自分の貯金額が平均と比べてどのくらいなのか、気になりますよね。
30代ともなると、「ある程度の貯金額はあった方が良い」とは思うけど、実際の相場はどれくらいなのか知らないという人も多いのではないでしょうか。
相場と比べた時の自分の位置と今後の対策を把握しておくことで、金に関する漠然とした不安が取り除けますよね。
全体の中での自分の正確な位置を知るには、平均値の他にも中央値というものを知らないといけません。
今回は、中央値を解説しつつ、33歳にフォーカスして、分析していこうと思います。
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33歳の平均貯金額は?
まずは実際の平均貯金額を確認していきましょう。
転職サイトのDODAの調べにによると30歳から34歳の平均貯金額を以下のようになります。
年齢 | 平均貯金額 |
---|---|
30歳 | 328万 |
31歳 | 379万 |
32歳 | 419万 |
33歳 | 433万 |
34歳 | 464万 |
自分の現在の貯金金額と比べてみて、どうでしょうか?
「平均ってこんなに高いの?」と思われる方も多いのではないでしょうか?
しかし、これはあくまでも「平均値」であり、現実味を帯びた数字ではありません。
どういう事なのかについて、これから説明していきます。
平均値と中央値の違いを簡単解説!
平均値と中央値の違いについて説明していきます。
まず、平均値は“数値の合計をその数値の個数で割ったもの”を言います。
これは理解出来ている方も多いと思いますが、問題は中央値ですよね。
ひとことで言うと、中央値とは“数値を小さい方から並べた時に真ん中に来るもの”です。
ここからは例を挙げて説明していきます。
貯金額が違う7人がいたとして、その7人の貯金額が以下のようになっているとします。
0円 | 3人 |
---|---|
50万 | 1人 |
200万 | 1人 |
700万 | 1人 |
2億 | 1人 |
この場合の平均貯金額は約3000万円です。
7人中3人も貯金額が0円なのに、平均貯金額が3000万だなんて、多くの人にとっては現実的な数値ではありません。
では、中央値で考えていきましょう。
7人の貯金額を一つずつ並べてきます。
0円、0円、0円、50万円、200万円、700万円、2億円
この中での真ん中の数値が中央値なので、中央値は50万円です。
平均値に比べたら金額の差にびっくりですよね。
33歳の平均貯金額は433万でしたが、この数値も一部の富裕層が数値を釣り上げているという訳です。
33歳の貯金額の中央値は?
33歳の中央値に関する正確なデータはありませんでしたが、DODAの貯蓄分付図を見る限り、300万円くらいかと思われます。
33歳ともなると中央値でも高い印象ですね。
30代の貯金事情の以外な事実
33歳にフォーカスして考えてきましたが30代で考えていくとどうでしょうか。
30代で貯金がない人は約4割!
調べた結果、なんと30代全体で見た時、貯金金額が全く無い人が4割もいるみたいです。
実際に貯金が無い人からするとこの数字は安心材料になると思います。
20代であればまだ分かりますが、驚きの結果です。
もしかしたら、結婚等のライフイベントで貯金が無くなってしまった人が多いのかも知れません。
30代の5人に一人は500万円以上の貯金がある
貯金が無い人がいる一方で、20%の人、つまり5人に一人が500万円以上の貯金があるみたいです。
30代になるとコツコツ貯めてきた人とそうでない人でかなり差が開くという事ですね。
貯金額に不安がある人はお金に対する向き合い方を変えよう
ここまで見てきて、自分は貯金が無くて不安だと感じた人も多いと思います。
将来、安定した生活を送るために、今からお金に対する考え方を変えていくべきでしょう。
以下に堅実に貯金をしていくための方法をいくつか挙げておきます。
- 家計簿をつける
- 貯金用銀行口座を作る
- 定期預金や積立貯金を利用する
- 最低限の必要予備資金は貯金する
33歳の平均貯金額!今後のお金との向き合い方とは?まとめ
ということで、33歳の平均貯金金額は433万円で、中央値は300万円前後でした。
自分が思っている以上に同じ年代の人の貯金額が大きくて驚いた方もそうで無かった人もいたと思います。
自分の人生にあとどれくらいお金が必要で、その為にはどうしていくべきなのかを考える良い機会になったのであれば幸いです。