フリーターは正社員に比べて収入が低いため、お金を貯めることは難しいとあきらめてしまいがちです。
実際、フリーターと正社員のお給料には大きな格差があり、お金を貯めることは簡単ではありませんが、工夫をすれば1000万円を貯めることは夢ではないのです。
ここでは、年収が少ないフリーターの人であっても無理なくお金を貯める方法を紹介します。将来のために、1000万を目指して貯金をはじめましょう。
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お金を貯めるには多い？少ない？フリーターの年収はどれくらい？
フリーターの年収は、正社員に比べて少ないのが現実で、日頃の暮らしで精一杯という人も少なくありません。
厚生労働省が毎年発表している「賃金構造基本統計調査」によると、平成30年の賃金では、「正社員や正職員の賃金は32万3900円」と前年度よりも賃金が増加しているのに対し、「正社員や正職員以外の賃金は20万9400円」となっており、前年に比べて減少しています。
賃金自体を比較しても、正社員や正職員に比べ、非正規の賃金は毎月10万円以上低く、お金を貯めるにはかなり厳しい状態であることがわかります。
正社員の方がお給料が高い、お金を貯めるには有利ということはわかっていたつもりでも、実際に数字で見てみると、やはり大きな差があると驚いてしまいますね。
フリーターのお給料は少ない！それでもお金をためる必要はあるの？
フリーターのお給料が少ないことは、多くの人が感じていることですが、この「非正規」二は、フリーターだけではなく、契約社員や派遣社員も含まれていますので、フリーターだけで考えると、賃金はもっと低いかもしれません。
このように、正社員や正職員以外はお給料が少ないのが現実ですが、将来の安心のためには貯金をしておきたいですよね。
結婚や出産、子供の養育費や老後の資金まで、人生の節目にはお金が必要になってきます。「お金がなくてもどうにかなる」という考え方もありますが、ある程度まとまった貯金があると精神的にも安定します。
また、急な病気や入院では、後からお金が戻ってくる場合でもいったんお金を立て替える必要がある場合も多いので、やはりまとまったお金は手元に持っておくべきであるといえます。
「毎日の生活にお金がかかる」「毎月お金を貯めるのは正直つらい」という人も、お金を貯めるコツを知れば、効率的に楽しくお金を貯めていくことができます。
まずは、お金を貯めるためにはどうすれば良いのか、ということを知って、できることから実践していけると良いですね。
フリーターがお金を貯めるコツ①副業をする
フリーターがお金を貯めるには、収入を増やすことが一番の近道です。最近では色々な働き方が増えており、自分に会った仕事を掛け持ちしている人も多くいます。
例えば、昼間にメインの仕事をこなし、帰宅後にクラウドソーシングを使って２つ目の仕事を行うという方法があります。
クラウドソーシングを使って収入を増やす！
最近では「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったサイトを通じて、簡単に仕事を受注することができるようになっています。
これらは「クラウドソーシング」と呼ばれており、ネット上で仕事を頼みたい人と、仕事をしたい人をマッチングさせるサービスとなっています。
パソコンの操作ができれば行える簡単な入力作業、アンケートの回答、誤字脱字をチェックする校正のようなものから、デザインやプログラミング、Youtube動画の編集まで、自宅にいながらにしてできる仕事がたくさんあります。
これらのクラウドソーシングを使えば、昼間はフリーターとして職場で働き、夜は自宅でパソコンを使って働く、という掛け持ちが可能です。
正社員の場合は副業が禁止されているところも多いのですが、フリーターはそういった制限がないので、自由に仕事をすることができます。
最初は手探りで始めたとしても、継続して続けていけば経験や実績を積むことができ、より単価が高い仕事を受注できる可能性も高まります。
「クラウドソーシングでのお給料は貯金に充てる」と決めて仕事をすると、「生活のためのお金」「貯金のためのお金」をしっかりと分けることができます。
ついついお金を使ってしまう・・・という人は、クラウドソーシングのお給料入金口座を「貯金口座」と決めて、手をつけないというのもひとつの方法です。
フリーターがお金を貯めるコツ②実家暮らしをする
フリーターのお給料では、生活するだけで精一杯という人も多いでしょう。しかし、一人暮らしをやめて、実家での生活に戻るだけでも、毎月数万円のお金を貯金にまわすことができます。
一人暮らしをしている場合は、
- 家賃
- 共益費
- 駐車場代（車を持っている人）
- 水道光熱費
- インターネットプロバイダ料
- NHK受信料
など、様々な費用がかかっており、すべてを合計すると毎月10万円近く支払っているという人も多いでしょう。
しかし、一人暮らしをやめて実家から通うようにするだけで、家賃を支払う必要はなくなります。
また、実家で折半するにしても、水道光熱費やプロバイダ料の支払いは確実に少なくなりますので、毎月かなりのお金を節約することができるのです。
一人暮らしの方が気楽だったり、職場から近いという利点があるかもしれませんが、お金を貯めたいと考えているのであれば、実家暮らしの方が確実に有利ですので、検討してみることをおすすめします。
フリーターがお金を貯めるコツ③家賃の低い地域に済む
毎月の生活費で大きな割合を占めるのは、やはり家賃ですね。出来れば実家通いがおすすめなのですが、実家には戻らないという人は、家賃が低い地域に引っ越すことを検討しましょう。
今いる地域で家賃が低い物件を探すと、家が古かったり、治安が悪い場所にある物件だったりして「生活の質」を下げることになってしまいます。
毎月お金を貯めたいけれど、安全面で不安があったり、古い家に住んで気持ちが暗くなっていたのでは、楽しく生活することができなくなってしまいます。
家賃の地域が安い地域に思い切って引っ越せば、毎月の支出を下げ、なおかつ現在と同じレベルの家に住むことができるのでおすすめです。
駅や都心から離れるだけで、家賃はかなり下がります。
お金を貯めるには、毎月の固定費を下げることが大切ですので、家賃が低い地域に住むことも検討してみましょう。
フリーターがお金を貯めるコツ④住み込みで働く
フリーターは一つの職場に束縛されず、身軽なことが魅力です。そんな特徴を活かし、工場の住み込みやリゾートバイトでまとまった期間働くと、短い期間で多くのお金を貯めることができます。
住み込みの仕事は
- 寮があるので家賃がかからない
- 食事つきのところが多く、食費がかからない
- 頻繁に外出しないので、お金を使う機会が少ない
というメリットがあり、もらったお給料のほとんどを貯金にすることができます。
まとまったお金を短期間で貯めたい、という人にとってはは最適な方法であると言えるでしょう。
工場で働くのは抵抗があるという人も、リゾートバイトであれば楽しみながら仕事をすることができます。沖縄から北海道までの広い地域で、ホテルや旅館などの求人があり、「食事３食無料で交通費全額支給」「毎月30万以上稼げる」という案件も多数ありますので、一度求人をチェックしてみても良いでしょう。
これらの住み込みの仕事は、まとまったお金を稼ぐことができますし、お金を使う機会も減るのでストレスなくお金を貯めることができます。
フリーターがお金を貯める⑤格安スマホに変える
フリーターの人であっても、スマホにはお金をかけるという人も多いでしょう。「スマホの機種はこだわりがあるので安いものは嫌だ」という場合でも、ドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアから格安スマホ会社に変更するだけでも、毎月数千円以上の金額を節約することができます。
格安スマホにも色々ありますが、例えば楽天モバイルの場合「通話+データ2GB」のプランを、最安で1480円で利用することができます。
大手キャリアの場合は、5000円以上支払っている人も多いと思いますが、毎月のスマホ料金を節約するだけで、年間数万円の貯金をすることができますので、格安スマホへの乗り換えを検討してみましょう。
フリーターがお金を貯めるコツ⑥公共料金支払いでポイントを貯める
フリーターがお金を貯めるには、クレジットカードのポイントを上手に活用することも大切です。でも、買い物でクレジットカードを使ってポイントを貯めようとすると、お金を使いすぎてしまったり、必要ないものまで買ってしまう「無駄使い」に繋がる場合がありますので注意が必要です。
クレジットカードでポイントを貯めるには、「公共料金支払い」をクレジットカードで支払う方法がおすすめです。
水道料金、電気代、ガス代、固定電話使用料などの公共料金は、一人暮らしの人は毎月必ず支払っており、まとまった金額になりますね。
これらの支払いを現金で行っている人も多いのですが、「公共料金支払いでもポイントがしっかり貯まるクレジットカード」を利用すると、ポイントが貯まってお得です。
公共料金を支払うとポイントが貯まりやすいおすすめのクレジットカードは「オリコ・ザ・ポイント（年会費無料・１％還元）」「ｄカード GOLD（毎月9000円以上ドコモ支払いしている人は実質年会費無料・1％還元）」「リクルートカード（年会費無料・1.2％）」となっています。
特に、リクルートカードはnanacoチャージで税金を支払うことができ、nanacoをチャージしたときにポイントをもらうことができます。
つまり、nanacoを使うと税金の支払いでも間接的にポイントを貯めることができるので、他のクレジットカードに比べてよりメリットが高くなっており、おすすめです。
貯まったポイントを日頃の支払いに使えば、その分の現金を貯金にまわすことができます。
まとめ
フリーターはお給料が少ないから貯金は無理だ、とあきらめてしまっている人も、お金を貯める努力を続けていけば、まとまったお金を貯めることが可能です。
家賃が安い地域を調べたり、スマホを乗り換える、ポイントのためのクレジットカードを申し込むなど「ちょっと面倒だな」と思うこともあるかと思いますが、その手間をおしまずに行動することで、お金を貯めやすい生活にしていくことができます。
フリーターでも1000万円貯めることは夢ではありませんので、今日から目標額を決めて「お金を貯める」ことをはじめてみましょう。
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