家計の貯蓄額を増やすことは、主婦のあなたにかかっていると言っても過言ではありません。
お金がなかなかたまらない、と悩んでいる人も多いと思いますが「お金を貯めるための貯金術」を知ることで、少しずつでもお金を貯めることができるようになります。
ここでは、誰でも簡単にできる貯金のコツを紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね
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主婦が色々な方法で貯金しなければならない理由とは?
主婦はできるだけ貯金をしなければならない、というプレッシャーを感じている人も多いのではないでしょうか。
今はお金が足りていても、学費や老後の資金といったまとまった貯金をしておかないと、いざというときお金が足りず、困ってしまうことになります。
文部科学省が発表したデータによると、幼稚園から高校までに必要な学費は「公立で約520万円」「私立で約1770万円」となっており、かなりのお金が必要であることがわかります。
また、老後の生活費は、夫婦で毎月約22万円が必要とされており、旅行などを楽しめるほどのゆとりある老後には「約35万円が必要」という試算もあります。
このように、人生にはまとまったお金が必要なタイミングがいくつかあるのですが、その時に「お金がない!」という状況になっても、急に百万円単位の大きなお金を用意することは難しいですね。
大きなお金を貯めるためには、五年、十年、二十年という長い見通しを持って、コツコツと貯金をしていくことが大切なのです。
主婦が理想とする貯蓄額はいくらくらい?
家計を預かっている主婦の人、もしくはパ―ト主婦の人の中には「お金を貯めなければいけないのに、いっこうに貯まらない」とストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。
一体いくらくらい貯まれば「がんばって貯めている」と言えるのか、目安がわからないのも不安ですね。
一般的には、家族構成によって前後するものの、手取りの収入に対して2割、最低でも1割の額を貯蓄に回すことが理想とされています。
毎月30万の手取りであれば、最低3万は貯蓄にまわすべきということになります。
貯金は「子供の進学」「子供の結婚」「退職後の老後資金」など、何年もあとのことを考えて貯めていく必要があります。
もしも毎月コンスタントに貯めることができなくてもあきらめず、長い目で考えて、これらのライフイベントに間に合うように貯金をすることを考えましょう。
お金を貯めるおすすめのコツ10選
お金を貯めるためには、色々なところの支出を見直す必要があります。
ここではおすすめの貯蓄のコツを紹介しますので、「これならできそう」と感じたものから、少しずつ実行していきましょう。
家計簿をつける
お金を貯めるためには、まずは家計簿をつけることが大切です。
家計簿をつけることで、毎日「なんとなく」使ってしまっていたお金の動きを把握し、「思っていたよりもたくさん使ってしまっていたから、明日からは倹約しよう」というふうに、自然と節約できるようになります。
必要なものだからとあれこれ買っていて、お財布の中にレシートがたまっている人もいるでしょう。
「今日は全部でいくら使ったか?」と考えて、さっと金額が頭の中に浮かばない人は「なんとなく、たくさん使ってしまっている」可能性があります。
家計簿をつけ、「毎日いくら使ったか」を把握することで、お金の使いすぎを防ぐことができます。
「今週は使いすぎているし、スーパーに行ったらあれこれ買い物をしてしまいそうだから、家にあるもので夕食を作ろう」など、収支のことを考えながら毎日の行動を決めることができるようにもなりますよ。
家計の項目で優先順位をつける
家計の主な項目は
- 家賃
- 食費
- 水道光熱費
- 交際費
- 教育費
- 服飾費
- 日用品費
などがありますが、これらの項目に優先順位をつけてみましょう。
例えば、食事は節約せずにいいものを食べたいというのであれば食費の優先順位は上になりますし、普段の食事は節約しても、教育費は減らしたくない、という場合は、教育費の優先順位は高くなりますね。
そのようにして項目ごとに優先順位をつけていくと、自分が何を大事に思っているかということがわかります。
自分が大切だと思っている項目を減らすと、ストレスがたまってしまいますので、まずは優先順位が低いものを節約して、支出を減らすように心がけましょう。
年払いにできるものはまとめて支払う
自動車保険や医療保険、子供の教材費、学生の定期券などは、まとめて支払うと割引率が高く、支出を減らすことができます。
1年分まとめて支払うとなると高額になってしまうので、支払うときの負担は大きいですが、「家計からの支出」というトータルで見ると、かなりの額が節約できるのでおすすめです。
ボーナスなどから、まとめて支払うためのお金をおいておくようにしましょう。
節約しやすい食費から先取り貯金をする
毎月お金を貯めるときには「余った分を貯金に回す」という方法ではなかなか貯めることができません。
毎月コツコツ貯金をするためには、お給料が入ったら、先に貯金分をよけてしまうという「先取預金」をすることが大切です。
先取預金は、電気やガス、水道費ではなく「食費」から捻出するようにしましょう。
家計の項目は食費や家賃、水道光熱費、教育費など色々なものがありますが、電気やガス、水道は、いくら節約していても、ある一定のラインからはなかなか減らすことができません。
しかし、食費は、材料費が安く抑えられるおかずを作ったり、スーパーのチラシを見て工夫して買うなど、比較的節約しやすい項目となっていますので、食費から先取り貯金をする方が、うまくいく場合が多いのです。
毎月の食費が5万円だった場合、5000円もしくは1万円だけ、封筒に入れてよけておき、できるだけ残りの食費で1ヵ月過ごすように努力してみましょう。
このようなやり方の先取り貯金は、どうしても使えないお金ではありませんので、ストレスも感じにくく、続けやすい方法となっています。
車を持たず、カーシェアリングを利用する
「車を持たない」という選択をするには勇気がいりますが、車を保有せずにレンタカーやカーシェアリングを利用することで、かなりのお金を節約することができます。
車を持たない場合は、
- 車のローン
- 駐車場代
- ガソリン代
- 自動車保険料
の4つを節約することができます。
月に何度かの家族のお出かけの際に、その都度レンタカーを借りたとしても、車を保有するよりかなり安いコストですみます。
車があると、ついつい近場も車で行ってしまい、ガソリン代もかさむことになってしまいますが、実際に車がなくても自転車やバスで行ける場所も多いものです。
車を手放すと、かなりの金額を貯金にまわすことができますので、検討してみる価値はありますよ。
携帯代金のキャリアを変える・プランを変更する
携帯代金は、家計においてかなりの比重を占めていることも多く、年齢が大きい子供がいる家庭では、3,4台分のスマホ料金を支払っていることもあるでしょう。
大手キャリアで契約している場合、スマホ料金だけで数万円になることも珍しくありません。
しかし、今では楽天モバイルやmineoのような「格安スマホ」も一般的になり、2000円ほどで音声+データ通信が可能となっています。
大手キャリアで6,7千円支払っているスマホ代を、1つあたり約2000円抑えることができれば、毎月かなりの金額が浮いてきます。貯金に回すお金を増やすために、携帯代の見直しはぜひ行いましょう。
キャリアを変更したくないという人は、必要ないオプションが設定されていないか確認しましょう。
契約時に「すぐに解約してくれて良いですから」と言われて色々なオプションを追加されている場合も多く、その後解約しないまま忘れてしまっていることもあります。
必要ないオプションを外すだけでも、毎月のスマホ代金を低くすることができますので、一度確認してみることをおすすめします。
美容院に行く回数を減らす
身だしなみは大切なことではありますが、毎回の美容院代は支出も大きいため、美容院に行く頻度を減らすだけで、かなり節約することができます。1ヵ月に1度いっていたところを
「1ヵ月半に一度にする」など、無理がない範囲で頻度を減らしていきましょう。
水道光熱費を節約する
水道光熱費などの固定費は、一気に減らすことは難しいのですが、少しの工夫で節約することができます。
- お風呂のシャワーを「節水用シャワーヘッド」に付け替える
- 電気の契約コースを変更する
10アンペア下げたものにすると基本料金を下げることが可能です - エアコンの設定温度を「夏は高め」「冬は低め」に設定する
例えば冷房の設定温度を1度上げると、13%の節電になり、暖房の設定温度を1度下げると10%の節電になります。
少しの工夫ではありますが、積み重なると大きなお金になりますので、上の3つの工夫をぜひ実践してみてくださいね。
食費を節約する
食費は一番節約しやすい項目です。食費をできるだけ低く抑えるには、「ついつい買ってしまった」ということをなくし、必要最低限のものだけを買うようにすることが大切です。
買い物に行くときには
- 1週間の献立を考えてまとめ買いをする
- カートを使わずに買い物をする
- 買い物リストを作って買い物に行き、余計なものを買わないようにする
- お財布には予算のお金だけを入れていくようにする
ということを心がけましょう。
不用品をオークションに出品する
いらなくなった物を整理して、オークションに出品すると、お金を貯めながら整理整頓ができるのでおすすめです。
着なくなった服や小物、使わなくなった子供のおもちゃなどを出品してみましょう。
家の中がスッキリすると、「ものを増やしたくない」という気持ちになり、「不要なものをつい買ってしまった」ということがなくなりますので一石二鳥ですよ。
化粧品のランクを下げる
女性にとってスキンケアは重要です。いつまでも若々しくいたい、と高価な化粧品を使っている人も多いかもしれません。
しかし、最近では「安くて品質が良い」ものがたくさんあります。今まで高いものを使っていた人は、口コミなどをチェックしてコスパが良いものを探し、思い切って安めの化粧品にかえてみましょう。
千円ほどで一通りの基礎化粧品を試せる「トライアルセット」も多いので、まずはそれを購入して、肌に合うか試してみるのも良い方法です。
まとめ
コツコツとお金を貯めていくためには、楽しみながら貯めていくことが大切です。「今月の貯金額をクリアしたらカレンダーにシールを貼る」「半年クリアしたら自分へのご褒美においしいランチを食べにいく」など、工夫しながら貯金をしていきましょう。
あまり我慢しすぎていると、何か月かがんばった後に一気にストレスが爆発して爆買いしてしまうこともありますので、自分への「お疲れ様ご褒美」を最初に決めてから貯金を始めるのもおすすめですよ。