28歳の平均貯金額は100万円超え!独身は貯金ゼロが50%は本当?

28歳の平均貯金額は100万円超え!独身は貯金ゼロが50%は本当? 貯金

28歳といえば、大卒なら社会人6年目。会社では主任や係長などの役職がつく反面、お金を稼ぐことの大変さや貯めることの難しさを痛感する時期ではないでしょうか。

「給料日前になると毎月金欠になる」「そもそも貯金しようなんて考えたことがない」という方は、この記事を読んで今すぐ貯金をはじめましょう。

ここでは20代の平均貯金額やその目的、毎月の貯めるべき金額や貯金を増やす方法まで、一気に紹介します。20代は貴重なお金の貯め時期だということを念頭に、貯金について学んでいきましょう。

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20代の平均年収・貯金額はコレ!

20代の平均年収と貯金額を調査しました。同年代であっても、単身者と既婚者では貯金額に大きく差があるようです。

28歳の平均年収額は390万円

大手転職エージェントDODAが、2018年9月〜2019年8月の1年間に統計した「年齢別平均年収」データです。

全体 男性 女性
20歳 279万円 300万円 263万円
21歳 277万円 302万円 258万円
22歳 280万円 293万円 268万円
23歳 294万円 309万円 279万円
24歳 322万円 339万円 305万円
25歳 344万円 362万円 324万円
26歳 363万円 384万円 339万円
27歳 378万円 401万円 348万円
28歳 390万円 415万円 354万円
29歳 402万円 427万円 361万円

引用元:DODA 平均年収ランキング
(https://doda.jp/guide/heikin/age/#anc_age_01)

28歳の平均年収は390万円でした。大卒の場合は社会人1年目が年収280万円ですので、約100万円近くアップしていることが分かります。

男女別にみると、28歳男性は400万円を超えているのに対し、女性は350万円前後。その差は60万円と大きく開いています。

20代独身・既婚者の貯金額を比較!

20代独身の平均貯蓄は106万円、既婚者が165万円です。

2019年に金融広報中央委員会が行った「家計の金融行動に関する世論調査」をみてみましょう。

貯金額 単身者 既婚者
100万円未満 28.0 27.1
100万〜200万円未満 10.4 12.5
200万〜300万円未満 4.2 4.2
300万〜400万円未満 2.6 2.1
400万〜500万円未満 1.9 4.2
500万〜700万円未満 2.0 6.3
700万〜1000万円未満 0.9 0.0
1000万〜1500万円未満 1.1 0.0
貯金なし 45.2 22.9

400万円未満まではほとんど差はありませんが、400万〜700万円の割合が単身者は3.9%、既婚者が10.5%と開いています。

貯金なしと回答した割合も、既婚者が単身者の半数近く少ないのが特徴です。

20代独身の平均貯金額は106万円

貯金をスタートするときの目標額として100万円を設定する方も多いと思いますが、20代で106万円という貯金額は多いのでしょうか?

「案外少ないな」「そんなにあるの?」と両者の意見が聞こえてきそうですが、実はこの数字は平均値であって、中央値はさらに低い5万円です。

20代独身では貯金5万円が一般的

中央値というのは、貯金額を少ない方から順に並べた場合、ちょうど中間にあたる数字を指します。

例えばAさん0円、Bさん1万円、Cさん10万円、Dさん100万円、Eさん1,000万円とします。

すると平均値は311万円ですが、これはEさんが全体の数値を引っ張っているため、ほかの4人の感覚と大幅なズレが生じます。

中央値は5人の真ん中に位置する人、今回の例でいうとCさんの10万円が中央値です。

20代の平均貯金額の中央値が5万円というのは、貯金をしていない人が大多数ということです。

20代既婚者の平均貯金額は165万円

既婚者になると平均額も165万円に上がり、中央値も71万円と、貯金する人が多くなったのが分かります。

その理由として、子供が生まれる前にできるだけ貯金額を増やしたい方や、配偶者との共働きで生活にゆとりがでたことが挙げられます。

20代で貯金ゼロはまずい?

今回の調査で驚いたことは、20代で金融資産非保有、つまり貯金ゼロと回答した方が単身者で45%もいたことです。

20代で貯金ゼロは約50%

独身の場合、半数近くが貯金をしていません。

20代前半は社会人としてまだまだ駆けだしの時期ですが、後半になってくると収入も上がり、自身の生活費や交際費も把握できてくる時期ではないでしょうか。

もしあなたが貯金ゼロの45%に該当するのであれば、いますぐ貯蓄計画を立てることをオススメします。

28歳で貯金できない人は今後もできない?

「20代はまだまだ若いし、30過ぎたら貯金できるはず」と思っている人は、こちらのデータをご覧ください。年代別、独身者の貯金ゼロの割合です。

20代 45.2%
30代 36.5%
40代 40.5%
50代 37.2%
60代 29.8%

30代、40代でも貯金ゼロの単身者は40%前後です。この結果をあなたはどう受け止めますか?非正規社員やアルバイトの方は、生活するだけでやっとという状況かもしれません。

しかし老後は誰にでもやってきます。人生100年時代を見据えて、すぐに貯金できるプランを立てましょう。

目的がないと貯金できないという方のために、年代別に貯金する目的をみてみます。

28歳で貯金をはじめるなら目的が大事

貯金をしようと決めたとき、目的があるのとないのではモチベーションが違います。貯金ははじめている方は、どんな目的や目標に向かってお金を貯めているのでしょうか。

ここでは2019年に金融広報中央委員会が調査した、年代別の貯金目的を紹介していきます。

目的 20代 30代 40代 50代 60代
病気や不時の災害への備え 32.4% 43.6% 35.7% 36.5% 45.3%
こどもの教育資金 3.9 1.6 1.6 0.5 0.3
こどもの結婚資金 1.7 1.4 0.7 1.3 0.0
住宅の取得などの資金 5.9 8.0 5.2 3.8 2.8
老後の生活資金 20.6 40.4 43.6 50.6 58.9
耐久消費財の購入資金 7.6 6.6 7.7 8.1 7.6
旅行、レジャーの資金 27.9 22.8 11.1 12.2 15.1
納税資金 1.9 2.3 2.3 2.8 2.6
遺産として子孫に残す 0.5 0.7 1.4 0.8 2.8
目的なし、安心感のため 42.0 33.3 27.7 13.4 15.8
その他 18.0 16.0 24.8 28.6 18.4

出典:「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査) 令和元年」
https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2019/

20代の貯金目的は「病気や災害への備え」が30%超え

目的なしという回答を除くと、一番多いのは「病気や災害への備え」、次が「旅行・レジャー資金」となっています。

病気や事故は誰にでも起こりうることで、働けなくなった場合は収入が激減します。また多額の治療費がかかるなどのリスクに備えて、計画的に貯金をしていようです。

また20代は自由なお金を手にし、自分のために好きなだけ使える時期でもあります。仕事を頑張ったご褒美に、海外旅行やブランドものを自分にプレゼントする気持ちも納得です。

意外だったのが、老後資金を貯めている20代が20%もいたことです。将来の年金事情をふまえて、安定した老後のために早くから着手しています。

30〜60代の貯金目的1位は「老後のため」

30代を過ぎると、「老後資金」目的がグッと上がり、どの年代でも首位という結果です。老後は2,000万円不足すると失言をした政治家もいましたが、的は外れてないかもしれませんね。

30代、40代になって慌てて貯めるよりも、20代からコツコツ貯金していくと、将来が楽になります。

給料からいくら貯金すべき?

さっそく貯金計画を立てましょう。まずは毎月の手取り収入から、いくら貯蓄に回すべきか考えていきます。

手取りの10〜15%は貯金する

金融広報中央委員会が調査した「年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯)」によると、手取り収入の10〜15%がもっとも多い結果でした。

5%未満 7.4%
5〜10%未満 10.5%
10〜15%未満 14.7%
15〜20%未満 4.0%
20〜25%未満 9.1%
25〜30%未満 3.4%
30〜35%未満 8.8%
35%以上 12.5%
貯蓄せず 29.7%

出典:「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査) 令和元年」
https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2019/

月々の手取りが30万円の場合、毎月3万〜4.5万円を貯金に回すイメージです。これからは残りの85〜90%で生活していきましょう。

28歳は手取りの20%貯金を目指す

28歳といえば、30歳目前で転職を考える時期でもあり、また結婚や出産に向けてのカウントダウンが始まる年齢でもあります。

収入も上がり調子な今、貯金は10%といわず20%を目指しましょう。

結婚を控えている方は、結婚式やマイホームの購入に数百万円という大金が必要になってきます。

今なら遅くありません!すぐにライフプランを立て、無理のない範囲で貯金をはじめていきましょう。

28歳は貯金と投資のバランスが大事

貯金の大切は伝えてきた通りですが、友人との交際や趣味に使っていたお金を一切なくし、貯金だけに生きる生活はやめましょう。

これはあまりにも極端ですが、20代は転職や収入アップのために自己投資も大切になってきます。

将来のステップアップに向けて、本を読んだり語学を学んだりする、お金や時間の使い方も大切です。

28歳で確実に貯金を増やす方法

次になかなか貯金ができないという方へ、確実にお金を貯める方法を3つ紹介します。

先取り貯蓄で確実に貯金を増やす

まず確実に貯金を増やす方法は「先取り貯蓄」をはじめることです。

給料が入ったら、使い終わって残った分を貯金するのではなく、最初に貯金する金額を別の口座へ移します。

毎月お金を引き出して、別口座に振り込んでというのが面倒な方には、財形貯蓄がオススメ。

勤務先でこの制度が利用できれば、お給料から自動で天引きされ、自身で銀行に行く手間も省けます。

交際費の見直し

独身の場合、既婚者と比べて自由に使えるお金が多いため、飲みに誘われる回数も多いのではないでしょうか。

そのため交際費が大きな負担になって、月末になるとお財布がカラッポという方も。

交際費はいい人間関係を築いていく上で必要不可欠な出費ですが、手元に何も残らない支出項目でもあります。

最近収入が増えた方は、食事するお店のランクが上がったり、後輩にごちそうする回数が増えたりしていませんか?

これでは、どんなに稼いでも貯金は一向に増えません。

身の丈にあったお店を選び、気が進まない飲み会は断る勇気も必要です。

生活費の見直し

今すぐできる生活費の節約術を紹介します。

  1.  コンビニをやめスーパーを利用する
  2.  格安SIMに乗り換える
  3.  スタバをやめてコンビニカフェを利用する

出勤前にコンビニに行く習慣がないですか?

ペットボトルの飲み物やおやつ類を毎朝買う習慣がある方は、コンビニをやめてスーパーでまとめ買いをしておきましょう。

これだけでちょっとした買い物代が、30%くらい節約できます。

毎月の通信費は、格安SIMで半額以下を目指しましょう。

固定費を低額に抑えることで、年間数万円を生みだせます。

ちょっとした休憩にはスタバなどのカフェをやめて、コンビニのコーヒーを利用しましょう。

「今日は自分にご褒美」という特別なときだけ、カフェを利用しましょう。

まとめ

28歳で貯金に不安がある方へ、年齢別の平均年収や貯金額、貯金できる方法を紹介しました。

貯金をするには、何のために貯金をするのかという目的と、普段の生活からちょっとした節約の心掛けが大切です。

貯金は将来の自分への投資です。先々お金で不安にならないためにも、あなたが今できることを行動に移してください。

まずは口座残高をチェックして、今月の貯金額を引き落としに行きましょう。

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