重債務相談を受け付けています。
また電話相談では消費者生活センターが開所していない場合でも国民生活センターで相談を受け付けています。
多重債務は個人の力だけでは解決するのは難しいことが多いです。
そんなときでも消費者生活センターで相談することで適切なアドバイスをしてもらうことができます。
日本クレジットカウンセリング協会
日本クレジットカウンセリング協会では、無料で電話相談やカウンセリングを行っています。
電話での受付は月曜日~金曜日で、午前は10時から12時40分まで、午後は2時から4時40分までとなっています。
多重債務の相談だけでなく、家計管理の改善、無料で任意整理にも取り組んでいて、任意整理は約5万件もの整理実績があります。
内閣府の認定を受けた公益財団法人なので安心して相談することができるでしょう。
日本貸金業協会
日本貸金業協会には専門の相談員がいる窓口が設置され、無料で借金に関する相談を受け付けています。
土日や祝日は利用できませんが、9時~17時の間電話で相談することが可能です。
電話以外にもファックスや郵送、各都道府県にある協会支部に立ち寄って相談することもできます。
家計管理や生活再建支援のカウンセリングから、借入での疑問、債務整理の方法、ヤミ金への対処法、金融業者への苦情など、様々な相談を受け付けているので、借入で何か疑問やトラブルが発生した時には気軽に相談してみましょう。